稽古場より徒然なるままに

公演前の練習が全て完了!!
 
どうも、HPを御覧の皆さんこんにちは。

第4回公演「翠微譚〜消えない音〜」も、もう間もなく本番となりますね。ワタクシ、今回作・演出を担当いたしましたヨシダです。実際の所は作・演出だけでなく、出てます。見に来ていただけると、『アレ、吉田でてんじゃんかよ』と思うことでしょう。

さて。

長らく内山・角地両名の練習日記をご愛読いただきまして本当に有り難う御座います。
この練習日記は、私がHPへのアップをしていましたので皆様より一歩早くいつも読んでおりました。読みながら、「おいおい、そんな事は私は思ってないぞ」とか「いやあ、意図してた事と違うように捉えてるんだなあ」なんて事もありましたが。それはそれでよかったかな、と思っています。

「翠微譚〜消えない音〜」というお芝居は、旗揚げ公演が終わった辺りから構想があったという、かなり長い間熟成されてしまったものなのです。熟成されたが為に、当初のものとは全くもって違ったものが出来上がったのですが、出来てみると「いけてんじゃん」と自分の育てた子を誉めてたり致します。
芝居自体の話は公演前ですので致しません。何故なら先にネタをばらすようなものはイヤでしょう???

その代わりに役者がらみで違うお話を。

○七海明美
  彼女は今回、準主役というか元々二本柱にしていたキャラの一本、「深水」を演じます。
 私は彼女がちょこちょこと動くのが大好きなのでやたら滅多らと「いいねえ、動いて動いて」と動かします。前回公演のシギと同等に喋って動きますが、今回は前回にくらべてはるかに出番が多いのでかなりの勢いで大変そうです。でも私ではないので所詮人事です(笑)。
 正直、彼女の演じる「深水」に説得力がないと、この話自体成り立たなくなってしまうという重要度をしめているキャラでして。私の演じる「浅沼」と初めて出会うシーンで、インパクトがないとそれだけでこの芝居は嘘臭くなる。それをまあ、見事にやってのけてくれまして。よかったなあ、とほっとしています。あて書きではないんですが、すごくはまってると思いますよ。

○角地未保子
  彼女は、その容姿と声を活かして、スタッフ組の実行部隊「杉浦」を演じます。
 前回ちょっとだけ兵士と主役サクラの友人「アザミ」で出演した彼女。今回は前回の何倍も出演シーンがあります。ネタも盛りだくさん。意識して彼女にぶつける訳じゃないんですけれども、私が台本を各段階から仕込んでいたネタなんかはほぼ彼女にあたり、ネタ奉行がさらにそれをグレードアップしていき、もうネタだらけと言った感じです。
 ネタはすべったり、お客さんの反応がないと激しく血が引きます。それが馬鹿なネタであればあるほど。まあ、彼女は体当たりでいってくれていますので、お客さんも笑ってくれるのではないかと少々期待したいます。なにせ、夜光堂のお客様は「笑いを堪えるのに苦労しました」ってアンケートに書いちゃう人がいるくらいで。笑っていいんですよ!?おかしかったら大爆笑してください、その方が堂員みんな喜びます。

○内山良子
  わりと元気のいい役を貰うことが多い彼女。今回もはっきりきっぱり元気のよい「川瀬」を演じます。
 珍しいことと言えば『二役』やるということでしょうか。こんかいの話に「クローン」が出て来るということはどこかのページに書いてあったかと思いますが、彼女は「川瀬」と「川瀬のクローン」を演じるわけです。まあ、ですから全くの別人をやるのではないんですけどね。ああ・・・クローンが出てくるからと言って、小難しい科学モノなわけでもないですし、クローンの是非や、アイデンティティーの話でもないですから、その辺りはご安心を。
 彼女に関して書くことと言えば、ラスト近辺での小芝居でしょうか。超シリアスシーンにも関わらず周りを大爆笑の渦に巻き込んだ小芝居、「そんなことは演劇マンガの中だけだとおもっていた」という位のとってつけたようなリアクションの小芝居・・・その他、どんなに「それはどうだろう」とみんなが言っても、張り切って小芝居をする彼女。小芝居好きな方はメインストーリーが展開されている所とは違うところで小芝居を続ける彼女を見てあげて下さい。

○高山宇英
  彼はその年齢と、唯一の男という武器で研究所の所長「沢木」を演じます。
 『渋い』という設定の沢木は練習期間中に激しく台詞が減っていきました。寡黙な方がいい、ということと、彼があまりに台詞を噛むというのがその原因で。彼の台詞の噛み噛みさといったら、夜光堂内では超有名で。旗揚げ公演で「うらやましかったんです」のひと台詞をしっかり噛んで何をいったのか分からなかったのは、今だに堂員のなかでささやかれている事であります。
 ナチュラルに訛る内山良子とはまったく別の意味で奇妙なアクセントをナチュラルに話す人で。思わずそれは内山良子も渾身の力でつっこみます。自らのことは棚に上げてつっこみます。万が一にも本番に奇妙なアクセントで話したりしても夜光堂内ではないものとして真面目に話を進める事にしています。
 そういえば、ダンスシーンの出番も削られたね・・・。

○吉田美千子
  ということでラストは私、吉田ですが。私は今回「自分が演出の回は主役をやらねー」と第2回公演の時に言ったにも関わらず主役の「浅沼」を演じます。
 この役は幕開けからいきなり約5分一人で喋り、ラスト近辺出ずっぱり。気が付いたら結構出てる。「出番」だけで言ったら一番多いかも知れません。でもお客さんは深水が一番出てると思うかも知れませんね・・・一番喋るから(笑)。この役のせいでちょっと腰を痛めたり、目が乾いたり、様々あります。いくら頭は良くてもかなり馬鹿な子ですが、まあソレはソレ。私がやるキャラは大抵馬鹿ですから。


そんな感じの役者陣・・・そして、キャラクター。さっぱりわかりませんね。わからないでしょう!?じゃあ、見に来ましょうよ、28日に・・・。どんな話?と聞かれるとちょっと答えに困るこのお話。私の答えは大抵一緒。

「緑の霧の話」

つめたくて、閉じていて、柔らかくて、果てしなく広がって、先が見えなくて、幸せで、ちょっと切なくて、暖かくて。
そんな世界のそんな話です。
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
10月21日(日)
 
時が過ぎるのは早いもので。この公演の練習を始めたときは『8ヶ月先〜』って感じで、遠い未来のような気がしてならなかった4回公演の本番の日が、もう一週間後に迫ってしまい。今日は何と最後の練習日なんですよ・・・・。早いなぁ・・・・。
自分自身的には『いいのか!? 本当に私、いいのか!?』って感じで気ばかりあせってしまうんですが・・・・。良く、『舞台に立つときは今までに練習したことを全て忘れて、新しい気持ちで立て』なんてこと言います。けど・・・・。ダメだ、私はきっと。全て忘れてしまったら、きっとその場で立ち尽くすしかないと思う。この辺りが、私が自分自身に限界を感じてしまうところなんですけれども。
例えば、今日、通しを2回やって、それでも時間が若干余っていたので『どこかやりたい場面があったら受付けますよ』と演出が仰いました。私の頭の中では、ウワァ〜っと『不安じゃないところの方が少ないくらいなんだよ〜!!』小人さんが泣きながら走り抜けているような状態だったのですが、ナナウミアケミは『いや、もう、本番、一発勝負ですから!』とニッカリ笑っていました。
そう、なんですよ。『今までにやったことを全て忘れて舞台に立っても立ち尽くさない状態』になるために、芝居の『練習』というものはあるのですね。ちょっと、込入って分かりにくいことかもしれませんけど。
役の気持ち、役の動き、役者としての計算、そういうものを舞台で過不足なく発揮できるように『練習』はあるのですよ。
何を今更、ってお話ですけれども、私は七海氏のその言葉を聞いて、やっとそのことが実感として分かったような気がします・・・・。
お〜そ〜い〜!!

で、今日の練習なんですけれども、大まかな場面確認だけをして、メインとしては通し稽古を2回。
ゲネプロのゲネプロ、みたいな。(ゲネプロ:本番さながらの通し稽古)さかなスタジオさんがビデオとTVを提供してくれて、今日やった通しの模様は2回とも画面で見ることができました。
時間を有効に使うためにお昼を食べながら、みんなでビデオ鑑賞会。無論、見つつ、ダメ出ししつつ、なんですけれども、どう言う訳だかみんな『やーい、噛んでる!』とか、『このネタ面白い〜』とか『あ、次、私、台詞間違えるよ、ほら、間違えた!』とか、何故かミョーなところで盛上り。
呑気な訳では決してないのですが、何故か朗らか、和やか。
ここまで来たら、『あれ、ダメ』『これ、ダメ』言ってても仕方ないと言うか、『それは自分で解決しときなさい』みたいな。
ある意味、腹をくくらねばならない段階であるので。演出さまも敢えて(多分)何も仰りませんでした。少なくとも私にはそれがとても有り難いことでありました。
『これでいいのかな?』いう自分自身の不安に『それ、ダメ』という他者からの指摘がプラスされたら・・・・それと真っ当に戦って勝つ自信がありません、私・・・・。それじゃ、いけないことは分かっているんですけれども。
卑しくも『役者』と称するならば、そんなことではいけないんですけれども。今の私は、そんな演出さまのご好意におすがりするより他になし。
そんなわけで、本日最後に演出さまから戴いた指示は、ただ一つ。
『噛むな。そして、噛んでしまったら上手くごまかせ!』と、私、台詞を噛むと、あからさまに『失敗!』って顔をするんで。しかも、どう言うわけかこの芝居、噛むことが多いので。
七海さんも良く、台詞を噛むことで有名ですが(笑)、彼女の場合は、それをものすごく上手にごまかす、というかそれ自体を芝居の一部に取り込むことができるんですよ。『噛むけどトチらない』役者として、彼女は一種のステイタスです。お手本、お手本。見習わねば。
ああ、そして今、一番心配なのは・・・・気管支の弱い私、舞台で咳き込んだら(しかも、それが静かでいい場面だったりしたらどうしよう』ということ。今日、やらかしてしまったんですよ、拠りによって物語のクライマックス時に・・・。本番でやってしまったら、どうしよう。未だ、腹の括れない根性なしな私・・・・。
それでも、八ヶ月やってきたんです。自分の弱気に飲みこまれないよう、精一杯やりたいと思います。
10月28日(日)。夜光堂第4回公演『翠微譚〜消えない音〜』。観に来てください。

(内山)
--------------------------------------------------------------------------------
今日は練習最終日!さすがに今日は通し稽古をやりました。
「今までの公演で一番通し稽古の回数が少ない」と演出吉田さんは言っていたけど、確かに前回の公演の時には、もうちょっと通し稽古をやったような・・・。
でも前公演の練習は、高山さんの出席率が異様に悪かったから、あるいは今回の方がマシと言えるかもしれないね。
それにしても、一週間後には本番だなんて、何だか信じられない。八ヶ月って結構あっという間なのね。私、大丈夫かしら・・・?
いや、演技自体にはもう不安や焦りみたいなのはないんだけど、ただ、緊張しすぎて台詞や段取りが飛ばないかだけが不安。
今日の通しも含めて、大きなミスもなく最後までやり通せたのってたった一回だけ。
後はセリフ飛んだり、相手の台詞を飛ばしたり・・・。しかも、七海さんや吉田さん達みたいにうまく誤魔化せないから最悪!
誰が見ても間違えたのが一目瞭然で分かるマズさ。ヤバイのよねぇ。
緊張して間違えないようにって気負うと大体それが裏目に出て、台詞を忘れたりする。
しかもいつも同じ所って訳じゃなくて、その時によって違うから確認しようが無いんだよね。
本番にどれだけ緊張しないでいつもの自分を出せるか、これが私の課題なんだけど、練習の通し稽古でかなり緊張してしまう私が、本番にほとんど緊張しないようにするなんて事が果たして可能なんだろうか?いやいや、暗い気分になってきてしまった・・・好きで始めた芝居だから、本番の舞台の上では出来るだけ気楽に楽しみたいと思う。まぁ、七海さんほどに楽しむのは無理かもしれないけどね。
今日は練習最終日と言うこともあって、特に駄目出しをされることもなく、最終チェックみたいな感じだった。
今日色々言っても混乱するだけだからだろうか。限られた時間の中でやるべき事はやってきたわけだし、今更ジタバタしても仕方ない・・・って事なのかもしれない。七海さんも吉田さんも、二回通しが終わった時点で腹を括ってたみたいだしね。最後までジタバタしてたのが、私達スタッフ三人組み(私・ウッチ−・高山さんは今公演でスタッフ役として一緒に出るシ−ンが多い)で、「時間が少しあるので気になるシ−ンがあって、最後にやっておきたい人は言って下さい」と演出吉田さんが言った時、「本番一発勝負でいくからいいで−す!」と答えた七海さんに対し、私はどの場面も不安で最後にやっておきたくて、でもどの場面からやればいいのか分からず、言葉に詰まってしまい、後から聞くとウッチ−も一緒だったみたいなんだけど、とにかく、高山さんがスタッフのシ−ンをいくつか挙げたので私達三人はその場面を練習した。
ほんと、今考えると最後の悪あがきって感じに思える。でも、私達三人は本番中にトチッても動揺せず、うまく誤魔化せるだけの自信がないから、そういう自体に陥らないようにする為に必死なんだよね。
それに、私とウッチ−には小道具係りとして、小道具の受け渡しやセッティング等、舞台の裏でもミスのないように気を張っていなければならないんだよね。
それだって、うっかり忘れたりしたら一大事なわけだし。あ−、なんだか緊張してきた・・・。
落ち着け私!結構みんな風邪引いたりして体調崩しているみたいだから、気をつけないと!
七海さんは微熱があるようでちょっと心配。ウッチ−の気管支の状態もあまり良くないみたいだし・・・。
でも、きっと大丈夫!10月28日の本番までにはきっと良くなってピンピンしている筈さ。
今日で最後の練習日記だから、明るく〆ないとね!それじゃあ、みなさん長い間ご愛読有り難うございました。

10月28日は門前仲町の天井ホ−ルで是非会いましょうねん!

(角地)
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
10月20日(土)
 
はい。ついに第4回公演本番まで我らに残された『練習日』はこの日を入れて2日となりました。来週の今頃は宿泊先のホテルで(前日準備後、我々は会場近くのホテルに泊まります!贅沢な様ですが、体力のため、遅刻防止のため、と言ったところでございましょうか)本番に使う小ネタを仕込んでいることでしょう・・・・・。
そんな訳でちゃきちゃきと。練習を進める我らな訳です。

各々基礎練習、発声練習。この辺は特記することもなく淡々と。各々がメニューをこなします。
その後気合入れに全員で夜光堂テーマソングを熱唱。そう、夜光堂はこの忙しい中(笑)、オリジナルのテーマソングを作成しました。これ、会場でバリバリ売るんでみなさん、もし良ければ、バリバリ購入していただきたく、お願い申し上げます。かなりレベルの高い出来です。手前味噌じゃないよ、曲とアレンジはプロがやったものですから!歌ってるのは当然夜光堂メンバーなわけですけれども、カラオケ世代の我ら、かなり上手ですから。一聴の価値あり!(そういえば、コーラス担当もプロだ!)
で、そのテーマソングを、『腹から声出し元気良く』を合言葉にみんなで揃って歌った訳ですが、ウチヤマリョウコ二番の歌詞を忘れる。「分からない〜!!」と座り込んで頭を抱える彼女にはその後『テーマソング一人熱唱』というペナルティが。(それでもやっぱり歌詞を間違え、ド忘れするうちやまさんでしたが・・・・)明るく楽しい稽古場です。(でも、正直な話、うちやまさんは一人で歌ってるとき、ちょっぴり涙目でした。だって、恥ずかししかったんだも〜ん!)

演出さんより『いくつか確認したい場面があるので・・・』とのことだったので、まずはそれを確認。
新しい段取りや、音合わせが加わります。そう、どんなに本番が直前に迫っても、数多く練習をこなした場面でも、改良・改善はいくらでもあるのですよね。
今回、夜光堂史上最速の衣装替えがありますが(毎回、『史上最速』って言ってるような気がしますが、ほんとだから仕方ない)その最終段取りも決定。ヨシダミチコ(そう、衣装替えをするのは彼女)退場と共に6本の腕が次々と彼女に襲いかかることになっております。裏は戦場です・・・・。この衣装替えはラストシーンにおいてとても重要な意味合いがありますので、裏で働く6本の腕たちは必死です・・・・。 だって、彼女の衣装を脱がして着せる手際、まるで追剥よ!?
でも、音響担当の常世田ねーさんの素敵なアドバイスで、更にタイムが縮まりそうな予感でございます・・・・。ねーさん、ありがとう!
そして、役者とは芝居とは、人前での着替えを余儀なくされる因果なのだなということをしみじみと感じるのでした。
今日のメイン練習は後半部分のクライマックス、通称『27番』! 超山場であるが故に、超難所です。
主にこの場面の中核を担う角地と吉田は長々とこのシーンに苦しんでおり、『吉田が出演シーンに措ける代理演出・七海』も、並々ならぬこだわりを見せる。
この場面、角地・七海・吉田の台本は書きこみで真っ黒です。備品のビデオでシーンを撮影し、それを見ながらのダメ出し。みんな食い入る様に画面を見つめる。何回かそれを繰り返し煮詰まりの気配が見えたので、一時その場面を中断して他の場面を練習して。
その間に吉田は撮ったビデオを一人部屋の片隅で凝視しながら打開策を一生懸命考える。
すごいな、と思うのが・・・・その後にその場面練習を再開したら・・・・ちゃんと変わっているのだよね、吉田の演技が。
煮詰まると、その日は1日使い物にならないということを繰り返しやっている私(最大の欠点)はただただ感心してしまいました・・・・。
逃げないでちゃんと自分の演技と向かい合ってるからできることだよね、これって・・・。ううう。私は情けないなぁ。
そう言えば、今日は珍しいことがありまして。夜光堂で尤も台詞トチリが少ないと噂される吉田が、トチった!(『書かないで!』と言われたのに書いてしまった)その模様、ビデオにもばっちり収められており、しばし稽古場を和ませました。真剣そのもののシーンで、吉田もシリアス台詞中だったので、余計に可笑しかった。本人は大いに恥ずかしがっていたけれども・・・・。今日の大ヒット。

そんなこんなでてんやわんやしながら練習終了。残す練習は明日、あと1日です。

(内山)
--------------------------------------------------------------------------------
本番まで残り二回となった今日の練習。本来なら通し稽古を最低一回でもやる所だろうし、実際演出だってやりたかったに違いないんだけど、どうしてもみんな(特に吉田さんと七海さん)が納得できない場面があって、その場面を集中的に練習したので、通し稽古ができなかった。その場面とは、前々からこの練習日記にも書いている、なかなか自他ともに納得の出来る演技が出来なくて悩んでいた、クライマックスのシ−ンのことなのだ。
このシ−ンの演技については私と同じくらい、もしかしたらそれ以上に吉田さんも悩んでいて、七海さんに叱咤激励されながら、今日まで練習を重ねてきたシ−ンなのだ。通し稽古が出来なくて、今までの私なら、どうしよう、大丈夫だろうか・・・?と、不安に捕らわれる所なんだけど、今日は逆にスッキリした気持ちで練習を終える事が出来た。
何故なら、今までどうしても納得できなかったこのシ−ンの杉浦(今公演の私の役名)を自分なりに掴むことができたからだ。
より高いクオリティ−を求める吉田さんや七海さんから見れば、まだまだ改善の余地はあるだろうし、私ほど納得してはいないんじゃないかと思うんだけど、演じながら感じていた違和感も無くなったし、なんとも言えない息苦しさも無くなった。それに何と言っても、演じながら感じていた不安や迷いが無くなったのは大きいんじゃないかなぁ。
あ、でもそれだけで今日の練習をスッキリした気持ちで終えることが出来たわけじゃないんだよね。
さっきも書いたけど、吉田さんもこのシ−ンではかなり悩んでいて、私以上に高度な技術を要する役なので、おいそれと簡単にはできないのだ。しかも、吉田さんは演出も兼ねているので、自分の演技だけに集中することができないから、多分私が考える以上に大変なんじゃないかな。
けど、このシ−ンでは七海さんが演出代行を引き受けてくれているので、吉田さんも助かってるんじゃないかと思う。
恐らく吉田さんが役者に集中できるように、夜光堂のもう一人の演出経験者である七海さん(第一回・三回公演は彼女の演出である)が代わりに演出を引き受けたんだと思う。
彼女もこのシ−ンに一応出てるんだけど、台詞が無いからね。
ビデオに撮って客観的に見ても、私には吉田さんの演技のどこがどう違うのか良く分からなかったんだけど、七海さんには到底納得できる出来ではないらしく、吉田さんへの駄目出しが続いた。
もちろんそれはこのシ−ンへの駄目出しになるわけなんだけど、七海さんから駄目出しされる度にみんなヘコムヘコム。
その場面でほとんどセリフのないウッチ−や高山さんも、何故かとても深刻顔。
七海さんが「いいなぁ、本番前の練習のこの煮詰まり具合」と、重い雰囲気を少しでも軽くしようと、いつもの軽い口調で言ってくれたんだけど、重い空気は一向に軽くはならず、とうとう吉田さんは頭を抱えてしまった。
でもその後七海さんの絶妙な導きで、吉田さんはこのシ−ンの難しい演技をクリアしたのだ!
改めてこのシ−ンをビデオに撮って見てみると、七海さんの言いたかった駄目出しが良く分かる。
流石は、と言うべきなのかな?どういう風に仕上げればより場面が引き立つのか冷静に判断できる七海さんも凄いと思うし、その難しい要求に応えた吉田さんも凄いと思う。*正しくコンビプレ−で大勝利!って感じじゃないかな。

*公演日に発売される夜光堂のテ−マソング(なんと、本格的なレコ−ディングのもと、私達が歌っているのだ!)の歌詞の一部なのよん。

(角地)
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
10月14日(日)
 
第4回公演まであと2週間ですよ、皆さん。来週2日間練習をしたら、もうゲネプロとと本番ですよ・・・・。
時の流れは早いなァ。つい、最近旗揚げ公演を終えたばかりのような気すらするのに、(実際には2年前ですよ!)もう4回目を迎えようとしているのですねぇ・・・・。
今日は5人全員が揃っての練習。来週の最終週練習は、いつもは週イチ参加の角地もダンナにお願いをして参加が可能となり、もう、何というか、本番まっしぐら? と言った感じなのでございました。
いつもの如く、各々が基礎練習を終えた後、マラソン。今日は施設の周辺でお祭りがあって、いつものマラソンコースにも、祭りに集った人たちで一杯。何故か、『ウオーキング大会』が実施されることになっており、いくらなんでも今日は走るのは無理ね〜だって、人一杯だしぃ、大会邪魔しちゃ悪いしぃ〜、なんてもっともらしい事を考え『・・・・今日は走るの無理かな〜』なんて心の中で思ってたら、甘かった。
大会を邪魔しないような場所を選んで、結局走る羽目になりました・・・(笑)。
でも、いつもよりに比べたら笑っちゃうくらい簡略されたコースで、準備中の屋台を眺めながら、のどかにマラソンをした私たちなのでした。勿論、その後はカリカリ梅を食べました。これは、夜光堂の決まりですから。
マラソンの後には梅タイムですから。それにしても、屋台が開いてなくてとても残念でした・・・・。
上から見て屋台があることを確認した私たちは、『マラソンしてきま〜す』と言いながら、稽古場を出発する際、何故か各々片手に財布を持っており。『寄り道して買い物する気満々』なことが、バレバレなのでした。
それらが終わってから、昨日『曲目変更』が決まった冒頭シーンの打ち合せ。堂員がそれぞれ(と、言っても98%は七海−吉田が探して持ってきたCDでしたが)死ぬ気で探してきた、曲のサンプルを実際に場面で使用しながら、全員で検証。
大抵の場合こういうときに全員一致で『おお、これだ!』という、ベストフィットする曲が出てきたりするのですが、変更前に使っていたピアノ曲がどうにも印象が強かったらしく、中々『これしかない!』と言う物がなくて。
七海のアイディアにより、台詞の方を変更するという結果に陥りました。
やっぱりね、最初の頃に決めたこの曲、みんなの思い入れが強かったんだね。
『台詞の方を変更しようよ』と言われた時、この長台詞に苦しんでいた吉田は『ええ〜!?』とすがるような目をしていましたが(笑)。大変に珍しい現象ですね。1度『変える』事になったのが『やはり変えない』になるのは。
そして、本日のメイン練習、後半の大山場、吉田の演じる『浅沼』vs角地の演じる『杉浦』の対決シーンです。
他の3名はこの場面、台詞もほとんどなく、後ろで見守る場面なので七海が外に出て演出代わりに指示を出す形で行われました。
この場面にはこの芝居の要素がいっぱい詰っていて、作るにも時間と労力がかかるのです。
吉田は『激昂する感情』の出し方に、角地は『余裕を持って相手を追いつめる』ことに苦しむ。
・・・・逆になってしまうんだよね、見ていると。吉田が冷静で角地が激昂してしまっているの。
声の出し方とか色々な要素があるんだけれども。何度も繰り返すも、中々状況が打破できずに、ひとまず一旦休憩を入れて、それからやってみることにする。根を詰めるだけじゃどうしようもないこともあるんですね。
吉田と七海は外の空気を吸いに行き、角地は内山と他場面の打ち合せ。気分転換、気分転換。
その甲斐あって(?)戻ってきてから再度挑戦したその場面は『綺麗にまとまっている』との七海評を得る事になる。『まとまってる』だけでは足りないんだけれども。とりあえずの土台というか、基礎みたいな。2人とも方向性は分かったのかな、って感じで。
その後、角地が体調不良になってしまったため、今日、その完成形を見る事はできなかったのだけれども。
その後、七海を代役に立てて吉田がやってみたその場面は、驚くほど、いい感じに仕上がっていました・・・・。これなら、角地も追いつめやすいよ、きっと。

残すところは来週の2回練習。私と高山は『前にあんなに練習した場面の出来が落ちている』ことを指摘され、反省の1日。何とかしたいと思います・・・ええ、ほんとに。

(内山)
--------------------------------------------------------------------------------
今日の練習場所は、ちょっとしたマラソンにはちょうど良いコ−スがそばにある所で、最近ここでの練習の時は、基礎練後に走るのが日課になっている。
そしてもう一つ、夜光堂内で日課になっているのが、走り終わった人達にカリカリ梅を配る事。
これは七海さんが最初に始めた事で、何時の間にか習慣になっちゃってて、走り終わった後にカリカリ梅を食べないと何だか落ち着かない気分になってくる。
外部の人が聞いたら「何で走った後にカリカリ梅なの?」と突っ込まれそうだけど、そこが夜光堂の良さなんだと私は思っている。
普通じゃつまらん!という人達の集まりなのだ夜光堂は。最も、私は凄く普通だけどね・・・。
とにかく今日は七海さんが寄ったコンビニに、カリカリ梅が置いて無かったという事で、じゃんけんで勝ってしまった私がコンビニへ買い出しに行く事になった。(普通は負けた人なんだけど、やはりそこは夜光堂。勝った人が自腹を切るんですねぇ)普段はじゃんけん弱いんだけどね・・・。
でも、今まで七海さんが自然と自腹を切る形になっていたから、たまにはいいかな。
ところで、もうゲネまで練習日数が今日いれて3日しかないのよ。先週の練習で通し稽古をやった時に、緊張し過ぎの自分にマジでヤバイと思った。本番でミスをしたら・・・という恐怖を、昨日までに何とか落ち着けさせて来たんだけど、なんと!私の台詞が昨日の練習で、増えたり変わったりしていた事実に動揺しまくってしまった。私は訳あって週一しか練習に来れないから、昨日は七海さんが私の代役をしてくれたらしい。
その時に演じた七海さんの杉浦(私の今公演での役名)が演出吉田さんのツボを刺激したらしい。
数箇所の台詞の言い回しを七海さん風に変えてくれないかと言われたんだけど、七海さんと私の演技力ではかなりの差があるし、個性も違うから結局出来なくって演出をがっかりさせてしまった。
七海さんが慰めてくれてたけど・・・演出の希望通りの芝居をするのにはもう少し、いや、もっともっと長い年月がかかりそうです、私。
ごめんなさいよぅ。
しかし、演出をがっかりさせてしまったのはこれだけではないのだ。
後半のクライマックスのシ−ンで以前から練習日記にも書いている通り、なかなか自他ともに納得の行く演技ができないシ−ンがある。
どんなに練習を重ねても、このシ−ンだけはどうしていいのか全く分からなかった。
自分の出てる他のシ−ンが完璧って訳じゃないけど、少なくともこのシ−ンみたく迷いながら演じてはいないんだ。
最近になって、問題のシ−ンをビデオに撮って客観的に何度も繰り返し見る事によって、ようやく糸口らしきものが見えてきたかなって思ってたんだけど、そこから先がなかなか見えないんだよね。
気ばかり焦っちゃって、ピッタリはまる演技が出来くて、結局時間ばかりが過ぎて行っちゃう。
吉田さんも役者としてこのシ−ンではかなり苦戦していたみたいだけど、今日の練習で何かを掴んだのか、さっさと自分の演技を作りあげていっちゃった。さすが吉田さんだよねぇ。それなのに私ときたら未だに悩みっぱなし。
仕舞いには気持ちが悪くなって、練習を早退する始末。ううっ情けない・・・。
お昼を食べてから胃に重さを感じてはいたんだけど、最近いつもそうだからあんまり気にしてなかったんだよね。
でもだんだんムネヤケが酷くなってきて、立ってるのが辛くなってきちゃってさ。
今日はできれば最低一回は通しをやりたいと演出は言っていたけど、私のせいで結局できなかったじゃん!
あ−もう!(って、逆切れかよっ!)それにしても、ウッチ−の元気の無さが気になるんだよねぇ。
いや、人の事心配してる余裕はないし、そんな事気に掛けてる暇があるなら自分の演技をどうにかしろ、って感じなんだけど、今回の芝居では、なんて言うか・・・相方っていうの?ウッチ−と私って。二人の掛け合いとか多いし、ほとんどウッチ−と一緒の場面に出てるからね。なんか気になるんだよね。
普通に喋ってる分には寝不足でちょっとテンションの低いウッチ−なんだけど、芝居が始まったとたんメッチャ大人しくって言うか、元気が無くなってるように見えるのは、私の気のせいだろうか・・・?元気な役だから余計にそう見えるだけなのかもしれないけどね。

(角地)
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
10月13日(土)
 
第4回公演本番前練習、残りカウント4日目・・・・。明日は3日目・・・・。何か余計なことをのっけから書いてしまった。
夜光堂は今日も元気です(意味不明)。

先週から、練習日記でやたらと『遅刻、遅刻!!』を連発されたのが堪えたのか、タカヤマタカヒデ今日は一番乗りで稽古場に登場! 何時に来たのかは分からないけれど(少なくとも開始10分前に来た吉田より早かったのはたしからしい)部屋の電気をつけ、音響ブース用の机と椅子を設置し、舞台バミリを既に・・・・終えていたりしたらすごかったけど、残念ながら、バミリ用のビニールテープとメジャーは、内山と吉田が所持していたので、そこまではできず・・・・ぽつんとみんなが来るまでどこかで時間をつぶしていた模様。明日からもその調子で頑張れ!
そして、メジャーとビニールテープとカッターは自分用のモノを買え! 
更に、10分前より早くの入室は原則として禁止だぞ! まぁ、いいけど(笑)。

そんなわけで今日の参加メンバーは角地を除く4名で行いました。全員が揃うのは、明日!だから、通しをするのも明日! 今日は場面練習が主です。
各々が基礎練習を終えた後、OPの吉田の長台詞から練習スタート。長台詞・・・・。
長い。台本の映えある第1P目を丸々使用する長さだ。関係ないが、旗揚げ公演の演目も、吉田の長台詞から始まったな、そう言えば。あのときも『よくぞ、こんなに長々とした台詞を覚えられるものだのぅ』と感心致しましたが、今回は更に長いのである。
え? 自分で書いたんだから、簡単だろうって!?(今回の演目はヨシダミチコの作・演出・主演です)・・・・そうとは云い切れないのですよ。逆に自分で書いたからこそ前後の文脈がごっちゃになったりすることがあるのですよ。
何か、この書き方だと、吉田がその長台詞を全く覚えてないかのような印象を受けますが(そして、本人も『ヤバイんだよ、覚えてないんだよ』と常より言っておりますが)少なくとも、私が見た限りでは、台詞覚えに関しては問題ない感じでしたよ。時折、詰ったりしてましたけど、『でも、きっと本番は大丈夫なんだろうな』と思える安心感というか信頼感は得られるものでしたし。
だから、この場面で問題とされたのは、その長台詞の『表現方法』でありました。例の如く、七海がにわか演出となり(演出経験者が2名いるとこういうときに良いです。
因みに、内山と高山はこういう場合、あまり役には立ちません)、繰り返し言うのは、そのことでしたし。この場面に流れるBGMと吉田の台詞回しがマッチしていない、ということが問題となり。
外で聞いていた内山・高山も『音楽に対して台詞回しが早すぎるような気が……』ということを自信なさげに述べたのですが・・・・・ここで、驚くべきことが発覚。っていうか、驚いたのは内山・高山だけだけどね!
『わざと』だったそうです。この場面、ゆったりと流れるピアノ曲(BGM)に合わせたテンポで吉田が台詞をしゃべると・・・。場がまったりするんです。多分、聞いてるお客さんが飽きてしまうくらいに。OPってことは冒頭ですよ。そこでお客さんが飽きてしまったら、元も子もないじゃないですか!だから、吉田は『わざと』テンポを合わせずに話していたのですよ。七海もそれをちゃんと理解していて『うーん。曲のボリュームを下げてみる?』とか話していて、もう、内山・高山よりは数段高いレベルの話をしていた訳で。
・・・・・参ったなぁ。僕ら、ダメダメじゃんね。
試行錯誤の結果、この場面はBGMの方を変えてみよう! ということで結論付けられました。
堂員総出で、これから死ぬ気でBGM探しです・・・・。

お昼を挟んで、午後は各々気になる場面チェック。メンバーの台本にはシーン毎に番号が振られており、場面練習の際は『5番をやります』とか『12番をやりたいんですが』とかいう会話が飛び交いますが、今日はその『17番』を熱を入れてやりました。この場面は、吉田演じる『浅沼』の重要な場面なのです。
多分、お客さんが『お?』と思うところ。代理演出・七海の目が光る。熱心な指示が飛ぶ。
あ、でも、七海さん、貴方が場面を見ながら注意を書き入れてるその台本は私(内山)の台本です〜!! ・・・・光栄ですわ・・・。

その後は高山氏リクエストで彼の出場を総ざらい。時折、妙な仕草、妙な台詞回しで、周囲で観ている者を爆笑の渦に巻き込む。・・・・彼は不思議だ! 彼の演技は不思議だ!!
そして何故かこの練習でこの場にいない角地の台詞と段取りが変わって行く・・・・。明日、練習に来た彼女は驚愕し、困惑するだろう・・・。ふふふふ・・・・。

終演後のお客さんへのご挨拶の段取りを練習し(最後の方にちょっとした余興あり! 必見!)最後にもう1度17番の確認をして、今日の練習は終了。
明日は、全員総出の『27番』と通しが待っています。運が良ければ2回くらい通しをやるそうです。
運が良いか悪いかは『27番』の出来に掛かっています。『27番』。後半の山場・・・。頑張ります!
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
10月8日(月)
 
照明担当佐藤さんご来堂〜、です。時間も長めの9時〜22時! うわぁ、13時間だ!
この日はいつもの施設の今までとは違う部屋で練習を行ったため、稽古場まで辿りつくのに、みんなちょっと一苦労。むむ、まさか、楽屋口から入るとは意外であった。で、着いた部屋がちょっと変形気味であったので、どうやって舞台バミリを入れるか一苦労。ピアノが邪魔だったので、女3人で『せぇの!』と力の限りを尽くして移動。
吉田の鋭い、素早い指示が飛び交う。
音響担当、さかなスタジオ常世田さんより『機材搬入はどこから?』というtelが入り、『受付に聞くぞ〜』と角地が走り、『長机はないのか?』と内山が走る。
おかげで、見る見る間に袖幕まで備え付けた、立派な練習場が完成致しました! 長時間態勢に備えて、おやつブースもある!

各々、基礎練習・発声練習を終えた後、場面を細かく区切って最初から最後まで通す形でこの日の練習が始まりました。それぞれ略式衣装といいますか、まぁ、衣装で羽織りものがある者は練習着の上にそれを羽織る、とか、靴だけ衣装、みたいな感じでやったんですけど・・・。練習着の半パンにオヤジ靴下+革靴、という姿で登場した高山氏は、みんなに『いくらなんでもその格好は変だ!』と大笑いされました。ううう、ごめんね。
あれは、『衣装を着た方がいいんですかねぇ?』という彼の問いに、『いいんじゃない、靴くらいで』といい加減な受け答えをした私の所為です・・・・。しかも、私も、彼を指差して笑いました・・・ひどいヤツだ、私って女は・・・・。

さて。今日は角地の緊張がすごくて。この、区切り通しでも、本人曰く『吐きたくなるくらい』に緊張してしまった、のだそうで。
傍目にはそうは、見えなかった(顔面蒼白とか、震えてる、とかそういう様子はなかったので)のですが、確かに舞台に出ると台詞等で小ミスをしていた。抜かす、とか、言い間違える、とかね。
彼女の場合、ミスをしたあとに、目に見えて自信を失って行くさまが良く分かる・・・。そして、私は、芝居をやる前の精神状態が舞台に顕著に表れる、という困ったちゃん。
つまり、何か落ちこんでいたりすると、舞台に出て『元気』な芝居をしてても空回り、という。
これも見て、すぐに分かるそうです。『君は・・・本当にねぇ・・・・』と七海に優しく諭されてちょっと涙目の私たちなのでした。
その点、七海・吉田は安定していてさすがだと思います。役者、というんでしょうね。
どんな状態でも規定のラインから下に行くことがない、というか。さすがですね。確かにこうでなきゃ、いかんですよね。
え? 高山氏? えーと高山氏はいつもマイペースですので(笑)逆に、崩れることはありません。
お昼を挟んで、衣装を身に着け、いよいよ通しです。部屋の電気を使って、客電が消えたところからスタート。聞いたところによると、この暗転状態が、更に角地の『吐きたくなるほどの緊張』を誘うのだそうです・・・・。確かに、演出の合図で始めていた今までに比べると、あの暗闇にはぐっと胸に迫るものがありますね・・・・。
今日は正味1時間29分! ギリギリ1時間半を切りました!・・・不思議だ。この芝居は絶対に余裕で1時間半を切るものだと思っていたのに・・・・。

やはり、1時間半の壁と戦うことになっている・・・・。夜光堂の芝居、常に1時間半の壁と戦ってる気がする・・・。集まって、ダメ出しを受けた後、ラスト場面の打合せ。
私、この芝居のラストは『かなしい』と再三、云ってますけど、『かなしい』にも色々あるなぁ・・・と思いました。動作一つでその『かなしい』が全然違う種類のものになって、役者の表情も意味合いが違うものになって、深い世界だなぁ・・・と思ったわけです。・・・・身を切られるようなラストだなぁ、今回は。
突然、突き放されたように思うお客様もいるかも。どうぞ、お楽しみに・・・。
その後、簡単なアクション場面や後半ヤマ場の段取り、そして芝居ダメ出し、音響きっかけ合わせなどを熱入れてやっているうちに、練習時間終了。13時間、やり通しました・・・。
さすがに、みんなちょっと目が死んでいた・・・・。お疲れ様でした。
泣いても笑ってもあと、4回。(角地なんかあと2回でゲネ入りだ!)悔いのないよう、やりとげたく思います・・・。

(内山)
--------------------------------------------------------------------------------

今日も通し稽古をしたんだけど、私は昨日よりボロボロだった。はっきり言って、この日記を書いてる今も動揺していて、胃が痛い。
今日の練習部屋はあまり広くなかったので、音響を担当して下さっているさかなスタジオさんの高橋さんや常世田さんのすぐ目の前で芝居をする形でした。
今日は夜光堂の舞台照明を引き受けて下さっている佐藤さんもいらっしゃいました。
舞台の前から長テ−ブルを挟んで椅子に座っているので、ちょうど本番でのお客さんとの位置なんだけど、これがまた凄く視線が気になるっていうか、なんか照れるというか、とにかく緊張しちゃうわけ。
午前中は場面をいくつか区切りながらざっと通していって、午後はノンストップで本番同様の通し稽古をした。
午前中の区切りながらの通しも緊張したんだけど、午後の通し稽古は半端じゃないくらい緊張した。
始まる前と終わりに電気を消してタイミングを計ったり、雰囲気を出してみたりして、もうそれだけで私の心臓はバクバクしていた。そう、前回第三回公演で私は兵士役をやったんだけど、目茶苦茶緊張して、自分でも分かるくらいに顔が引きつっていた。
それでも、兵士はそんなに表情のある役ではなかったし、出番も少なかったから何とかなったけど、今回は表情豊かな役で、出番も多いので緊張に顔を歪ませるわけにはいかない。
それに、緊張しすぎて台詞を飛ばしてもフォロ−するだけの技量がない。もし今日が本番だったら・・・と思うといろんなプレッシャ−がのしかかってきて、ますますドツボにハマッテしまった。あまりの緊張に吐き気が私を襲い、何だか無性に大泣きしたくなって、途中で帰りたくなった。本番で失敗したら、台詞を今日みたいに間違えたら、忘れたら・・・と思うと怖くてたまらなくなってしまったのだ。間違えて動揺してもそれを隠せるだけの自信がない。
ああ、どうしよう。本当にまずい。初通し稽古の昨日よりボロボロなんて!本番はきっともっと緊張するに違いないのに。
今日、段取りが変わった場所もあるし。
こんなことで本当に大丈夫だろうか私・・・。吉田さんなんか舞台にたった一人で長台詞に挑戦しなくちゃいけないのにね。
忘れてもトチっても誰にも助けてもらえないんだから、私なんかより全然大変なのにね。
しかも笑っちゃイケナイ役だから、七海さんがどんなにアドリブでおかしな事を言おうと、クスリとも出来ないんだからホント大変な役なんだよね。だから、私がこんな泣き言を言ってる場合じゃないとは思うんだけど・・・。
だけど、この胃の痛みは治まらない。とにかくもう一度台本を一からチェックしようっと!
ところで、高山さんは今日も遅刻をした。理由は分からない。昨日「明日は誰よりも早く来てね!」と言った私に高山さんは何度も「分かってる、分かってる」って言ってたんだけど・・・。でも、もう私も自分の事でイッパイイッパイ。
彼も大人なんだし、自分の行動は自分で管理できるよね。責任を持って行動してくれるよね。そう信じよう。

(角地)
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
10月7日(日)
 
あれあれ、一週おきに三連休かい!? この間の三連休は三日間練習でございましたけれども、今週は6日を今期の最後の練習休み日としまして、今日よりノンストップ練習でございます。(ノンストップも何も! 今日入れて前日ゲネまであと6回しかありませんがな!)
明日8日に照明担当佐藤氏(これで夜光堂公演に関わるのは三回目!アルフィー似の素敵なおにーさんです!)をお迎えし、照明プランを立てていただくべく、
通しをお見せする(慣れぬ敬語は疲れるなァ)ことになっておりまして、その前にやはり、1度は事前に通しをしておくべきであろうということで。

今日はこの芝居の練習を始めてから、台本読みを除けば初の! 最初から最後まで、場面を通してやってみるという。
そんな、記念すべき日なのであります。いつもは週1回しか練習に参加できぬ角地(家庭持ちは色々あるのさ)もダンナ様に可愛く(多分)お願いして、今日・明日と両日共参加だ!
みんな気合充分だ! そう、みんな・・・あれ? いち、にい、さん、し・・・・あれ? 一人、足りない・・・?一人・・・。・・・・た〜か〜や〜ま〜さ〜ん〜!?タカヤマタカヒデ、本日は2時間遅刻だ! うわ〜ん、どおなっておるのだぁぁ!!稽古場、大パニック!!
と言いたいところなんですが、みんな『・・・・はぁ』って感じでございました。彼が来てから。一応、どういう事情であったのかを尋ねてみたのですが・・・複雑過ぎて良くわかんなかったっす。
とりあえず、寝坊ではないらしいです。ええ。明日とか遅刻したら、危いよ・・・? ちょっと稽古場が赤くなるかもよ・・・?

まぁ、それはともかく。今日の稽古場は、例のあそこです。目の前に土手があり・・・ここに練習にきた日には必ず練習メニューに・・・・『マラソン』が加わるのです。あ、一般的には『ジョギング』ね。だけど夜光堂辞典の中では『マラソン』ね。今日のコースは各々の体調に合わせて自主選択。4人の内3名が『身体のどこかが不調』であったので、こういうことになりました。一番長い距離を走ったのは吉田。一番短かい距離だったのが内山。
で、走り終えてへとへとになって座り込む堂員へ、マネージャーのような笑顔でもって、カリカリ梅を配るのがおなじみナナウミアケミ。夜光堂、この稽古場でマラソンしたあと、何故か全員でカリカリ梅を食すという奇妙な習慣があります。

先週、後半部分の通しをやったので、今日は前半部分の通しをやってから全体通しに入る予定でしたが、その前に『ちょっと確認』のつもりでやってみた場面に穴がいくつも発見されてしまいまして(はい、原因その1でした、今日も私は!)図らずもそこの『場面練習』を余儀なくされてしまい、結局はそこの場面練習とダンスの確認をした後に、全体通しに入ると言う流れになってしまいました。

小道具の確認をして、衣装を身に着け。各自持ち場について。さぁ、初の場面通しです!
台詞・・・は覚えた、段取りは・・・さっき確認した、大丈夫、大丈夫・・・・と心でつぶやきながら・・・・。
先週の日記で『この芝居は1時間半を切ります』と書きましたが・・・・。きょうの通しは1時間35分かかりました・・・。
あり〜? うーん、前半部分で時計を見たら1時間を越えていたので、『もしかしたら・・・・?』と思ったのですが、やっぱりねぇ。
夜光堂の芝居、やっぱり後半部分が怒涛です。話が転がり出したら、加速がついて、どんどん行く感じですね。これまで、場面の通しをずっとやってきただけあって、芝居自体が止まるようなトラブルはなかったのですが・・・・。私、やらかしました。第3回公演、本番の悪夢再び、って感じですか。
 惷Ρ藜圓離ーワード台詞を飛ばして自分の台詞を言ってしまう』・・・・。
あ。この前も相手は美千子さん(吉田)だった。・・・・彼女は自分が言えなかったその台詞の最初の言葉の文字の形に口を作ったまま・・・・しばし固まる。その後、七海がフォロー。
◆愨羯賈困譟
一瞬、奇妙な間が流れる。角地が恐る恐る次の台詞を口にし、とりあえず場面は進んだ・・・・。
すいません。本当にすいません。
終わった後、蒼白になりました、我ながら。致命的でした、すいません。しかも、両方とも、超・山場のシーンだったりして。どうして、やらかすんだろう、私・・・。拠りによって・・・。反省します、みなさん、ごめんなさい、本当に。全然、大丈夫じゃねぇじゃねぇか!

その後、通しの模様をビデオに収めてもらっていたので、それを見ながら、演出のダメ出し。
私、間が多い。姿勢悪い。確かに後ろ体重になってる。そして、衣装のオレンジジャンバーは目に眩しい。(最後のは芝居とは関係ないのでは・・・?)
『ああ、人の目にはこーいう風になっているのだなぁ・・・』としみじみ思うのでした。
オーラス、吉田の芝居にちょっとドキリとする・・・・。ううう。これは反則だ・・・・。切ないだろう、切なすぎるだろう、それは!!
『切ない物語』がお好きな方、マジで観に来た方がいいですよ。喉から手が出るくらいに心が掻き毟られます、この物語のラストは(←比喩の誤用の乱立)。
アンハッピーなわけではないけれど。お客としてこの芝居を観に来たら・・・・。『かなしい』と思う。私は。
さぁ、全国の『かなしい』好きのみなさん! 10月28日(日)、『翠微譚』で切なくなって帰りましょう!
あれあれ、一週おきに三連休かい!? この間の三連休は三日間練習でございましたけれども、今週は6日を今期の最後の練習休み日としまして、今日よりノンストップ練習でございます。(ノンストップも何も! 今日入れて前日ゲネまであと6回しかありませんがな!)
明日8日に照明担当佐藤氏(これで夜光堂公演に関わるのは三回目!アルフィー似の素敵なおにーさんです!)をお迎えし、照明プランを立てていただくべく、
通しをお見せする(慣れぬ敬語は疲れるなァ)ことになっておりまして、その前にやはり、1度は事前に通しをしておくべきであろうということで。

今日はこの芝居の練習を始めてから、台本読みを除けば初の! 最初から最後まで、場面を通してやってみるという。
そんな、記念すべき日なのであります。いつもは週1回しか練習に参加できぬ角地(家庭持ちは色々あるのさ)もダンナ様に可愛く(多分)お願いして、今日・明日と両日共参加だ!
みんな気合充分だ! そう、みんな・・・あれ? いち、にい、さん、し・・・・あれ? 一人、足りない・・・?一人・・・。・・・・た〜か〜や〜ま〜さ〜ん〜!?タカヤマタカヒデ、本日は2時間遅刻だ! うわ〜ん、どおなっておるのだぁぁ!!稽古場、大パニック!!
と言いたいところなんですが、みんな『・・・・はぁ』って感じでございました。彼が来てから。一応、どういう事情であったのかを尋ねてみたのですが・・・複雑過ぎて良くわかんなかったっす。
とりあえず、寝坊ではないらしいです。ええ。明日とか遅刻したら、危いよ・・・? ちょっと稽古場が赤くなるかもよ・・・?

まぁ、それはともかく。今日の稽古場は、例のあそこです。目の前に土手があり・・・ここに練習にきた日には必ず練習メニューに・・・・『マラソン』が加わるのです。あ、一般的には『ジョギング』ね。だけど夜光堂辞典の中では『マラソン』ね。今日のコースは各々の体調に合わせて自主選択。4人の内3名が『身体のどこかが不調』であったので、こういうことになりました。一番長い距離を走ったのは吉田。一番短かい距離だったのが内山。
で、走り終えてへとへとになって座り込む堂員へ、マネージャーのような笑顔でもって、カリカリ梅を配るのがおなじみナナウミアケミ。夜光堂、この稽古場でマラソンしたあと、何故か全員でカリカリ梅を食すという奇妙な習慣があります。

先週、後半部分の通しをやったので、今日は前半部分の通しをやってから全体通しに入る予定でしたが、その前に『ちょっと確認』のつもりでやってみた場面に穴がいくつも発見されてしまいまして(はい、原因その1でした、今日も私は!)図らずもそこの『場面練習』を余儀なくされてしまい、結局はそこの場面練習とダンスの確認をした後に、全体通しに入ると言う流れになってしまいました。

小道具の確認をして、衣装を身に着け。各自持ち場について。さぁ、初の場面通しです!
台詞・・・は覚えた、段取りは・・・さっき確認した、大丈夫、大丈夫・・・・と心でつぶやきながら・・・・。
先週の日記で『この芝居は1時間半を切ります』と書きましたが・・・・。きょうの通しは1時間35分かかりました・・・。
あり〜? うーん、前半部分で時計を見たら1時間を越えていたので、『もしかしたら・・・・?』と思ったのですが、やっぱりねぇ。
夜光堂の芝居、やっぱり後半部分が怒涛です。話が転がり出したら、加速がついて、どんどん行く感じですね。これまで、場面の通しをずっとやってきただけあって、芝居自体が止まるようなトラブルはなかったのですが・・・・。私、やらかしました。第3回公演、本番の悪夢再び、って感じですか。
 惷Ρ藜圓離ーワード台詞を飛ばして自分の台詞を言ってしまう』・・・・。
あ。この前も相手は美千子さん(吉田)だった。・・・・彼女は自分が言えなかったその台詞の最初の言葉の文字の形に口を作ったまま・・・・しばし固まる。その後、七海がフォロー。
◆愨羯賈困譟
一瞬、奇妙な間が流れる。角地が恐る恐る次の台詞を口にし、とりあえず場面は進んだ・・・・。
すいません。本当にすいません。
終わった後、蒼白になりました、我ながら。致命的でした、すいません。しかも、両方とも、超・山場のシーンだったりして。どうして、やらかすんだろう、私・・・。拠りによって・・・。反省します、みなさん、ごめんなさい、本当に。全然、大丈夫じゃねぇじゃねぇか!

その後、通しの模様をビデオに収めてもらっていたので、それを見ながら、演出のダメ出し。
私、間が多い。姿勢悪い。確かに後ろ体重になってる。そして、衣装のオレンジジャンバーは目に眩しい。(最後のは芝居とは関係ないのでは・・・?)
『ああ、人の目にはこーいう風になっているのだなぁ・・・』としみじみ思うのでした。
オーラス、吉田の芝居にちょっとドキリとする・・・・。ううう。これは反則だ・・・・。切ないだろう、切なすぎるだろう、それは!!
『切ない物語』がお好きな方、マジで観に来た方がいいですよ。喉から手が出るくらいに心が掻き毟られます、この物語のラストは(←比喩の誤用の乱立)。
アンハッピーなわけではないけれど。お客としてこの芝居を観に来たら・・・・。『かなしい』と思う。私は。
さぁ、全国の『かなしい』好きのみなさん! 10月28日(日)、『翠微譚』で切なくなって帰りましょう!

(内山)
--------------------------------------------------------------------------------
今日は初の通し稽古の日だった。台詞が飛んじゃっても、段取りを間違えちゃっても途中で止めるわけにはいかない通し稽古。昨日から緊張してあまり眠れなかった。(本当は寝不足でメッチャ眠かったんですけどね)明け方にやっと眠れたんだけど、そのせいでいつもよりちょっと遅く起きてしまった。慌てて支度して練習場所に向かったのでギリギリセ−フ!
遅刻は免れた。吉田さんと七海さんとウッチ−の三人は既に来てたけどね。
高山さんは一時間遅れるとの事だった。またか・・・と思いながら基礎練を始めたんだけど、最近また遅刻魔と化した高山さんは一時間経っても現れなかった。今日は貴重な通し稽古の日なのに。
吉田さんの立てた今日の練習プランは、高山さんの遅刻が10分、20分と伸びていく度に変更せざるをえなかったみたいで、かなりご立腹の様子だった。高山さんの遅刻は今日が始めてじゃないからね〜。結局今日高山さんは二時間も遅刻した。
しかも連絡なしでだ。吉田さんが受けた連絡は一時間遅れと言う事だから、無断で遅刻したと言っても過言ではないだろう。
連絡出来ない状況にあったならともかく、全然そういう事ではなかったようなので、とりあえず遅刻の理由を詳しく聞いてみる事にした。初めは単なる寝坊だと言っていた高山さんだけど、最終的に彼の段取りのマズさと、遅刻に対する罪悪感の欠如が原因だという事が分かった。
まったく、ただでも遅刻してんのに、コンビニ寄ってて電車を乗り過ごすってどういうことだよ!
しかも一時間に二本しか来ない電車に!高山さんに金輪際遅刻はしないと誓わせて時計を見るとすでに三時近く。
今日は朝九時から夜九時までの練習だったので最低二回は通し稽古をやりたいと言っていた吉田さんだったけど、流石にこの時間から二回は無理かな、ってちょっとあきらめ顔の吉田さんだった。
一時間半ちょっとのお芝居(今の所は、だけどね)だから、無理をすれば出来なくはないんだけど、一回分のお芝居で消耗する体力・精神力といったら、いくら練習とは言え半端じゃないんだよね。
ほとんど休憩を入れずに二回もやったらきっと倒れてしまう人が出るに違いない。
う〜ん、そうだなぁ例えば、毎日睡眠不足状態の続く吉田さんとか、ちょっと体調を崩している七海さんとか、仕事が忙しくて毎日残業地獄に苦しむウッチ−とか。それに明日も朝九時から夜十時までの練習で通し稽古をやるから、今日体力を使いきってしまうわけにはいかないんだよね。
既に高山さんに遅刻理由を問い詰めるのにかなりの体力を消耗してしまったしね。とにかく通しをやろうと始めたんだけど・・・。
初めての通し稽古という事で、予め吉田さんから ―台詞が飛んだりして、かなりボロボロになる― と言われていたんだけど、私正しくその通りになってしまいました。入っている筈の台詞が飛んでしまったり、段取りを間違えてしまったり、とにかく最近の場面練習ではしなかったミスを連発してしまったのだ!
通しが終わって一人落ち込む私。「台詞噛み噛みだったよ〜」と言っていた七海さんも、ちゃんとその場の勢いとアドリブで何の問題もなかったかのように切り抜けていたし、「台詞忘れた!まだちゃんと入ってね〜」と叫んでいた(?)吉田さんもその場ではちゃんと冷静に対処していた。
なのに私ときたらちょっと台詞を言い間違えただけで動揺しまくり、それもその後の場面まで引きずってしまうほどの動揺っぷりなのだ。まずい、まずいよね。さかなスタジオさん(夜光堂の音響・その他に協力していただき、夜光堂を支えてくださっている大切な方達)の高橋さんがビデオを撮っていてくれたので、それを見てブル−な気持ちになりながら自分の動きをチェックしていったんだけど、明らかに動揺している姿がばっちり映っていた。どうしよう。もうすぐ本番だっていうのに・・・。

(角地)
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
9月30日(日)
 
9月最後の練習です。内山−七海−吉田−高山・・・。高山!? たーかーやーまーさーん!!1時間半遅刻・・・・。今日は七海−吉田デーだから良かったけどさ。とほほ・・・・。
そう、今日はようやっと、七海−吉田が自分たちの練習をすることができたわけで。
基礎練習の後は、数多いシーンを少しでも長く多く練習するために即、場面練習へと入りました。
2人の出ている場面の流れを追って、最初から順番に。
『これは・・・・戦いだぁ・・・・』と思いました、外で観ていて。いや、戦いって言ったって、女優VS女優、プライドのぶつかり合い、みたいなアレではなくて、(演劇マンガとか読むと、良くそういう感じのシーンが出てきませんか?)、にらめっこみたいなの。
もっと分かりにくいな、えーとですね、ちょっとだけネタばらしになりますけれども、吉田の演じる『浅沼』というキャラ、『笑わない研究者』って感じなんですね。
対する七海の演じる『深水』は『陽気で朗らか(でも心に陰(笑))軽めの研究者』って感じなんですよ。
この二人の関係がこの話の焦点であるんですけれども、この、2名の初接触シーン。深水が勢い良く飛びこんできて、べらべらっと軽妙に話し出すんですけれども、これが・・・・かなり、面白いんですよ。
べらんめぇ口調で、ぽんぽん軽口が飛び出す。外で観てる身分は気楽ですよ。気ままに笑えるし、時にはツッコミをいれたり(・・・・お客さんはしないで下さいね・・・・。私も本番は裏で大人しくしてますから・・・・)できるんですけれども・・・・。察しのいい方はお分かりになりますね・・・?
『笑わない研究者』なんですよ、吉田の役所は。どんなに、どんなに、可笑しくても!彼女は舞台で笑っちゃいけないんですよ! クスリともしちゃいかんのですよ!! これは・・・相当つらいことですよぅ〜。
現に、彼女の手の平には、笑いを堪えるために自らたてた爪の跡が・・・・。『笑っちゃいけない』と思うと、余計に面白いんだよ・・・・。
私にも、1シーンだけその『笑っちゃいけない』場面があるんですが・・・・。未だに、1度も笑わずにできたことがないんです・・・・。
いやぁ、戦いでした。七海もまた、『・・・笑わせようとしてない?』ってくらいの弾けっぷりだし、吉田は頑張ってそれに対抗しようとしてるし。ん〜、でもこういう形で舞台で対抗し合えるのは、夜光堂ではこの2人だけかもしれないなぁ・・・・・。
他のメンバーじゃ、多分太刀打ちできないもんなぁ・・・・。

まぁ、それはともかく。順を追って2人の場面をやって行ったので、浅沼と深水の距離が縮まっていく様子が早回しで分かって、今日は私、ちょっと取りこまれ気味・・・・。
いかん、いかん、私は2人の敵役(笑)。
本当にね、何か綺麗な感じなんだよね、2人とも。観ていて、その余りの一生懸命さっていうか、純粋さに・・・・胸、打たれる感じ。このままそっとしておいてやりたい・・・・けど、そっとしておかないのが、私達ですから(笑)。
特に、ラストシーンがとても感動な作りになっていて。悔しいから、絶対『良かった〜』『泣ける〜』とは言いませんけど(笑)。くそ〜、うまいな、2人とも!! 観客の心のツボを抑えてるよ!!
これ、私達だけで味わうのもったいないんで、10月28日の公演は、是非とも、みなさん、観にいらして下さいませ。
そして、一緒に胸をかきむしられるあの感覚を・・・・・。如何でしょうか?
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
9月29日(土)
 
今日は私にとって、初通し前最後の練習となるわけでして。かなり気合を入れて行ったわけなのですが、またしても高山さんが寝坊をして練習に遅れ、何と言うか『出鼻をくじかれた』ような感じなのでした。
しかも、お詫びの一つもないというのはどういうことなのか!「寝坊しちゃったんだからしょうがないじゃん」くらいのもんなんですかねぇ。まぁ、寝坊して遅刻しようが何をしようが、悪びれもせず飄々としているのはいつもの事だし、それが高山さんの持ち味でもあるわけだから、今更どうこうしようって気にはならないけどね。
それにしても、高山さんの演技このまま行くとヤバイんじゃないかなぁ?
一緒に出ている(舞台上に)シ−ンがほとんどなので、あまり客観的には見れないんだけど、台詞を交わしていて明らかに他の共演者には感じられない違和感というかやりづらさみたいのを感じるんだよね。
最初のうちはみんな誰しもお互いに感じるんだろうけど(吉田さんや七海さんレベルまで行くとないかもしれないけど)、練習を重ねていくうちに徐々に薄れていくんだよね。でも、高山さんとの場合は薄れていくどころか深まっていく一方みたいな・・・。
私とウッチ−が台詞を交わすシ−ンでも、「会話してない」って演出から注意される事がいまだにあるんだけど、それは演出から出された他の注意に意識が飛んでいて、頭で考えながら演技をしている時が多い。
ウッチ−は分からないけど、少なくとも私はそういう時でもウッチ−に対してやりづらさを感じる事はない。
やっぱり最初からそうだったわけじゃないけど、流石に今はない。でも、高山さんと台詞を交わしてると、演出に言われるまでもなく会話をしていない事がよくわかる。自分が一方的に台詞を喋ってる感じがするのだ。
緊張感を出さなければいけないシ−ンでも、自分ばっかり真剣みたいでなんだか自分の役がマヌケに感じてしまうのだ。でも、そういうシ−ンには大抵ウッチ−も一緒に出てるから完全に力が抜けてしまう事はないんだけど、それでも一瞬高山さんの台詞の後に力が抜けそうになるのは確かだし、そうならないように気を付けなければならないのも確か。
そしてそれが彼と台詞を交わしていて感じるやりづらさの原因なんだと思う。
私に相手の演技に引きずられないくらいの技量があればいいんだろうけど、なかなかそれだけの演技力(コントロ−ル)を身に付けるのは難しいよなぁ。大体、高山さんだって今回の芝居が初めてってわけじゃない。
初回公演から参加しているからもう三回は舞台を踏んでるわけだし、芝居暦も少なくとも二年にはなる筈。
いくら週末にしか集まって練習が出来ない夜光堂と言えども、もう少し上達していてもいいんじゃないかな。
彼と演じているとバリバリの初心者を相手にしているような気がしてならない(すごい見下した表現で申し訳ない)。
練習日じゃなくても自主練はいつでも出来るわけだし、忙しくてなかなか出来なかったとしても、
周りに遅れを取っている人間が全くやらないなんてことは考えられない。
しかも高山さんは、「やる気あります!」「夜光堂が大好きです!」って断言しているくらいなんだから、自主練をほとんどしてこなかったなんて考えたくない。自主練をしたからっていつでも結果が出せる、残せるわけじゃないって事は私も良く分かってる(第四回公演の私とウッチ−の練習日記を最初から読めば一目瞭然!)。
それに私だって、空いた時間全てを自主練にまわしたなんて、胸を張って言えるわけじゃないし。
それでも少なくとも今回の芝居では、第三回公演の時より成長した自分を、お客さんに見せる事が出来ると思う。
でも高山さんはどうだろう。どうなんだろう・・・。今公演の芝居の稽古で、何かを身に付ける事は出来たのかな?
どんなに小さな事でもいいから前回の公演より成長したぞ!って所があるといいんだけど・・・。
先週よりも長く場面を繋ぎあわせ、しかも時間を計って練習したので、公演も本当にいよいよだなって思ったら、つい今までの練習が走馬灯のように頭の中を駆け巡ってしまいました。

(角地)
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
9月24日(月)
 
3日練習も今日が最終日。参加者は七海明美を除く4名で行われました。
基礎練習、発声練習、例の如く各々ペースでこなし、やはり最初はダンス練習から。
ようやく、それぞれ、振りつけも身についてきたのかな・・・なんて甘いことを考えていたら・・・とんでもなかったのでした。対の振りになっている内山−角地のダンスが・・・違う! という問題が勃発! 何てことだ、こんな時期に〜!!
『どっちが正しいんだ!?』という話になり、ミッチェル先生(このダンスの振りつけ師。しつこいようだが、ブロードウェイ在住)にお出ましを願い、『この振りをつけたの、大分前だし、どっちが正しいのかなんて憶えてないワ』と仰るところを、「いや、もう、先生の好みの方で結構ですから!!」説き伏せ、二人の振りを観て頂くことにしました。
お互い、口には出さねど『正しいのは・・・私!』という気持ちで一杯であった・・・・かどうかは分かりませんが、とにかく、おそるおそる自分の信じる(自分が今まで」やってきた)振りを披露。
果たして、軍配は角地の振りの方へと上がるのでありました。矯正を余儀なくされた内山は『また、私が間違いかよ〜!! ちっくしょ〜』と喚きたてながら、正解とされた振りの練習を繰り返す。
・・・・はっきり言って、大幅でも難解でもない変更である。
しかし、問題は、内山の基本姿勢『常に後ろ体重(重心が常に後ろにある)』であったので、やたらめったら直すのに時間がかかり、短気、というより、忍耐力のない内山は、ヒステリーを起こし、『ウキャ〜!!』と奇声を発しながら、稽古場を走り回り、壁を蹴る真似などして、うっぷんを晴らそうとするのでした。
『正解』と認定された角地、おごることなく、あくまで控えめな態度で、ヒステリー・内山の練習に付き合い、大人の態度を見せてくれました。えらいなぁ、かくっち(角地の通称)は!!

いつまでも内山の後ろ体重の矯正に時間をかけているわけにもいかないので、適当な所でダンス練習を切り上げ、今日は午前中から場面練習。『内山−角地−高山』の『スタッフトリオ』(今回の芝居には『研究者ペア』と『スタッフトリオ』が出てくるのです)が、全員揃っている、ということで、とりあえず、台本の流れに沿って、3人が出てくる場面を順を追って練習することに致しました。
・・・・個人的にはとてもありがたいことなんですけれども。
自分自身が一番練習をしたいときだろうに、場や時間を『演出』として過ごさねばならぬ、吉田の苦悩は計りしれぬものがあると思います・・・。ううう。いつもごめんねぇ・・・。
途中途中で段取りの確認やら、ネタ練習やらをしながら、場面を進めていきます。
小さな問題はそれこそいくつもあったのでしょうが、とりあえず、ペース的には順調に場面は進み、一通りやったところで、お昼になりました。

午後からも、『スタッフトリオ』練習。いや、無論、主役の『浅沼(吉田の役名)』が重要なのは分かってるさ。勿論、何が優先かと言えば、主役優先さ。しかし・・・・相方がいないんじゃ・・・・どうしようもなかったんです。この芝居、七海と吉田はペアで練習しないと何にもならんのです・・・・。切ない話です。
そんな今日の午後練習は、『高山氏の時間』であったと言っても過言ではないでしょう!
とにかく、高山氏が稽古場の空気や笑いの中心。舞台上で泳ぐ視線! 落ち着きなく常に動く不穏な手足!
棒読みなのか芝居なのか判断しかねる不思議な口調! 目を引くぞ!しかし、君が目を引いてどうする!! 面白いけど、いかんぞ!
よ〜く話を聞いてみたら、彼はどうやらこの芝居を理解しきれてなかったらしい。
そんな訳で、練習を一時中断し、この芝居の世界を懇々と全員総出で彼に説きました。
ははは・・・。何をやってるんだ、この時期に・・・・。

でも、まぁ、お陰で、その後の場面練習での彼はギリギリ持ち直したような感じでありましたが・・・・。
・・・来週は吉田に練習してもらうぞ! 今週はほとんど芝居ができなくて、彼女はとっても悲しそうだったから・・・・。
初の通しまで、あと2回・・・・。

(内山)
--------------------------------------------------------------------------------
今日昼過ぎに夜光堂の練習を覗きにきたら、もしかしたら不思議な光景を目にする事が出来たかもしれない。
いや、夜光堂の事をあまり知らない人や、この練習日記を読んだ事がない人には、別にどうって事のない光景だったかもしれない。私がウッチ−にダンスの一部分を教えてる姿なんて・・・。
そうなのよぉ、この私がウッチ−にダンスの指導をしていたのですよ(あれがダンスの指導などと呼べるものかは別として)。
どうしてそうなったのかと言うと、詳しい事はウッチ−の日記を読んでもらうとして(なんて怠け者!)、ウッチ−がダンスの振りを一ヵ所だけ間違えて覚えてる事が発覚したので、ミッチェル先生に「あなたの振りは合ってるワ」と言われた、ウッチ−と対のダンスを踊る私がウッチ−に振り写しをしたわけなのです。
いやぁ、ウッチ−に負けず劣らずダンスの苦手な私が、「あ、そこ違う。こうだよ、こんな感じ」とか言いながらウッチ−に教えてるんだから、変な光景だよね。自分でも変な感じだったさあ。
ウッチ−が時折「ウキ―ッッ!!」だか「ホギャ―ッッ!!」だか言いながら壁とかに八つ当たってたんだけど、それは単純な振りなのになかなか出来ない自分への苛立ちからなのか、それとも大して上手くもない私が偉そうにウッチ−に「ああでもない・こうでもない」と言っていたからなのか分からなかったので、とりあえず何も言わずに黙って見てた。
ウッチ−の事だから多分前者の方だろうけど、自分のダンスに自信のない私は教える立場でも、常に弱気なのさ!
同じ振りが、ウッチ−と違ってたりした時は結構強気なんだけどね。ウッチ−の方が正しいのに、自分の方が合ってると自信満々に言い放ったりしちゃう奴なんで〜す!あ、いや、反省、してますよ、ちゃんと。
そうそう、もう一つ不思議な光景があった。高山さんがみんなを笑いの世界へ連れていってくれたのだ。
吉田さんなんかお腹抱えて笑ってたし、ウッチ−も歯茎全開で笑ってたしね。
何がそんなに可笑しかったのかというと、高山さんが何か楽しいギャグを披露してくれたわけでは、もちろん、ない。
じゃあ、天然ボケをかましてくれたのかと言うと、そういうわけでもない。ある意味天然なんだろうけど、別にボケをかましたわけではない。無言の芝居を演じている彼が可笑しかったのだ。
ウッチ−と吉田さんが喋ってる後ろで、私と高山さんは無言の芝居をしなければいけないんだけど、彼はどう動いたら良いのかイマイチ分からなかったらしく、普通じゃ有り得ない動きを(本人はいたって真剣)していたのだ。
高山さんに背を向けて芝居をしていた私は、最初何でみんなが笑っているのかさっぱり分からなかった。
何度かそのシ−ンを繰り返した後、ウッチ−が私の代役を買って出てくれたお陰で高山さんの奇行を見る事ができたんだけど、真剣に一生懸命やってる高山さんには悪いけど、マジで笑えた。
動きが変だと指摘しても直らないし、吉田さんが動きを矯正しても何かが可笑しかった。
でも、笑ってばかりはいられない。だって本番まで数日しか練習日はないし、初通し稽古まであと二日間しか練習できない。
そんな押し迫った頃だけに吉田さんは顔を引きつらせていた。
結局、高山さんの出る時間を短くするって事で落着したんだけど、いつもは存在の薄い高山さんが、今日ほどみんなの視線を集める事は珍しいと思う。まあ、こんなことで注目されてもうれしくはないだろうけどさ。
ところで、今日の吉田さんは朝から妙にハイテンションだった。
ム−ドメ−カ−の七海さんがいないから、場を盛り上げようと頑張ってるのかな、と思ったけどちょっと違かったような気がする。う〜ん・・・朝はいつもロ−テンションな吉田さんだけど、たまに妙にハイテンションになるのはやはり疲れから来るものなのかなぁ。
今週は三連休で練習が三日間続いたからねぇ。

(角地)
| 翠微譚〜消えない音〜 | comments(0)
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

このページの先頭へ