稽古場より徒然なるままに

6月16日(日)
 
ついにこの日がやってきました。夜光堂第5回公演『Rishou〜現代山中妖噺〜』の練習最終日。これで残すところは、前々日・前日の仕込みと劇場練習のみとなりました。早い。いつも思うけど月日が経つのは本当に早い! 前回公演から数えて実に8ヶ月が経過しておるわけですよ。その中で台詞変わったりキャラクター変わったり、色々した筈なんですけど・・・・。あまりにもあっという間に過ぎ去った感じで、あまりにも実感がない・・・・。練習最初はいつも通りに基礎練習と発声練習をして、まずは、カーテンコールの練習から。今回のカーテンコールはちょっとした余興がありまして、その余興部分の練習。あああ〜また新しい段取りと動きがぁ〜!! 実を言えば、私のやらねばならない動きなんか本編と同じで、一番緩くて軽いモノなんですね。現に、『できない〜! 覚えられない〜!! 私はダメ〜!!』と大騒ぎしていたら、『君の段取りは少ないでしょ!』っと吉田嬢にびしっと言われ『ハイ・・・』と引き下がる私なのでした。ぬぬぬ・・・・しかしこの時期にまた一つ不安要素を抱え込むことになろうとは・・・・・。練習を観ていた高橋様(さかなスタジオ)から『内山さんだけ変なんだけど〜?』と言われて『あああ〜!!』と頭を抱え込む私。夜光堂ダンシングチームへの参入を許される日はまだまだ遠い・・・・。
因みにこの余興にはゲストに夜光堂と縁深いアノ人が出てくる予定になってます! 可愛く楽しげな作りになっておりますので、皆様、どうぞどうぞ、お楽しみに!(そのためには公演を観に来ないとダメですぞ!)

その後、動き・段取りで気になる場所を確認。これやって気付いて思わず苦笑いしてしまったんですけど・・・・確認部分って全部、『ヒサゴが出ている場面』なのな。芝居って言うより、私の段取り練習? 不手際修正? 私がやると大抵の場面は危うくなるらしい。いや、自覚はあるからいいんだけど、『最後にあそことこことあれだけは確認させて貰おう・・・』と自分で思っていた場面が、相手役に『あそことこことあれを確認したいんですけど』と申告されている驚き(笑)。全く、見事なくらいにね・・・。
演出様に『内山さんはどこを確認したい?』と問われ『いや、ないっす・・・』と答えたのは決して私が完璧だからではなく、先に言われてしまったからなのですねぇ、いやはや。そんな私は、嘘か本当か『前日の午前中3時間は、内山君の段差慣れ練習に使うね』と言われている役者。前回公演は確か、動きが怪しくて舞台から落ちるのではないかという心配をされて予定より平板半枚分、舞台を大きくして貰った女・・・・。私の不器用さは演出のプランをも変える・・・・。(ちっとも自慢することではない)私自身は自分の段取りで頭が一杯だから『危ない!』とかちっとも思わないんですけど、端から見ると私の動きはとてつもなく不安を誘うモノであるらしい・・・・・。
お昼を挟んで、午後からは通し練習。本番前日のゲネプロを除けば最後の通しです・・・。みんなそれが頭にあって、それなりに気負っていたんですが・・・・・。芝居中に吉田嬢がふいに床に足を滑らせて『うひゃあ!』とうっかり声を上げたところから、途端に緊張が解けて、何だかいい感じに肩の力の抜けた、妙に役者が楽しげな通し練習になりました。七海氏曰く『あれを聞いた途端に『この通しは何やってもいいんだな』と思って・・・』とのこと。実際、終わった後に『何だ、この通し〜!』との声が上がった通しではあったのですが、とっても和やかで穏やかな雰囲気の中、最後の練習を終えることができて、とても良かったと思います。そして、吉田嬢の『うひゃあ!』は今後、今公演の思い出を語る際に欠かせないエピソードとなることでしょう・・・・。(本人は不本意だろうが)
私がヒサゴでいられるのもあと一週間。皆様にお会いできるのを楽しみに待っています。
チケット販売、まだまだ受付中! 
どうぞ、来週の23日(日)門前仲町にお出で下さいませ。
8ヶ月に渡る練習日記もこれで最後!(第5回公演分はね・・・)長い間お読み下さってありがとうございました!
内山良子でした! アデュ〜!!
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6月15日(土)
 
一週間は早い! 何だかんだとバタバタしているうちに、あっという間にこんな時期になってしまったわけです・・・・。来週の今頃は小屋入りして、ゲネプロの最中であったりするんじゃないかと思うと・・・・正直割と途方に暮れる・・・・。具体じゃない何か漠然とした不安・・・・。『いいんだろうか、板の上に立てる状態なんだろうか』と自問自答の繰り返し。いや、そんなこと言ってる間があるのかお前、って気も多分に致しますけれども・・・・。焦りだけはあるけど、その焦点が掴めない、妙に中途半端な感じ・・・・。段取りが! 音合わせが! 完全に覚えきったという自信がないので・・・・。何か、毎回同じ不安を訴えているような気が致します、私。

さてさて、今日はいつもより30分ほど短い練習時間で通しを2回やるという、強行軍でした。照明を担当して下さる佐藤さんに全体を見て貰って照明プランを見通して頂くのです。いつも私たちの芝居に思いも寄らない素敵な彩りを添えて下さる大事なお方の一人です。夜光堂は本当にスタッフ運がいいなぁと毎回しみじみ思ってしまうわけなのです。芝居を1・2度見ただけでプランが出来ちゃうんですよ! すごくないですか〜?(プロなんだから当たり前なのかも知れないけど〜)事前に今日は通しを2回やることは聞いていたので先週から気合いを入れていたのですが・・・・ガーン、起きたら8時〜!! 私のバカバカバカ〜!! それから家を出るのに12分。えっちらおっちら大荷物で駆けつけて10分ほど遅刻・・・・。私の気合いって何・・・・?
既に、舞台監督の松山さんが稽古場におり、程なくさかなスタジオさんたちがやってきて、手早く通しに備えて簡易の袖幕などを作って下さる中、一人でオロオロ・・・。いかん、土壇場に弱い気質が遺憾なく発揮されている。佐藤さんの到着が10時半ということでそれまでに通しを出来る状態にするため、基礎練と発声練習を済ませて、ふと見たら、私以外の2名は既に衣装を着ている! 吉田の衣装は以前、簡略バージョンを何回か見たのだが・・・・・すごい柄だ、中のシャツ・・・・。(何でも衣装の西仲村さん入魂の選択『究極のおばちゃん服』であるらしい)そして、話題には何度ものぼって聞いたものの、この目では一度も見たことはなかった、噂の七海の和服・・・。おお、本当だ、『舞』って書いてある!! すごい、こんな和服が世の中に売っているとは・・・・芝居の他に何に使うんだ、不思議過ぎる! それぞれ割に似合っているんだから、不思議・・・・。そして私は作務衣・・・・。芝居の現場以外ではなかなかにお目にかかれない組み合わせだと思うんですが・・・・如何でしょう・・・・?
やがて佐藤さんが登場し、まずは一回目の通し・・・・。あ、場面練習等を一切やらずにいきなり通しって初めて・・・・。と気付いたのがどうにもいけなかった。何となく恐る恐る探るようになってしまい、大きく段取りを間違えたりはしなかったものの、何となく不完全燃焼、って感じで終わってしまったのです・・・。折角の貴重な通しの時間を・・・!! 勿体ない!! そして、未だに特定のところになると台詞が怪しくなるのは何故なんだ・・・・? 同じとこを同じように間違えてる・・・『〜って言っちゃダメなんだよな』と言い聞かせてるのがいけないのか、その場に来ると毎回、混乱してしまい変な台詞を口走ってしまう・・・。
因みにここ最近、通し後にあちこちで『チクり』が発声する(笑)。自らも舞台に出て詳細を見ることができない演出に、各々のミスを自他含めて申告。まぁ、私のチクられ具合の多いこと・・・・。細かいミスなんだけどね・・・・。こういうのが不安の一端なのかな・・・・。2回目の通しも何となく不完全燃焼・・・・。
明日は最後の練習日、せめて何か手応えを感じて終わりたいんだけど・・・・。あああ、平穏に『よっしゃ!』と公演前を迎えることができるのは一体いつになるのでしょうか。
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6月9日(日)
 
今日はサッカーワールドカップ・日本第二戦? だったみたい、ですが〜。夜光堂のメンバーは残すところ2週間余りになった公演のことで頭が一杯・・・?(とは言え公演前じゃなくても特に興味はない、非国人かもしれない、僕らは・・・・)今日も朝9時から夜9時までの一日練習。昨日できなかった通しをやるぞ、と意気揚々だったのですが・・・・。午前中の私は目の前がやや真っ暗で視界が狭まるあの感じに浸りきりでした。そう、結局昨日出来なかった殺陣と動きの練習をしたので・・・。でも、本当のことを言えば私よりも絶望感に苦しかったのは演出様と共演者たちであったのだと思います。冗談みたいに、出来ないんですもの、私。『ここで止まる!』とか、『ここで踏み込む!』とか、いう指示が、やるたびにスルーしていた私。『これで本当に舞台に立つのか、コイツは・・・?』ってぇくらいにひどかったんですよ、私。それを自覚してるから、焦るし、焦ってるから新しい指示を受けるたびにその前に受けていた指示を忘れる、という具合。演出様の声は悲鳴に近くなるし、横でアドバイスをくれている吉田嬢の目にも『どうにかせな!』という色が次第に濃くなってゆくし、私はどんどん自信を失って言動があやふやになっていくし。ナーバス。
そう、今日の稽古場の午前中はナーバスでした。演出様が私に理解しやすいように、曲の区切りに合わせて動きを考えてくれ、それを(格好はともかく)繰り返しやってどうにかタイミングだけは覚えて、午前中は終了。殺陣の練習を繰り返してやったので、体力的にもですが、精神的にも追い詰まった3時間でした。人並みに12時にお昼休憩に入り、午後の前半にちょっと音響関係の合わせをやり・・・・今日はその後通しを2回やりました!! 本番と似たようなペースですね。2時半から一回、5時35分から一回。午前中に覚えたものの、まだ完全に『タイミング、ok!』って訳ではなかったので、通しはやりたくて、出来て嬉しかったんですけれども、始めるまで不安で怖くて、仕方なく・・・。ついつい稽古場の隅で膝を抱えて丸くなり、かと思えば落ち着かずにウロウロと歩き回り、視界が狭まっているために注意が行き届かず足下のペットボトルを蹴飛ばしてしまったり。自分の度胸の狭量さを知りましたね。
2時半の通し寸前に、前回・前々回と公演に出演、只今休堂中のメンバー、角地が練習に顔を出してくれて、(彼女は今回、公演の前日から一緒に準備を手伝ってくれます。当日は前説もやります。角地ファンよ、今回、芝居には出ないが素の彼女に会えるので来た方がいいぞ!!)『うおっ、身内だけどお客だ!!』と。更に緊張を高める私でありました。
まぁ、心配に反して大きなミスはなかったんだけど・・・・。染みついてるもんだね、台詞。みんな『う〜ん、覚えているだろうか、台詞・・・・』とか言いながらも、ちゃんとそれなりに出来たし。いや、噛んだり噛んだり噛んだり、してたんだけどね(笑)。全体的に流れを止めることもなく、進めることができました。しかし、珍しく何回か台詞を噛んだことを気に病む七海嬢は『ビデオ消して〜』と何回もつぶやいてましたが。
そう、さかなスタジオさんがビデオとモニターを持ってきて下さったので、その2回の通しを撮ったんですよ。で、それを見ながらダメ出し。みんな、自分がミスしたところは飛ばしたがり、他人がミスしたところは見たがったので(笑)、一回目の通しは、結局全部、見てしまいました・・・・。
それにしても・・・・・疲れる! 私は殺陣も動きも台詞も他の2人より少ないので大分ラクな筈なのですが、それでも、一回目を終えた時点で身体がバキバキになっているのが分かったんですから・・・・。故に、やっぱり2回目の方がミスが多かったりして。私も、タイミングに夢中になってしまって思いっ切り自らの腕を小道具にたたき付けてしまい、青あざを作ってしまいました。止められなかったんですねぇ、筋力が弱くて・・・・。2回目が終わった時点で、僕らはヘロヘロ。『3回目はやらないの? 後半だけならできるんじゃない?』という、さかなスタジオ・高橋さんの茶目っ気たっぷりの提案に、揃って床に大の字になり『やるならやれ!』と叫ぶ始末。本番だったらこの後に舞台バラシをやらねばならないのだ・・・・・。
来週で練習は最後。2週間後の今頃は・・・・公演が終わっている!! 時の流れは本当に早い・・・・。力一杯、悔いのない舞台を作りたいと思います。だから皆様、6月23日は是非、門前仲町においで下さいませ!!!
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6月8日(土)
 相変わらず暑い日が続きますねぇ。梅雨はどこに行ったのでしょう・・・・。迎えないうちに夏が来るのか・・・まぁ、汗だくのジャージが乾くからいいですけどぉ・・・。(2日練習の2日目、さすがにTシャツは変えるがジャージまでは替えられないのではあるが・・・・)最近ずっと朝9時から夜9時までの12時間練習が続いていますが今日の練習時間は何と5時まで! 施設の空き時間の関係もあるのですが、12時間練習を続けた後だと、ちょっと気抜けるくらいに短い感じ。それでも8時間あるんだじぇれどもね・・・・。いかに、毎回色んなことがあって、色んなことをやっているかという話ですけれどもね、ええ。

今日は練習冒頭に、ライターのうみのさんと言う方が夜光堂の取材にいらして、基礎練習だの発声練習だのをやってる間に走り回って我らにインタビュー。『直前だし、大したお構いができないと思いますけど・・・』という宣言通り、マイペースにいつも通りに動き回る僕らを捕まえて話を聞き出すのはさぞかし大変であったことでしょう。はて、どんな原稿になるやら!? 最後まで基礎練習やら発声練習をやっていた私に『割と身体作りに専念する方なんですか?』と尋ねてくれたので「いや。遅いんです私、ペースが」とお答えしたら、ちょっと困った顔をしてました(笑)。これで、彼女の中の『内山像』は『精神の脆い、とろいヤツ』で落ち着くんだろうか。(練習前にちょっとやった取材で『精神的に細いのは内山です』と他の2名が声を揃えて進言)・・・・確かに、そこからはずれてはいないよな、と思うのが悲しくもある・・・。
さて、先週は通しをやったり致しましたが、今日は主に動き練習をやりました。普段の稽古場にはなかった、段差のある舞台を今日は作ることができたので〜! そう、本番の舞台には段差がある。高さにして30センチほどのものだが・・・・これが割と曲者というかある意味難物であったりしまして。段取りとか、やっぱり平面でやるのとは勝手が違うわけですから、降りたり上ったりすることでタイミングがずれたり、身体にかかる負荷が違ったり・・・・するわけですよ。折角なので今日はその辺の確認をしましょう、ということで。通しまでできたら良かったんですけど、私がタイミングをずらしまくり、身体がブレまくり・・・・で、『確認してみよう』『体験してみよう!』から、『この動きを直そう!』『段の昇降込みの段取りを覚えよう!』になってしまったのですねぇ・・・。
何せ、段から降りて歩くだけで真っ直ぐに歩いてないんですもん、私。しかも、吉田嬢に指摘されるまでそれを分かっていない体たらく。先週、『音が聞こえた!』とはしゃいでいた(音に合わせて動きのある場面だったもので)場面も、確かに聞こえてはいるんだけど、自分では合ってるつもりの動きのタイミングが合ってないことが判明。ブレてる分、余計な時間がかかって遅れているという。ブレないよう『止めて!』と言われ力を入れて自分なりにあちこち止めるものの、『そうじゃない!』。お手本に2人がやってみせると、2〜3回やると頭がグラグラして筋が張る、そうなんですけれども、私は5〜6回やっても平気なくらいなので・・・・。明らかに間違い。更にその後に平面でやる殺陣の型もなってないことが判明。相手役の七海氏に『怖い〜!』『危ないっ!』『ちょっと待った!』と叫ばれること数回。『相手の呼吸を読むように』と再三に渡って注意を受ける・・・・。自分の動きにばかり気を取られて、音楽は聞こえないわ、相手に突進して段取りを崩すわ、で・・・・最悪。
段と言えば、吉田嬢が上段から下へ飛ばされて落下するっていう、すごい見所アクションがあるんですけど。これ、端から見ててもドキッとするようなアクションなんですよ。一歩間違えたら怪我をしてしまうんじゃないかって。無論、細心の注意を払ってやらなくちゃいけないわけですけど・・・・その相手役が・・・・私なのです・・・・。ただでさえ怖いのに、更なる恐怖を相手に与えてるらしい・・・・。より危険な動きをしなくてはならない彼女に合わせさせてる、という。あんまりですよね、あんまりだ。
そんなあんまりな自分を再発見して今日の練習は終了。通しはできませんでした。折角段があったのにね・・・・。
今日も練習日記が『ダメダメ日記』になってしまった・・・・。う〜う〜。唸ったって仕方ない、自分のせいなんだから。本番まで、あと、2週間余りです・・・・。
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6月2日(日)
 今日も一日暑かったですねぇ! しかし、大変に幸いなことに今日は稽古場の冷房がついに作動し始めまして。これでようやくじとじとべったりの不快感からは逃れることが出来たのです。まぁ・・・・とは言っても結構飛んだり跳ねたり色々するんで、サラサラの肌って訳には行かないんですけれどもね。いやぁ、昨日と比べれば段違いに快適空間ですわ!

これまで場面練習をずっと続けてきて、時にはその場面一つ一つを繋げてやってみたりして来たんですけど・・・・。いや、あるもんだね「あれ、ここそう言えば具体的に決めてなかった」っつーのが。そして出てくるもんだね、新しい動き。本日の午前中はそんなところをやりました。音楽に合わせて、3人して舞台を駆けめぐる! といった具合の場面。お客さんが観ていて「おお、コトが転がり始めたぞ」と思う場所なんじゃないかな。ここも音に合わせて動きが決められているので、例の如く私は四苦八苦でした。何度やっても『遅い!』って言われちゃうんですね。タイミングがどうしても合わない。お手本の七海氏はものすごく自然に音に合った動きをしているし、特に難解な動きである、という訳ではない。しかし合わない。なるべく演出様のイメージ通りの世界を構築したいと思うし、自分がタイミングをはずしてしまうと、後々のタイミングもずれてしまう訳だから、責任重大。ふとした身体のブレなんかでタイミングは簡単にずれていく。やっぱり、動きに『止め』がないのが重大な問題であるようで。いや、私は『動きを止めて』と言われて止めているつもりでいるんです。
だけど・・・どうやら甘いみたい。本当に『止め』をしようとすると、全身の筋肉をそれこそフルに使って大変らしいのですが、『らしい』と言ってることからも分かるように、私は七海さんや吉田嬢が良く言っているように『止め』をやったおかげで筋肉痛、みたいな経験をしたことがないのです。腕を振り回しすぎたせいで脇腹が吊る、みたいなのはあるんですが・・・・。だから、使う筋肉が足りない上に間違っているのでしょう。そんな私ですが「ああ、継続は力なり、だなぁ」と思ったのが、最初にやり始めた頃は気付いたら曲のタイミング部分がもう過ぎてる! だったのが、繰り返す内に、曲が聞こえ始めたんです。それで、とりあえず、ひどくタイミングをはずすことだけは避けられるようになりました。そうすると、『動き』に関しても注意が払えるようになる。いや、そうやって注意を払った分、そっちに意識が行きすぎて、タイミングはずしたりもするんですけど(←本末転倒)。いや、聞こえるってだけで、随分感覚が違うんだなぁと思ったわけですよ。新発見。(今更か!)午後は頭から少しずつ場面を繋げて行くパターンで。あのね、私ずっと『ひどい』と言われてた場面で、今日初めて『今までのなかで一番まし』っつー評価を頂いたのです。嬉しかったですねぇ・・・・。が、次に違う場面をやったら『どーしてここは、そうなるんだ〜!』ってやっぱり言われてしまったんですけどね。でも、何か光明、って気がしました。とりあえず、気負いはマイナスにしかならないらしい、私の場合。
そして、やはりこのことを書かないといけないでしょう。今公演の練習を始めてから実に6ヶ月。本日、私たちはこの演目の初通しを致しました〜!! 個人的には超・予想外。近いうちに来るなとは思っていたけど、まさか今日とは! いそいそと色々準備して、スタート! やっとこの芝居の全貌が明らかに!! 上演時間が、全体の流れが白日の下に!(興奮状態)何かね、自然に身体とか口とか動くのが不思議でした。場面練習とかだと、詰まったりふいに素になったりすること多いところを、気付かないうちにクリアしている。通しならでは、なのかも。絶対にそこで止められないから。
『あれ?』と思ったのは吉田嬢でした。あのね・・・場面練のときの何倍もいい芝居してた。リアクションとかすごいナチュラルなの。何故かつまずいてた台詞とかすらすら言えてしまってるの。通しマジック?
本日の所要上演時間は1時間16分24秒(確か)。思っていたよりは短い。が・・・思っていたより疲れた! 体力的には私が一番楽な筈なので、七海氏・吉田嬢の身にのしかかる疲労はいかばかりなのかと思われます・・・・。でも、みんなそれぞれ、満足気な顔をしていました。
ああ、公演やるんだなぁ、芝居やるんだなぁ、とすごいホクホクした帰り道でした。ああ、楽しかった! 来週も頑張るぞ〜!!(しかし、気負いすぎは良くないことを覚えておこうっと。
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6月1日(土)
 ついに6月に突入。第5回公演の本番その日がついに今月中に迫って参ったわけで。何だか時間に取り残されてしまった感があるマヌケは私だけでしょうか。
今日は実に暑かったですねぇ! うっかり長袖で出てしまった私は7分の距離にある駅に着いた時点で既に後悔。しかも、稽古場はまだ冷房に切り替わっておらず。この暑い中、汗だくで動き回るのに、空調から出てくるのは「送風」ですよ、「送風」!今日書いた汗の6割は運動によるモノでないと言うのが、何だか理不尽に思えてならない私たちです。

さて、音響・効果音がバシバシ決まっていくここ最近。効果音なんて60あるらしいですよ、この芝居! 演出の求める音を見つけ出して、繋ぐGENさん(夜光堂音響顧問)未だに大忙し。『この音の頭を切って2音目から使いたい』とかいう要求に、愛用の機器を駆使して即座にお答えするんですから。その技術には毎回ながら目を見張り、素直に賞賛の言葉を贈りたい! 豊かな演出様のイメージもすごい! 誇りを持った人間の仕事は素晴らしい!
今日は芝居(演技)の練習は2の次にしてそこいらへんの音響関係の作業日となりました。(芝居の練習は明日集中してやる模様)。とは言え、その音に合わせて動いたり段取りをしたりしましたので、いつもと変わらず汗だくになるわけです。『デカ殺陣』と呼ばれてる殺陣がありまして、そこの音響がちょっと変わったので、その段取りつけをやったんですけど、何か私、どんどん強くなって行く感じ・・・。ほとんど動かないのに(笑)。ちょっと身体を動かしただけで、人様がポンポン飛んで行くのです・・・・。むーん、かなり上手く出来ている・・・・。これは、もう相手の技量だね! いや、ビデオを撮ってその動きの確認したんですけど、私自分で思ってるより・・・・身体がかなり傾いているんです。まっすぐ立ってるつもりなんですよ、私の感覚では。でも、ビデオに映る自分は・・・・Sの字? みたいなんですよぉ! すごく捻れてるの。ビックリしました。相手を派手に飛ばすにはちょっと説得力に欠けるかもしれないと思って、強く反省致しましたです、ハイ。あと、力の入れどころとかやっぱりちょっと違うかも知れないなぁなんて思って。折角、動きをつけて貰ったんだし、強いんだし、それらしく見えるようにしたいわ、やっぱり!!腰かな、足かな・・・・とにかく下半身が変かも、私。それにしても、強い立場は楽しいな(笑)。やられる方にはやられる方の楽しみがあるのかもしれないけど。
そう言えば、今日、七海氏の代役で舞台の上で刀を振って見栄を切る、みたいなことをやったんですけど、本役がやると、ビシッと決まって格好いいのに、私がやると、○ーラームーンの決めポーズにも劣るのは何故? 獲物があれば誰でも決まる訳ではないのね。やっぱり個々の技量とかキャラクターがモノを言うのね。自分でやってて『不自然だ、私は今、すごく不自然だ』って思うくらいだから、相当だと思います。
まぁ、実際にやらない動きはともかく。『君はこのビデオを観て動きを覚えなさい。その通りにやってくれればそれだけでいいから!』とのことなので、そうしようと
思います。
ちょっとだけでしたが、先週やったラスト付近の超・感動シーンをやりました。目的は照明を消すキッカケ決めだったんですが、折角だからやらしてもらおうと思って。ここで私は『柔らかく微笑んで会場を涙の渦に巻き込ま』ねばならんのです。けど失敗しました。顔が強ばって笑えない・・・・。一応、無理矢理に笑ってみたら、共演者の七海氏が顔に大きく『違う』と書き込んだ苦笑で、そっと首を振っておられました。ひどい顔だったんだろうな、私・・・・。
明日は芝居練習。今日は苦笑でそっと首振り、で済んだけど、そうは行かない。笑わねば、笑えるようにならなければ! こういう気負いが私の顔を堅くしているのでしょうか。素直に流れに身を任せば良いのでしょうか。明日は、冷房利くといいな、部屋・・・・。
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5月26日(日)
 今日の練習は朝9時から夜9時まで! ここ最近、一番なじみ深い練習時間かもしれないいですね。数字にすれば・・・・12時間。長いような気もするんですけど、実際に練習をしていれば、あっという間ですね。やること沢山あるし。そう・・・やることが沢山・・・・今日の私には本当に沢山・・・・今まで有耶無耶にしていたことが沢山・・・跳ね返って来たのでした。
夜光堂専属音響顧問のGENさん所持のMDレコーディングプレイヤーが謎の反逆を起こしまして。これまでGENさんがこつこつと作り上げてきた音楽や効果音の入ったMDが突然にブランクディスクになってしまう、という事態が勃発しまして。GENさんはそのディスクをイチから(CDからのダビングから)作り直しせねばならなくなりました。稽古場の片隅でGENさんが作業をする間(音響担当の常世田さんが来るまでに復旧させねばならないので)に、私は演出様とマンツーマンで台詞の練習・・・・だったんです、確かに最初は。これまで幾度となく問題とされていた、とある場面の。しかし。私の発声が余りにひどく、声を張り上げれば聞くに堪えないアクセントが生まれ、それを抑えようとすれば『・・・幕に完全に吸収されるよ、それは・・・・』という有様で、『君、ちょっと「あ〜」って発声してみなさい』という話になり、「あ〜」ってやったら。『まやかしだ、その発声はまやかしだぁ〜!!』ということが白日にさらされ、そこから『発声練習』になったのでした。まやかし・・・・『腹式で発声をしてるような音を出しておきながら、実はバッチリ喉の声』という・・・あざとい声です。『ような音』が出るならいいんじゃないかと思う方もいらっしゃるかも知れないんですけど、聞き比べてみると、違うのは一目(一耳?)瞭然なわけです。簡単に言うと、正しい発声は口から出る声が一本の筒みたいに伝わりますが、喉で出した声は声が周囲に散らばります。要するに、とっても聞きにくい! その場面は私が台詞で雰囲気を作り上げなきゃいけない場所で、しかもそれがしっとりした雰囲気であるので・・・・それが聞づらいとなるともう・・・・大変にヤバイ訳です。
で、「あ〜」。一回ずつ、『まやかし!』『そう!』『もっと出るでしょ』等のコメントを頂きつつ、窓の向こうに見える川を見つめて(丁度いい視線の高さだったのです)、「あ〜」。7割くらいの確率で『そう!』が出るようにはなったんですが、腹の筋肉がものすごく、痛い!! お腹の一部分に玉みたいなのがあってですね、そこにガン! と空気をぶつける感じ。だからすごく力を使う。力・・・・使ってなかったんだなぁ、私。まやかし声の時って、ピッってお腹の皮が引きつる程度だから。何かもっと中に力が必要だったわけですね。
その後、常世田さんがいらっしゃって、GENさんもとりあえず練習用にMDを作り上げ殺陣の段取りやタイミング合わせの確認。本当にちょっとしたことが大惨事になる可能性がありますから。特に上段から下段へ身を躍らせる吉田嬢。平面でやってる今でもヒヤッとするくらい。本人は『それくらいの方が観てて面白いんじゃ・・・?』みたいなことを言っていましたが、『面白いけど怖いからやめようよ〜』とみんなで訴えてみたり致しました。だってね、彼女の肩と肘、練習後に見たらものすごいアザができてるんですよ!アクションは必見! だけど、そこには彼女のものすごい積み重ねの苦労があるんです。
お昼を終えてから、今度はこの芝居における、超・感動シーンの練習。私です、また私です。感動シーンなのに、情緒もへったくれもない台詞回しと動きの私です!! 幾度も幾度も繰り返す(そう、繰り返してるのにかなりの割合で台詞を間違えるのがまた、いけない)うちに、自分で『これは、いくらやっても進歩の兆候がないような・・・?』という気がしたので『一端、他のシーンに変えて貰えませんか?』とお願いしたんです。そうしたら、相手役の七海氏に『ダメ。私、不完全燃焼』と却下され・・・・。焦る余りに自分だけ勝手にいっぱいいっぱいになった自分に気付いたわけです。一人でやってるシーンじゃないんだから。相手がいるんだから。自分がダメだからって、相手のことも思わず勝手に辞めてしまってはいかんですよね。そりゃ、いかんです。『一生懸命台詞を言っているけど、相手に向かっては言ってない』と言われ続けて『?』と思ってたことがやっと、目に見えて分かった、と思いました。そうか、要するにこういうことなんだ。・・・・分かっても、結局演技は良くはならなかったんですけどね。『来週までに何とかしてね』ということでその場面は終わりました。
残りの時間は匂坂さんの場面。見ながら演出が『ここ〜って言ってみて』とその場で台詞をいくつか変更。口立て台詞。・・・・つかこうへい!?(つか氏の演出は台本がなく、台詞を口立てで作っていくことで有名・・・)どうした訳であるのか『キャラクターが違うでしょ〜』というダメ出しが何度も出て、本人(吉田嬢)も『・・・違う・・・』としきりに首をひねっており、ここも『来週までの』課題になりました。明日からの一週間、私は電車の中で妄想と空想に浸ろうと思います。ヒサゴの気持ちの流れ方を考えるために・・・。(何故だか、乗り物移動中が一番集中出来る私)それでは。今週もお疲れ様でした。
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5月25日(土)
 
今日は暑かったですね〜。と、いっても、ほとんど室内で練習してたから太陽ジリジリの汗がタラタラみたいなことにはならないんですけれども。お昼を買いに出たら、日光が目に痛かった・・・・。本番まで一ヶ月を切った(うわぁ)訳ですけれども、当日もこれくらいお天気だといいな、と思ってしまいます。梅雨の季節になるわけだし、雨でお客さんの足が鈍るのも悲しいですから・・・・。
さて、今日もいつものように基礎練習と発声練習から始め、比較的に練習時間が短時間であった(9時から6時40分まで)ために、早々と芝居練習に移りました。本日の課題というかテーマは・・・・『台詞を覚える!』コレです。先週、私は自分でこれを課題にしてたわけで、他の2人よりは台詞が少ないこともあり、『よし!』なんて思って演出からこのテーマを聞いたとき『ハイ!』なんて良いお返事をした訳でしたが・・・・コトはそう簡単ではなかったのでした。
まず、『君は8割方覚えてるようだから『気を出す』というのを加えます』と演出様に言われたのがまず、一点。『気を出す』・・・。要するに決め手やポイントとなる特にクライマックスシーンなどで、どうにも演技が薄っぺらいぞ、と。その辺りを何とかするように、というお話ですね。クライマックスシーン、時折私は激高してしまい、無駄に高いテンションになっていたり(これは大抵『興奮しないで!』というダメが出ます)、逆に抑えすぎて盛り上がりを中途半端なモノにしてしまったりと、どうにも上手くいかないんですね。個人的には激高してた方が気持ちはいいんですけれども、お客さんを置いてきぼりにしたり、共演者の邪魔してたりじゃ、意味がないものですから。だから必要なのは、『あふれる感情』とかよりも『気合』なんだということになるわけでございます・・・・。それが足りない、むしろないときすらある、というのが私なわけです、うーむ・・・・。
しかしねぇ、『覚えてない〜』と言ってた割には、七海氏も吉田嬢も・・・・ちゃんと覚えてるんですよ、台詞! 私と違って2人には長い説明台詞がいくつもいくつもあって、大変なんですけど、そうですねぇ・・・・4回ほど繰り返せば、台本なしでスラスラしゃべれるようになってるんです。びっくりしました。むしろ、私が一番覚えが悪かったと言っても過言ではないくらいでしたよ。いつも同じ所で詰まる、忘れる私・・・・。要するに、すぐに『ハマって』しまうんです・・・・。でも、2人がある部分の台詞を忘れて、もう一回やり直してやったときに、その部分を忘れるということはまず、なくて。七海氏は『台本通りの台詞ではないが、ニュアンス通り』で、吉田嬢は『ほぼ忠実に台本通り』。
びっくりしたことがあって。一緒に出てる場面で吉田嬢が台詞に詰まったので、横で『〜だよ』って台詞を教えようとしたんですね。そしたら、『なんか違う気がする〜』と言うので『そうかなぁ・・・?』と思ってたら・・・・確認して、びっくり。一言足りなかったんです、私が教えた台詞。意味はほぼ合ってて、文章的に間違ってはいないんだけど、確かに一文節足りなかったんです。彼女、ちゃんとそれを違和感として感じ取っていたんですよ!! びっくりですよ! 私だったら、きっと疑いもしないで口に載せてしまうと思う。そう、そんな私だから本番の板の上で台詞を飛ばしてしまうのですよ・・・・(第3回公演にてやらかす)。一語一語大事に覚えているから、なんでしょうね・・・。七海氏はニュアンスでしゃべるけれど、それはそれでちゃんと自分の言葉になっているからちっとも不自然じゃないし、見てる人はそれが台本と違う台詞だなんてきっと気付かないに違いない、と思います。
どっちにしても私は中途半端。ニュアンスだけで自分の言葉を紡げないし、台本通りに覚えられない箇所がある・・・・。多分、記憶力の問題、とかじゃないんですよね。そんな訳で、『気を出す』も何も、台詞自体が怪しかったのでそれどころじゃないような状態で練習が終了してしまい、我ながら呆然。
一応、ラストシーンまで(場面毎に切りながら)台本を離してやり終えました。明日からは基本的に離してやっていくんだろうなぁ・・・。余りにもヤバイです、私。
明日は『気を出す』まで行きたいと思います。

今日のちょっといい話(?):吉田嬢の動きキッカケで音を入れる場面で、音響の常世田さんが、自分も彼女と同じ動きをしてキッカケをはかっていたことが判明。本人も自分のその動きには気付いてはいなかったらしい。(演出の観察により発見)夜光堂芝居はキッカケが多いから、大変ですな・・・・。
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5月19日(日)
 13時間練習が終わりました。やってる最中は大してその長さを感じなかったりするのがすごいですが、こう書いてみるとすごいですな。一日の半分以上だもん。昨日書いた噂は本当でした。今日は公演にて舞台監督をお務め下さる松山氏が練習にいらっしゃって下さいました〜!! 相も変わらず元気でお茶目なそのキャラクターは健在でございました!

さて、今日も基礎練習と発声練習からスタート。昨日の練習の後遺症なのか、七海氏と吉田嬢は首やら足腰やら左ケツの痛みをしきりに訴える。ハテ・・・・? 私は何ともないのですが・・・・?(昨日の朝、階段から滑り落ちて強打した腰すら一晩経ってみれば何ともない・・・・)どうしよう、その気はなかったけれど、昨日の練習、私だけ真面目にやってなかった何かがあったりしたんだろうか・・・・? ちょっと心の中で青ざめる私。首とか足とか腕とかなら分かるのですよ。殺陣やダンス、2人は私よりも激しいし、やる動きも多いから。しかし・・・・ケツ? 何でケツが痛いのだ? しかも片側のみ。謎だ・・・・。そんな訳で基礎練習中はあちこちでうめき声が聞こえるそんな稽古場(笑)。
演目練習は『ひどい』と大評判の私の台詞廻しに注目。『君は悲鳴とか、驚くとか本当に苦手だな・・・』と演出様に言われ、『え? ちゃんと驚いてますよ?』とぬかしてみたら、「心の深淵覗くぞ、おらぁ!」と脅かされました(笑)。演出様は時々、役者の心の奥底にある怯えや恐れを見抜いて引き出す、という技を使い、私がこれに一番弱い。横で聞いていた吉田嬢が『演出、今日は練習時間が長いですからここで凹ませると後々・・・・』と思わず言ってしまうくらい・・・・・。心は強いに越したことはありません。演出から出るダメ出しにいちいちショックを受けて以降の演技に影響を及ぼしてたら、練習になりませんから・・・・。強くなりたいです、私は。
結局、私の芝居を見てるうちに演出様も何が悪くて何を直せば良くなるのかが分からなくなってきたらしく、練習場面をオープニングのダンスシーンに変更。昨日、導入部が新たに加わったあのシーンです。松山さんが『あ、ダンスシーンだ! 楽しみ〜』と言いながらご覧になっていて、いい感じにプレッシャーだったのか、私、失敗しませんでした! タイミングもはずさなかったし、振りも間違えなかった!(ちょっと待て、お前がやってるのはダンスではない、ただの『動き』だ! しかも間違える方が不思議なくらいの単純作業なんだぞ!!)松山さんは『あれ、今回のダンスシーンは短いんだね』なんて仰っていましたが・・・・。フフフフ。今回の私たちには・・・・殺陣があるのだ!と、言うわけで殺陣練習。調子に乗っていた私、ここで撃沈。段取り・タイミング、はずしまくり。怯えもそうだが、慢心も人をダメにする、良い例ですね。あやうく吉田嬢を負傷させるハメになるところでしたよ・・・。油断大敵。
そして、今日も引き続き場面をつないでの練習。これをやり始めて、何となく芝居の全貌が見えてきた感じ・・・・ワクワク。無論、所々ダメ出しが飛んで、『もう一度初めから』ってのを繰り返したりもするんですけれども。今日は大まかに全体を3つに分けてやりましたが、それだけでもヒサゴの心の流れや、出来事なんかがより実感に迫ってくる感じで、やり易かったです。(しかし、あんなにスムーズにコトが運ぶ訳がないので、演出様は私に関してはとりあえず進行に重点を置いて、細かいことには目をつぶって下さったに違いない、多分)後半部分になるにつれて何だかどんどん涙目になる私。いや、お話に感動してね・・・(笑)。お前が泣いてどうするって感じですが。っていうか、お前は絶対に泣くなって感じですが。(なまじ感情が動くと、演技が暴走する可能性あり)
見に来てくれたお客さんも同じ思いを味わってくれるといいなぁと思います。
はて、明日は会社に行く日じゃないか。先週はあやうく寝坊で遅刻しかけたっけ。さーて、どうなるかな、明日のぼく達・・・・? 今週もお疲れ様でした〜。
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5月18日(土)
 オイーッス!(←空元気)今日もバリバリ12時間練習だ! 因みに先週の土曜に13時間、日曜に12時間練習をしたぼく達は、翌日の月曜日に寝坊してタクシーで(七海氏)、寝坊して友人の車に便乗して(内山)、電車で寝て駅を乗り過ごして(吉田嬢)、会社に行ったぞ! 遅刻しなかったからそれでよし! しかし、若くはないな、ぼく達はもう!! ついでに今日の吉田嬢は『やること何くれとやってたら(朝の)4時になってて、その後も色々やってたら、徹夜になってしまい、そのまま練習に来たぞ!
皮肉にも今日は雨が降って何となく肌寒かったりして、『風邪ひき』の恐怖に戦く我らなのだった。身体は資本だから大事にしないとね・・・・誰も代わりがいないんだから・・・・。駅の階段から滑り落ちて腰を強打してる場合ではないのである。(そう、それは私。しかし、練習でアクションを繰り返し、それこそ見えるところから見えないところにまでアザを作っている吉田嬢に比べると実に情けない)本日もいつも通りの基礎練習と発声練習の後は『内山良子アクション矯正講座』が執り行われました。そう、いたるところでフラつき、ブレ、たたらを踏んでる私をできうる限り、見栄え良くしようとする試み。『走り寄る』という動作をするのに勢いをつけようとして、何故か一度上に飛んでから走り出す私に『禁止!』という演出の声が飛ぶ。『上に飛ばないでやって』と言われ、やってみたら『・・・普通に走れ〜!!』との声。そう、私は『上に飛ばない』→『じゃ、身を低くするのだ』という思考回路でもって、平たく言えばがに股で、ガニガニ走ったのであります。
・・・・勘が悪い、のでしょう、ねぇ。これは、もう。吉田嬢には絶対にありえない行為だもの。他にも『吉田嬢の腕をガシと掴む』なんて動作の練習もしたんですけれども、七海氏や吉田嬢にしてみると『・・・・どうして君の手はそうなる?』みたいな理解不能的な動きをするらしく『あああ〜!!』と絶望の叫び声をあげて演出が床に転がること、数回。心から申し訳なく思うものの、私にはどうして自分がそんなに不可思議な動きをするのかが分からないのです・・・・・。
他には、オープニングに入るダンスの導入部をやりました! いや・・・マヌケな話なんですけど、私、ダンスは自分と関係ないと思ってたんですよ。だから、舞台外で「わぁ〜、こんな風にダンスに流れていくんだ〜、格好いいじゃん!」なんて暢気に眺めていたんです。そしたら・・・・『そこのお前〜!! 出番だ!!』と言われて・・・・真面目に驚きました。『出るって言ってたじゃん・・・・』と吉田嬢も苦笑気味。ま、出るっていっても、2人に混じってチャキチャキ踊る訳ではございませんのでご安心を。(いや、『お前のダンスを見なくちゃいけないなら公演には行かない』って言われてるんで、私)チャキチャキ踊るわけではないのに、ポイントポイントで動くだけなのに、やっぱり一番間違えるのが私であるというのは大変な問題だが・・・・。歌詞に沿って動きを覚えたので、本番に無意識に口ずさまないかどうかが心配だ・・・・。
午後からは前半部の音響合わせを重点に置いて場面練習。場面が繋がる、繋がる!『芝居やってるぜ!』という実感が楽しい作業ではありますが、私はここでも一つ自らの出番を忘れていることが判明。おまけに、自身の見せ場にて、演出様より、満面の笑みでもって『ひどい演技だ!』とのお墨付きを頂いてしまいましたよ。
あ、先週、宣言した『台本を手放す!』ですが、一部を除けばできるような気がしてきました。・・・・小さな一歩だけどな。全体的に共演者とのバランスがイマイチ、イマニ、取れていない私。台詞を覚えても、それが全くの独り言では意味がないんだよ〜!! 
明日は13時間練習でございます。今回、舞台監督をお務め下さる松山氏がいらっしゃるという話は本当だろうか・・・・? とりあえず、月曜の会社のことは考えずに精一杯、動きを覚え、口を開けて聞きやすい台詞で人としゃべりたく思います。
今日は夕飯をすっ飛ばしての練習でした。(お昼が遅めだったのでお腹は大して空かなかったけど)おっ疲れ様でした!
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