稽古場より徒然なるままに

11月8日(日)七海版
ラスト練習デー!
記念すべきツキニジ最後の練習日記は、じゃんけんでその座を勝ち取った七海がお送りさせていただきます。
え?!内山じゃなかったの?!と思われた皆さん、実は真のじゃんけん勝者はわたくしでした!
内山「練習日記アップしたよー」
吉田「あれ?七海じゃなかったっけ?」
内山「…え?私勝ったんじゃなかったっけ…」
吉田「一番最初に負けてたヨ…」
…といったわけで、内山の練習日記と重複する部分もありますが、せっかく書いたので、アップさせていただきます!
ラストデーの予定は、午前中に通しを一回→照明の佐藤さんがいらして打ち合わせと通しを一回→佐藤さんのリクエスト場面を返す→メイクテスト→仕込みの打ち合わせ、と盛りだくさん!
これから本番まで、どわぁ〜っと嵐のように過ぎて行くんだろうなぁ。


【佐藤さんがいらしたぞぉー!】

本日は照明の佐藤さんがいらっしゃって、まずは舞台図を囲みながら、吉田と宮島さんと打ち合わせ。
(佐藤さんと宮島さんが照明の話をし始めると、話の内容が専門的で分からなくて、吉田は「むー話に入れん!」ともだーっとなるそうです)
物語の流れを説明した後、通しを見てプランを立てて下さいます。
通しが一回終わった後、演出が尋ねます。
「も、もう一回通し…ますか?!」
「ぁー…」
ドキドキ。
「大丈夫です。殺陣だけどうなってるか見せてください」
「も、勿論ですッ!!」
一度見ただけでもう頭にパパパパパっとプランが浮かぶんだろうか…!
吉田の脚本はいつも何らかの自然現象がキーワードとなっている事が多く、今回もきっと佐藤さんの照明によって、それが舞台に…と思うとドキドキであります!
そんな佐藤さんですが、真剣に舞台のお話を聞いて下さる一方、とてもお茶目な面もお持ちです。
佐藤さんがいらっしゃる日は、音響の宮島さんと共に、ささやかながらお昼の軽食を出させていただいています。
本日のメニューは、うまーいおにぎり屋さんのおむすび4つと、唐揚げ、豆と昆布を煮たようなお惣菜!
通しが終わったあとに召し上がっていたのですが、佐藤さんの隣に陣を構える内山がとある異変に気付きました。
「ぇーと?私のところにお惣菜が置いてあるんですが…。佐藤さん苦手だったんですか?」
「まぁ…ちょっと…」
「豆が?」
「全体的になんか…」
いや、もう苦手なものを残していただくのは一向に構わないんですが、内山のところにさりげなく置いておくというのがツボでした!


【誰かたぁーすけてぇー】

本日は各々がメイク用具を持ち込んでメイクテスト。
ぅーん、変だ。
後から始めた人達が次々といい感じに仕上がっていく…。
吉田に至っては「ドウラン塗るの飽きたー」とか言ってたくせに、結構な短時間で出来上がっておるじゃないか!
それに比べて私はどうだ。
キャラクターのイメージカラーの活かしどころがうまくいかなくて、ルフィみたいな目の下の傷っぽいやつ描いて遊んどる…。
額にチャクラとか言って点描いて、片寄さんに「インドっぽい」とか言われとる…。
そんな馬鹿な行動に危機感を感じたのか、内山とめぐりんが集まってきて色の入れ方を教えてくれました。
ありがとう女子達!!!
ところで大抵の役者は自分で塗り塗りして周りの人に「顔色どうー?」とか「色こんなもんかなぁ」などとチェックをして貰って、「もうちょい濃い方が…」とか何らかのダメ出しを貰うのですが、ひとり神のような男がおりました。
「ドウラン塗ってみたよー」
「…いいんじゃない?」
一発オッケー、ウッチーさん。
恐ろしいほどにドウランの色が馴染じむ男…!!
残念ながら川村ネェさんは皆でわいわいするメイクテストに参加出来なかったのですが、先に行った通しの前にメイクを仕上げており、キラキラしながら通しを行っておりました。
川村ネェさんは今回、ちょっと艶っぽいキャラクター。
メイクも大人っぽくて素敵なのです!
片寄さんは自分で目張りを入れられる男なんだ!
あやあやはピンクを基調としたふんわり仕上げ。
めぐりんはスクールで習ったというメイクテクですっごく綺麗にメイクを乗せるんだ!
ウッチーさんは塗ってるのにとってもナチュラル。
吉田は切れ長の瞳によく映えるシュッとしたラインが特徴的です。
ええなぁ、わし、たぬき目だから濃い色を入れるとボテッとするんよ…。
そして、当日宮島さんと共に音響を担う内山のメイクポイントはズバリ、「ウォータープルーフのマスカラ」だそうです。


【今日の小話】

忙しい合間を塗って稽古に参加して下さる音響の宮島さん。
役者がメイクテストをしている空き時間に、稽古場の隅っこでひとときの眠りにつきます。
すやすや…すやすや…すやすや…ハッ!!
目を覚ました時、何故か目をくりっと見開いてびっくり顔をしていた宮島さん。
一瞬自分がどこに居るのか、分からなくなっちゃったそうです。
あるある!稽古場睡眠の罠…!

今日の片寄さんの私服は内山曰く「電気工事の人みたいな格好」。
確かに色合いが作業着だわ。
不思議なもので、そう言われたらそうとしか見えなくなってきます。
更に…メイクテストの時に白いタオルを頭にきゅっと巻いた姿を見て、内山が絶叫しました。
「ていうか、なんで敢えてそっち(電気工事の人)に寄せていくんだ?!」
全くだ。似合ってたけど!

今日の吉田はハラヘリ。
通しの前にお腹がきゅるーんと鳴っていました。
今回、演出も舞台作りも役者も全部担う吉田は、打ち合わせやセッティングなどでなかなかごはんを口にする事が出来ないのです。
佐藤さんもいらっしゃり、さぁ、準備が整って通しをするヨーという時に吉田が取り出したのは…
「なっ?!フランクフルト?!」
衣装を着て、手には通しのタイムを計るストップウォッチ、格好だけ見たらもう今すぐにでも始められる…という状態で、フランクフルトを「あむー」!
そしてそれを見つめるスタンバイ中の役者達。
なんだコレ。
「あのねー、これスモークフランクなんよー」
う、うん、そうか。
スモークフランクなるものをもぐーっと食べた吉田が次に取り出したものに、我々は更に驚愕した。
「グハァ!アメリカンドック出てきたァ!!」
どっちもうまいよね、うん。

今回の衣装はちょこっと特殊。
めぐりんの肘が衣装の一部から丸見えになっちゃうんだなよぁ、動き方かなぁ?それともそもそもの仕様のせいなのかなぁ?などと頭を付き合わせて考えていたら、
「これはねぇ、多分着方だと思うんだ。私も色々試してみたんだけど…こうしてこうすれば…」
颯爽と現れて一瞬にして謎を解いていったあやあや…!
君のことを我々はこれから「衣装探偵あや」と呼ぶよ。

吉田は速い。
何が速いって動きが速い。
通しになってキャラクターが乗ってトップスピードで動くと、一歩一歩がでっかくなって凄く踏み込んでくるから、要スペース、である。
しかしスペースがない場所はどうすればいいのか…これはもう吉田自身が早い段階でブレーキをかけるしかないのだが…。
「いや、でも稽古場では平面だけど、実際の舞台は段がつくから上る時にスピードが落ちるんじゃないか?」
いや、違うのです。
吉田の加速を長いこと見ている私が断言致しましょう。
段がついたほうが、吉田は早くなる…とね。
「びっよーーーーーーんんん!」
段を駆け上がる為に更にスピードに乗る吉田を見て、皆が納得してくれました…えぇ。


【さて!】

いつになく大人数でやいのやいのと作り上げてきたツキニジ物語ですが、残すはゲネと本番のみとなりました。
なんか…物語自体がみんなで一緒にわいわいと行動するようなお話だったので、それがもう終わっちゃうのかと思ったら、急に淋しくなってきちゃいましたよ。

役者が久々という片寄さん、多分今回演出に一番怒られた役者さんじゃないでしょうか!
周りと会話する事に苦戦して、ご本人もしんどそうでした。
でもここ最近は舞台の上でもキャラクターとしてよく笑顔を見せるし、楽しそうだなぁって思うのは私だけでしょうか…??にまり。

ウッチーさんは演出から「ここは君が頼りだ!」という台詞や音合わせをガッツリ任されています。
時折謎の中国人になることもあるけれど、途中からの稽古参加であれだけの内容の台詞を入れるのは本当に大変だったと思います!
気がついたらあっという間に台本も離してたし、ほんと凄いな!と思ってましたよ…!

川村ネェさんは稽古時間が短い中での参加でしたが、毎回、稽古に出てくる度に、キャラクターをグレードアップさせてくるのにビックリしていました。
段々色がのってくる…みたいな感じでどんどん艶やかになっていく!
話を取りまとめてくれる綺麗なお姉さん…みんな大好きです!

めぐりんはキャラの濃い〜ぃ歳上メンバーに囲まれて、キャラの濃い〜ぃ動きなんかを付けられて(主に内山に!)なかなか大変だったんじゃないかなぁと思います。
でも、それをちゃんと飲み込んでくれたお陰で、愛らしさが滲み出るキャラクターになりました!

あやあやはキャラクターをとってもとっても大切に育ててました。
キャラクターの気持ちの流れを物凄く深く考えて、入り込んで…。
いつの間にか衣装や小道具なんかもキャラクター仕様にカスタマイズされてて、凄いな!とひたすら感心。
キャラクターも、こんなに愛されてほんとに幸せだと思います!
一緒にわいわい出来て、ほんとに楽しかった!!

よしださんは長い付き合いで、今までの芝居の中でもペアで動いたり、敵対したり…と色々な関係性を演じる機会があったけれど、これほどまでに「思いっきり喧嘩してやろう!」と思った関係性は初めてです。
うるぁー!!うるぁるぁー!!
コンチクショー!!覚えとけェ!!←褒めてます。

うっちゃんは宮島さんが入ってくださるまでの稽古の音響を一手に担い、音楽から殺陣から効果音からぜーんぶ入れてくれていました。
録画した殺陣画像を見て、休憩時間も自主練してる姿、ごっつり見ておりましたよ…!
音楽と効果音が欠かせない夜光堂のお芝居は、うっちゃんの支えと努力で成り立っています!!

宮島さんは音響さんに留まらず、色々な面でサポートをしてくださいます。
舞台のこと、特殊な小道具のこと、相談すれば次々にアイディアを出してくださる、本当に頼もしい兄さんです!
いつも支えて下さってありがとうございます。

佐藤さんは物語に欠かせない綺麗な照明を入れてくださいます。
仕込みの最中に試しに光が入るだけで「ふぁぁああぁ〜!」となってしまう我々。
場当たりに入ってフルで目にしたら、その美しさにうるうるしちゃうんじゃなかろうか…と思っております。

そんなメンバーでおおくりします『ツキノニジ』。
まだお席に余裕がありますので、どうぞ劇場へ遊びにいらしてくださいませ。
こんなにも大人数でわいわいしている夜光堂の演目を見られるのはもうない?!かも…です!!(笑)
『ツキニジ』メンバー一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

さて、残すところ仕込みとゲネと本番のみ!!
魂の一欠片まで全て絞り出して臨みます。
皆さん、本当に稽古お疲れさまでした。
あと少しだけ、一緒に物語の中を駆け回る『仲間』でいてくださいね!

※…と、偉そうに書いてますが、わたくしはただの練習日記締め当番であって、演出は吉田なのであります!
本番が始まる前か…終わった後か…わからないけれど、何処かで、演出からのコメントが出たりするのかなぁ…などと期待する、今日この頃なのでした!
練習日記では、引き続き、仕込みや本番前などの様子がアップされる予定です。
まだまだおつきあいくださいませ!
| ツキノニジ | comments(0)
11月8日(日)
夜光堂第22回公演「ツキノニジ」最終稽古日の練習日記執筆を栄光のチョキで勝ち取りました、内山です。
なんか、こないだ(11/3)の日記でお名残惜しゅうございます…みたいな雰囲気でしめちゃったけどもう1日書くわ! メンゴメンゴ! ( °∇^)]テヘペロ
この日は照明の佐藤さんが稽古場にいらっしゃる日だったので、佐藤さんエピソード多めでお送りします!


【たべるかとおもって】

お昼時に稽古場にカンヅメになる佐藤さんと宮島さんのために、ケータリング隊長の七海さんが昼食用にと最近お勧めのお店で買ってきた美味しいおにぎりとおかずを何種類かご用意。通しを見終わり打合せも一段落してから休憩スペースにてご飯たーいむ。
からあげを食べながら「…うまっ」と呟く佐藤さん、もりもり食べる宮島さん、七海セレクトの評判は上々。
そして、事件(?)は私がちょっと場を離れていた間に起きました。
用を済ませて自席(音響ブース)に戻った私の目前、そう、開きっぱなしの台本のヨコに突如現れた(ちょこんと置かれている)『切り昆布煮』のパック(未開封)…!!!
『…佐藤さん? これ、佐藤さんのおかずですよ。どうしてここに置いたんです??』
と、訊ねてみたところ、さらりと「いや、食べるかと思って」と返され絶句する私。
…いや、確かに、私大食いですけど。良く食べますし、そんときちょっとお腹空いてましたけど。さすがに…「これあげる」とか云われもせずに目の前にあったものを食べたりは…しませんよ!? それ、野生動物とかにやるやつじゃない?
…今、書きながら思ったけど、私、そのとき、佐藤さんと宮島さんの間に座ってたんですよね。だから、切り昆布煮パックを宮島さんが置いた可能性もゼロでは無かったんですよね。でも、なんの疑いもなく佐藤さんに訊いた私…w だって、宮島さんはそんなことしない…たぶん…w


【小声じゃない】

私だけが『…馬鹿な?!』ってなったハナシ。
その1。
通し中に佐藤さんに暗転明転のタイミングを出来る範囲で伝えるお仕事に任命された私。たいへん! 分かるところとなんとなくしか分からないところがあるわ?! しからば、通しが始まる前に復習を…ということで、とある音楽合わせの部分を手元のメモを見ながら、イヤホンで音楽を聴いて…ぶつぶつとカウントを取りながら一心不乱に練習。
…知らなかったんです、本人的には“呟いてる”くらいのつもりのその声が、傍らの打ち合わせの邪魔になるくらいの結構な音量だった、なんて。…知らなかったんです…!
その2。
通し中の出来事。
宮島さんが以前にニガテと言っていた場面にバシッと効果音をキメてくれたので『宮島さん…完璧じゃないですか!』と横から称賛を囁いたのですよ。宮島さんは無言で親指を立てて応えてくれました。
で、なんかね、そのあと、退場した役者がね、二人で肩寄せあって『ナイわー』『ナイわぁ…』って言ってたそうで。
うん、もう、全員がオチ分かっちゃったと思うけど…私の囁き声ね、舞台まで聞こえてたそうです…orz
『内山くんにしては小さい声だったけど、あれ、普通の人の話し声のボリュームだったよ』(吉田談)
まぁね、1はね、イヤホンで音楽を聴いていた、という素地があるからね、まだね、言い訳がきくけど、本人的には囁き声のつもりが丸聞こえって…どうよ、どうなのよ?!
ってか、これって、お婆ちゃんのエピソードじゃない? 私、おばちゃん通り越してお婆ちゃんになったの?(確かに節々が痛むようになりました…w)
本番当日はもう、あれだ、伝達事項は筆記だ!


【いつ暗転した?】

ツキノニジ、クライマックスシーンがついにいい感じでまとまりまして。
それで…元々このシーンは涙腺がバカになる傾向があったんですけど…この日も…この時も…ちょっと…効果音入れながら色々と感極まって涙ボロボロ流してたんですね、私。(スタッフが自分とこの舞台を個人的な感情駄々漏らしで観ていることの是非は取り敢えずおいといて戴きたい)
で、そこを過ぎると、私のオペは終了なので…場面切り替えのところで佐藤さんに明転タイミングを伝えなきゃと思い、涙と鼻水を拭いながらポイントで『め、明転…っ(ぐすっ)』って言ったんです。
佐藤さん、ギョッとしてたよね。
それは、横の女がいつの間にかだーだー泣いていたから…ではなくw
どこで暗転したのか言ってないのに、いきなり明転のタイミングだけ指示してきたからw
暗転と明転はセットで伝えようね!w
通しの後、七海さんが『うっちゃん、泣きながらも照明タイミング伝えてて頑張ったなーって思ったよ』と言われるw
ああああ、それも…舞台に聞こえてたんですね…orz


【伝わってた…】

佐藤さんがいらしたときの大まかな流れは、まず演出が膝詰めで台本をめくりながら舞台装置の概要や、場面ごとにお願いしたい照明効果などを口頭で説明いたします。
で、その後に実際の通しを観て頂き、プランを固めて頂くわけですが、夜光堂は佐藤さんの照明プラン、オペ共に大好きなので特にこだわりがあるところ以外は割とお任せすることが多いです。『ここで、いい感じの明かりを…』なんて依頼の仕方はざらにございますし、時には『ここは、おにぎりを食べている感じの照明を入れていただきたいです』(例はネタバレしないように私が今テキトーに考えましたw)なーんて抽象的すぎる依頼もガンガン出します。
佐藤さんはそんなとき『…おにぎり?』と一応ツッコミながら(ツッコミなのかな?)も、必ず最後には『分かりました』と仰るのです。
その度に、夜光堂は『伝わった、伝わった!』と大喜びし、実際に佐藤さんが作って下さった“おにぎりを食べている場面の照明”を現場で観て狂喜乱舞するのです。
通しを観たあとに確認事項があればその場面を反復したりもするのですが…っていうか、今日も佐藤さんのリクエストがあれば、もう一回通しをやる心づもりでいたのですが(因みに佐藤さんがいらっしゃる前に既に1回通し済みです。つまり、3回やる気があった)…今日は1回観た時点で『分かりました』を言っていただきました。
分かっちゃった! 伝わっちゃった! これでもう、あとは現場で狂喜乱舞するだけだ!
本当に…頼りになる…ナイスガイです、佐藤さんは!


と、云うわけで…夜光堂第22回公演『ツキノニジ』の稽古場での芝居練習はこれにて終了致しました。
残った時間は、メイクテストと仕込み日の段取り打ち合わせを行い、なんだかフワフワした気持ちで帰宅の途につきました。

7人の役者と3人のスタッフが総力をあげてお届けする物語『ツキノニジ』、是非とも劇場で御覧いただければと思います。

総員でエンジンぶるんぶるんにしてお待ち申し上げております!

…って、最後の日記っぽく締めてみたけど、噂によれば、仕込み日とかに誰かが気紛れに『今、こんな感じでーす』って感じの日記を投稿する可能性があるらしいので、良かったらそちらの方もご期待ください!

ひとまず、稽古場からはの報告は以上となります!
皆さん、お疲れさまでした!!
| ツキノニジ | comments(0)
11月7日(土)
最終練習日一日前です、こんにちは、吉田です!

【通り過ぎるバス】
この日は駅から稽古場まで徒歩で10分ほどかかる場所。
バスで来る人、歩いてくる人様々なのですが、私は大抵徒歩です。
でっかくて重いゴロゴロを持っているんだから、バスに乗ればいいのに!といわれる
のですが、電車から降りてホームからエレベーターを使うと、バス乗り場から遠く
なってしまうのです。
なので、いつもテクテクと歩いているのですが。
いつも同じ場所でバスが目の前を通り過ぎていくのですね。
で、「バス、乗ってる?」と七海に連絡してみたところ、「乗ってるよ」と。
いつも私の目の前を通り過ぎていたバスには、いつも七海が乗っていたようです。
そしてこの日は佐倉井さんも一緒だったとのことで。
いいなー、バス停近くに出られればバスに乗るのになーと言っていて気がつきまし
た。
いくらバス停から遠い改札から出ても、そこから稽古場まで歩くよりは、バス停に行
けばいいじゃない、ということに…あああああ。

【ミシンの音とおやつと】
内山君が出張に行ってたとかで、今日はおやつがいっぱいでしたよ!
えーと、現地ではさっくさくのでっかいプリッツ、だったそうなのですが、出来て時
間がたったそのおやつは、やわらかいプリッツとなり、どちらかというと細長いドー
ナツのようでした。
因みにこの日は私がドーナツを持ち込んでいたので、普通のドーナツもあったので
す。
その細長いドーナツと、普通のドーナツを休憩時間にもっふもふと食べていると、異
音が。
がががががががが…という軽い音がするのです。
食べながらいぶかしげに周りを見回すおやつを食う面々。
そこには、休憩時間に黙々とミシンをかけて衣装をつくるめぐさんの姿が。
しかも何か可愛いミシンですよ!
私が持ってるミシンはブラザーのごついやつだし、七海のも内山のも確か普通にごつ
いやつだ。(夜光堂の面々がみんなミシンを持っているのは、衣装を作るためだけ)
こういうところが女子力の違い、なの…か!?

【通しも三回】
そして、今日も通しを三回!
最初のころは、「うえええ…」となっていた一日三回通しですが、もうみんな慣れて
しまって、一回目は○時から、二回目は○時から、三回目は○時から、と言っても普
通に「はーい」です。「えー」って言う人がいないです。
体力もついて、三回通しても意外と平気です。まぁ、もれなく汗だくにはなるのです
が。
合間に録音してきた前説と音楽とをミックスして…なんて作業をしましたので、途中
からは客入れ曲(お客様が劇場に来たときに流れている曲たち)も入れて、前説も入
れて、という本番さながらの流れもできました。
このミックス作業がですね、PC上でもできるのですが、ソフトを使った音楽の
フェードアウトが美しくないのですね。なので、直接ミキサーを使ってミックス作業
をしていたのですが。
私がやる音楽のフェードアウトの仕方は…非常にねばっこいと言われてます。
こう…アウトし始めてから、本当に消えるまで、「すこん」とフェーダーを落とすこ
とがないんですね。音が小さくなった時ほどねばっこく落としていきます。
まぁ、気が向きましたら、前説終わりの音楽のFOをじっくりお聞き下さい。ねばっ
こいので(笑)。

【明日は最終】
7月に始まった今期の練習もいよいよ明日でラストです。
照明の佐藤さんをお迎えして、打合せも行いますよ!
では、今週末、シアター1010ミニシアターでお会いしましょう!
おまちしております!
| ツキノニジ | comments(0)
11月3日(火・祝)
10/31,11/1と稽古して、1日あけて、迎えたこの日。
本番まで練習できる日数はあと…とか考えて青ざめた後に「…あ、3日が祝日だった!」「もう1日あった!」と暗闇の中に灯りの着いた家を発見したような気になったのは私だけでしょうか。
…私だけっぽいですね。
あと、最近、皆を見習って11時出勤から9時半出勤(それでも役者陣より30分遅い)にしてみたんですけど、そうすると洗濯・掃除がまったく出来ないことに気付きました。(尚、炊事は10月半ばくらいから既に半ば放棄。主に外食とコンビニで生きています)
えっと…9時から来て10時まで稽古している役者のみんなは、いつ洗濯・掃除をしているの? 平日夜? それとも早起きしてちゃちゃっと済ましちゃうの? ウチが2槽式だから滞ってるだけ?(なお、11時出勤でも9時半出勤でも起きる時間は変わりません。朝の私、かなり使い物になりません…)
片寄さんに『内山さん、衣装持ちだよね(毎回、彼には私が稽古場に着てくる服が違うように見えるらしい…)』って言われて「?」と思ってたけど、このように洗濯が滞っても「困ったなー(ボへー)」くらいで済んでいるってことは、私、本当に案外衣装持ちなのかもしれない。
あれ、なんか愚痴風自慢みたいになっちゃった…こんにちわんこそば! 内山です。(そういえば、この日は浅草公会堂でM-1の準々決勝だったはず…どうなったかな!?)


【結局、どこに行ってたんだろう…?】

意識してなかったけれど、私が稽古場音響を1人で勤めるのは11/1が最終日だったようで、今日からは宮島さんとの2人体制になります…が、そろそろいらっしゃってもいい時間なのに、まだ現れない…。
この日の稽古場は電波状態が良くなかったので、場所を移動しつつLINEを受信。

 9:13 (宮島)寝坊しました。11時までには着きます
 9:56 (吉田)HAHAHA!

なんだ、そっか…とカーテンコールの段取り付けなどをしながら待つこと1時間弱。

11:15 内山「宮島さん…まだこないねぇ…」

再度、LINEを確認。

11:21 (宮島)ごめんなさい、稽古場間違えました
                        12時には間違いなく…
        (ごめん寝スタンプ)

即、皆に言い触らしたよねw
宮島さんが最初どこに出勤したのかは聞き損ねてしまったんですが…まぁ、お忙しい方ですからね。
尚、ワタクシは稽古場を間違えたことはありませんが、寝坊リカバリーのためのタクシー出勤を今期2回ほどしていますw



【片寄さん、それイップスです!】

スポーツ用語なんで、本当は違うかもしんないですけどね。
あの…アレですよ、「君はよくそんなに沢山の足を使って歩けるね?」って言われたムカデくんが「そう言えば…僕は…今までどうやって歩いていたんだろう…?」って混乱して歩けなくなる…っちゅー童話的なお話があるじゃないですか…あの現象のことを云いたかったんですけれども…調べても出てこないから(それは、検索用語が「ムカデ」「歩けない」「童話」とかだからじゃないのか?)…仮にイップスとしますね。
で、片寄さんなんですけれども。
多分、「平台から落ちないようにしなきゃ…」「けこみを蹴っちゃダメだ…!」「台詞の頭を間延びさせないように…」とか色んなこと考えながらやっていたからだと思いますが…「手に持った小道具を台詞を言いながら市川さんに渡す」という動作が…何故か不自然。差し出された手を迂回したり、妙に自分の手を返してしまったり…スッといかない。
日常ではなんの苦もなくできる動作なのに、ひとたび意識してしまうとできなくなり、なぜこんな簡単なことが?! という焦りがまた混乱を生むという…これ、なる人(分かる人)とならない人がいると思うんですけど…私、しょっちゅうなる人だったんで…「あああ、片寄さん…!」と参観日の母親のような気持ちになっておりました。
周りから見るとおかしみしかないんでしょうけど、本人的にはすっげー、焦るんですよね、アレ。
解決法は「覚悟と開き直りを持つこと」だそうですけど…。
それが簡単にできたら苦労しないやい!



【謎の中国人あらわる】

場面練中の1コマ。
登場人物たちがそれぞれ興奮状態で口々に台詞を言うシーンがある。
大人数いて賑やかな場面だ。
今日、そこに、台本にはないキャラクターが紛れ込んでたw
その人物は、ウッチーそっくりの声で、『○○○ダーヨ!!』とカタコトでウッチーの台詞を喋って場の話題と空気をあっという間に独り占め。ある意味、台本通りの賑やかな空間が出来上がりました。
皆がヒーヒーと笑い転げる中、何故かウッチーだけが恥ずかしそうに佇んでいましたとさ…w
また、あの愉快な中国人に会いたいけど…笑い転げた拍子に殺陣音のパッドをウッカリ押してしまったりしたらコトだから…やっぱり謎の中国人には、薄暗い店の片隅でギズモ的なものをひっそりと売るお仕事に集中して貰ったほうがいいよね…。
もう、来ちゃダメだよ、謎の中国人!


【年増とおじさん】

めぐさんが(お仕事のため)後ろ髪を引かれる思いで早退していかれたので、彼女の台詞は出来る限り私が舞台外から入れることにしました。
カワイイ女の子の役なので年甲斐もなくノリノリでした…が。
私が台詞を入れると、相手役のウッチーの台詞が出てこないw
これ、すごく珍しいことで。
ウッチーって、噛むことや一言二言ワードを落とすことはあっても台詞が完全に出てこないなんてことめったにないんですよ。(少なくとも私はあまり見たことない)
と、なると…原因は…ちょ…なに、それ、もしかして、「○○(めぐさん役名)は、そんな昭和臭のする年増じゃない!!!」っていう拒絶意識!? ひどいわ!! と因縁をつけて絡む私。
『違うよぉ…あれ…えっと…ちょっと待って…何でだろう…』ひたすら困った顔のウッチー。
その後同じシーンで、今度は宮島さんが代読み(なんで変わったかって? 私が音を入れる番だったからですよ)をしたところ…やっぱり次の台詞が出てこないw
困り切ったウッチーに『おじさんが相手だからでしょ? ねぇねぇ、おじさんが相手だから台詞が出てこないんでしょ?w』と重ねて最低の絡み方をする年増女、そう、それは私!w
慌てるウッチーを「可愛く読んだのになぁ」「そうですよ、年増とおじさんなりに!!」としつこくあおり続ける、音響チームなのでした…。


【消える効果音】

夜光堂の芝居と云えば、ガンガンの音楽にガツガツ入る効果音…なわけですが…とあるシーンで、この効果音が…消えた。オペした私、横の宮島さん、スピーカー側にいる役者…全員に聞こえない。もーね、怪異! 勝手に点滅する仕掛け…! とかね、私が練習日記番のときにどんだけ不思議現象が起こるのか、私は呪われてるんでしょうか…と思わなくもない。で、こちらの種(?)は簡単で、単純に音楽Aがα部分に差し掛かると効果音BはAの旋律にのみこまれてしまう…ということらしいです。これまでの稽古でBを入れるタイミングがαに差し掛かったことがなかったので気付かなかった現象でした。その後、点Pが5分遅れて出発し…あ、説明はもういい? そうですか。(←完全なる悪ふざけ)で、なんで今日に限ってBがα部分に入ることになってきたかと言えば…役者の動きのテンポが良くなり、時間が巻いたからです。ここで、「じゃ、前のテンポに戻す…?」とならないのが夜光堂w 「じゃ、さらに巻いてα前にやりとりを終わらせよう!」ってなるのなw 結果、有言実行でそれを成し遂げ「じゃ、このシーンはこのテンポで!」ってなったんだけど、役者の“みんなでちょっとずつ協力して…”みたいなの、マジカッケーね! ここで音響が「じゃ、私がこの部分だけ曲のテンポを変えるね!」とか言ったら、大惨事だもんなぁ…。


【ことのほかご立腹】

勘のいい方はお気づきかも知れませんが、今日、通しやってないんですよ。最終調整というか、どーしても直しておきたい部分の強化修正と、ずーっと後回しになってしまっていた、役者・吉田と演出・吉田の擦り合わせというか、一騎討ちというか…をじっくりと行いました。吉田さんが「あああああ〜どうしよう、どうすっかなぁぁぁ」と叫ぶたびに七海さんが「でっけぇ独り言だな!」「ここまできたら自分がどうしたいか、だろーに!」ってツッコむのが面白かったです。そんな的確アドバイザー七海さんですが、勿論、役者・七海の顔が有るわけで…その心でいるときはもっと容赦がないw あるシーンで役者・吉田が物語中に発した一言(台本にない)が…ひどく腹立たしかったらしく…そのシーンの稽古が終わってもずーっと怒ってて、機器や荷物を撤収して、さぁ、稽古場を出ますよ…という頃になっても、まだ怒ってました。吉田さん、その間じゅうずーっと八の字眉で「ことのほかご立腹でいらっしゃる…」と呟いていましたけれども。物語的には“アリ”だけどキャラクターの気持ちを考えるとチト、キツい…って感じの一言でした。
ってか、ここに来てまた新しい局面があるらしいよ…?
現段階でどう落ち着くかは定かじゃないけれど、どうやらこのシーンも何らかのブレイクスルーを迎える予感…。役者陣の気持ちのぶつかり合いの分だけ何かが生まれます、きっといいものになるよ! ご期待ください!


帰り道で「こんなに役に入れ込んじゃって…私、公演が終わったら自分が虚脱状態になってしまわないか不安だよ…」ってあーやが言ってました。
そうだね、あーや、私も、あと数週間でこのチームがなくなるなんて実感が持てないよ。
残った稽古日数はあと2日。劇場入りはすぐそこです。
楽しみなのも本当、寂しいのも本当。
だから、1日1日を大事に過ごしたいと思います。

本日もお疲れさまでした!!
| ツキノニジ | comments(0)
11月1日(日)
11月!わんわんわーん!!
いよいよ…2週間後には本番の舞台でございます!
今回の夜光堂はたくさんの客演さん達に支えられて、結構な大所帯。
やいのやいの言いながら、物語を織っている最中です。
皆様にお披露目する時には、飛び出す絵本のような物語を織り上げ、更に使い込んでい〜い感じの味が滲むものがほっくり出来上がっておりますので、どうぞ劇場にてご堪能くださいませ〜!
お席にはまだ余裕がございます。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。


【お芋】

まず申し上げておきたいのは、公演を間近に控えて、稽古場に続々と衣装が持ち込まれている…ということであります。
ちょっと前から手縫いの衣装を纏って舞台をぴょいぴょい駆け回っているのは、七海、吉田、あやあやの三名。
七海の衣装は本人の大雑把さを大いに反映したざっくり縫いの素朴なもの。
吉田の衣装は紐飾りをふんだんに使った、にゃんこに大喜びされそうなもの。
あやあやの衣装はあやあやの裁縫技術によってカスタマイズされたヒラヒラ系です。
ウッチーさんと川村ネェさんの衣装は出来合いのものを色々と組み合わせて、キャラクターに合ったとっても素敵な仕立てとなっております。
二人ともかなりごっつり着込む仕様となってこり、脱いだらもふっと湯気が上がりそうですよ!
本格的なしっとり系(汗じゃないよ!雰囲気だよ!)衣装です。
最近稽古場にお目見えしたのは、片寄さんとめぐりんの衣装。
こちらの二人も手縫い衣装で、個性的な面白い仕上がりとなっています。
めぐりんの衣装は、華やかな色遣いの中にもエレガントさ漂うひらっと系。
片寄さんの衣装はエスニックな既製品と、手縫いのものがマッチしたなかなか味のある衣装となっています。
色とりどりの衣装を纏って行った通しを終え、吉田がふと口を開きました。
「お芋がおる…」
ん?
お芋??
おーい、誰か通し中に芋食ったかぁー??
「一度そう見えてしまったらもうダメだ…お芋にしか見えない」
吉田の視線を追えば、そこにはとある人の姿が…。
その人物の纏った衣装の色合いと、吉田の口にした「お芋」という単語がリンクした時、人々の頭の中には確かに「いぃしやぁあぁあきいもぉぉ〜お芋」という歌が響き渡った。
「グハァ!!!」
一斉に吹き出す我々。
「お芋だお芋だうひひひひひひ!!!」
「ほっくほくだぁ!うははははははは!!」
「いやぁ、なんか安心感があると思ったんだ!そういうことかぁ!」
吉田は語った。
「通し中に気が付いて誰かに話したかったのだが、既に物語が佳境に差し掛かっていて誰にも言えなかったのが苦しかったのだ」と…。
いやいやいや、言ってくれなくて良かったヨ!
言われたら完全にお芋としか思えなくなって「ぶふー!」なるよ!
ツキニジキャラクターの中にはお芋さんがいます。
誰がそうなのか…それは、今は秘密です。
是非劇場にてお探しくださいませ!
おもいのほか、お芋です。


【最終調整中】

本来ならば日に3回の通しを行い、物語の全容に慣れていく時期ではありますが、本日の通しは1回。
あとは細かい調整を行います。
通しだと演出である吉田も役者にギアチェンして物語の中に入り込む為、当然演出として外から見る時よりも死角が出来てしまうし、通しの最中に「あ!これ言おう」と思った事も終わった後に「あれ…?なんか言わなきゃならんことあったんだけどなー…!」となってしまう事もあります。
このままだと、抜けをそのまま放置してまた次の通しとなり、改善され
なくなってしまうので、一度仕切り直し!!
違和感があるな、と感じた部分を挙げて何が原因かを探り、きっちり確認して修正し身体に叩き込む…という作業を行いました。
主な課題は「自分のキャラクターが担う役割りをしっかり認識して場に挑もう!」。
もっともっと素敵な物語になるように、みんなで一緒に課題に挑みます!


【1日置いて…】

公演間近となってくると、だんだん曜日の感覚がなくなってきます。
吉田は朝起きた時に「あれ?今日はどっち?!練習?!仕事?!」と思うそうです。
11月は3日が祝日なのでそこもみっちり練習!
明日は仕事をして…次の日は練習で…また2日間仕事に行って…ラスト練習が来て…はわわわわわわ!!また分からなくなってしまいそうだ!!
…ここ数ヶ月、いつも一緒だったちびと歩むのもあと少し。
練習が佳境に入った今でも「あ、この子こうしたいんだな、こう思ってるんだな」と気付く事が沢山あります。
頑固で言いたい事がなかなかうまく表現出来ないようなぶきっちょな子なので、目一杯愛してあげたいなと思います。
残すところあと少し!パンパンになった足裏で頑張るぞ!
| ツキノニジ | comments(0)
10月31日(土)
10月最後の練習日は、川村が担当でーす。
こんにちは皆様♪

今日は通し稽古をガンガンやりましたよ♪

私はずーっと時短練習参加でして、実は自分が出ていない場面を見るのはほとんど無かったのです。
台本を読んだだけだと、これ、どうなってるんだろ?って思うことも、皆さんの演技を見て納得しきりの練習時間でした(*^^*)

さて、衣装を出来る限りつけての通し稽古って事で、私ぎゅーっと、衣装を着けたんですが、、、空気、腹に入っていかねー!ただでさえ声量乏しいのに、これはピンチ!しばらくしたら慣れましたけど、あと2週間訓練が必要そうです。

ここんところ、だいぶ寒い日が続いてますね。すっかり街中も秋の装いになってきました!
皆さんも体調にはお気をつけくださいませ。
劇場でお待ちしております〜!
| ツキノニジ | comments(0)
10月25日(日)
急に、冷たい風が吹き付ける時期になりました。
『さみぃ〜よぉ〜、かぁ〜ちゃ〜ん』とか思うとか思わないとかな気候ですね。

ってことで今回の稽古場日誌は内田が務めさせて頂きます(__)

【午前から通し】
今日はテンション高めで行くぜ!ってことで、川村さんが入る時間帯で、通しを初っぱなからやりました。
「全体を流すとこんな感じなのかぁ〜、へぇ〜」という感想の川村さん。
そうなんですよ! という感じでやはりテンションは高めのほかメンバーなのでした。


【そして通し(2回目)】
そして吉田さんのお言葉「もう一回通すよぉ〜」
! !! (゜Д゜)

なんと! かなり早い時間帯で2回目の通しですよ!!

ってことで、なんやかんやの汗ダクダク・緊張感満載での通しがはじまりはじまりぃ〜。

そしてなんやかんやで「みんなで乗り切ったぜっ!」みたいな爽やかな感じになったりして(^^)


【なんと通し3回目】
んで、時計をみた吉田さん「もう1回行けるね(^^)」

「えぇ〜!(゜◇゜)」という雰囲気になったメンバーですが、数秒後には「おう! やったるぜ!(^^)」な空気に!

そしてやりきった後は、体力・筋力も使い尽くして感じで「ふはぁ〜」としているメンバー。

でも「やりきったぜ!」感は、とってもよかったですね(^○^)な感じとなりました。


【そして帰り道】
んでもっての帰り道、吉田さん・佐倉井さんはキャリーバッグを持参しているのですが、風で流される流される(^^ゞ

ってことでやりきった感のある充実した一日なのでした。

(パンッ)
ってことで、そんなアツい感じがある今回のお芝居。

数多くの皆様のご来場、アツく熱くお願いいたしまするぅ〜(__)
| ツキノニジ | comments(0)
10月24日(土)
こんにちは〜。
本日担当は、川村でございます。

先週不甲斐なく体調を崩し、練習不参加だった私。びくびくしながら練習INしました。びくばく(°_°)

今日は、頭から場を固めていく、と、言うことで、私の出ている場をがっつりと先にやっていただきましたよ〜。

お休みの間に、ここ、変わったよー!
ここ、注意してねー!
連絡はいただいてたのですが、いざ!と、なるとなかなか動けないもんですね。むむむ!

特に、

セリフには無いが、吉田さんが絡んで来ますよ!

の前振りには、タジタジしてました(^^;;

そんなこんなで、時短参加の川村は15:00にてドロン!あっという間の練習でした。明日は、私の衣装合わせをしていただけるそうです。わーいわーい🎶

気がついたら、もう練習わずかなんですよね。
ふんどし〆て頑張りたいと思います。
あ、当日、ふんどしはしてませんよ。
あしからず。
| ツキノニジ | comments(1)
10月18日(日)
えー日付のよこっちょがおでぶになるのは、もう仕様なのだと諦めることにしました。佐倉井あやです。
どうやってもなぜかなる。もうおでぶなのが私の日誌の目印だということにすればいいんだー!


さーて、この日の稽古は…


【最後の午後から稽古】

しかーし。夜光堂さんはほぼ9時からが稽古時間。その時間になれてしまった体は、ばっちり6時には目を覚ましてくれたのでした(通常7時すぎには家を出る)
もったいないから、しばらくお布団の中でごろごろしてましたけれどもねー


【ガラガラゴロゴロ】

衣装もほぼ揃い、あとは小物や、色んな細かい作業を残すのみとなり…荷物がぱんぱんになる時期がやってきました。
今回パニエやらなにやらで衣装がかさ張るため、うちにあるお安いビニール製のガラガラかばんは既にぱんっぱんです。
いつかファスナーがはじけとぶんじゃないかしらとドキドキしながら、家出か!といわれる大荷物で通う日々。

以前の日誌にもでてきていましたが、音響の機材やらパソコンやら色々つめて運んでいる(きっとすごく重い)吉田さんの立派なガラガラにそっと憧れを抱くのでした。じー


【殺陣まくりー】

今回お話の中で殺陣のあるシーンがいくつかあります。
この日はお休みの方が多かったのですが、音響さんの内山さん宮島さんが揃っていたこともあり…細かな音合わせも兼ね、ひたすら立ち回りを繰り返し!

中でも殺陣の音や様々な細かい音入れ&さらにお休みの方の代役までもを担当してくれている内山さんに、ちょっとした事件が…!

それは一つのクライマックスに差し掛かり、連続で色んな音が重なっていく場面で音のタイミング合わせをしていた時。

巧に機会をいじる内山さん&宮島さん。効果音→代役台詞→効果音そしてまた効果お………ん?


なにかがおかしい…と振り向いた一同にきょとんとした顔の内山さんのひとこと。

ああーーー口でいっちゃったー!

ええー?!と突然のことに一同爆笑!慣れよう!と何回か繰り返すも、だめだーどうしても言っちゃうよー。とあわあわする内山さん。失礼ながら…なんか可愛い(*´艸`)

そして何度目かでクリアできた時に、もし言いそうだったら俺次は口ふさごうと思った、と優しく?見守る宮島さんが、お父さんみたいでまた微笑ましかったのです。

そしてくしくもその音は、声の出演もされている内山さん自身の声を収録した音で。

私は勝手に、きっと気持ちが入っちゃったのじゃないかしら。と、妄想し、申し訳なさそうにしている内山さんをしりめに…一人、ほんわかした気持ちになっていたのでした♪

でも繰り返せたことで、色々とばっちり合うようになって、個人的にここみんなどうやってんだろなーと疑問に思ってたところも確認できたりして(盗みみた)実りの多い時間となりましたよ\(^O^)/


【初挑戦】

そういえば今更ながら、私今回殺陣には初挑戦!まだまだ思うようには動けてはいませんが、ずっとやってみたかったこともあり、とても楽しいのです♪

でもねーいまだに気持ちの流れと身体の動きが一つにならないところがちらほら;;
ちぐはぐな感じがぬぐえません。あちらをたてればこちらがたたず。まー…どんくさいのです…むぅ…。

そもそも何をどう直したらいいのかがわかってなかったりするので(^_^;)主に殺陣付けしてくれている七海先生に同じところを何度も質問しにいったり。飲み込み悪くてごめんなさいーいつもありがとうです(この場を借りて)でも頑張るよ!そしてまた質問しにいくよ!←

あ、でもね、最初の頃は武器を数回振り回したただけで筋肉痛になっていた腕が、なんと1日振っていてもへっちゃらになりました!ちゃんと出来るようになったこともあるのですー(^-^)ムキムキ♪

ちなみにメインで動く方々はみなさんとてもカッコいいので、私もまけじと本番までムキムキ頑張っていきたいと思います♪お楽しみにー!
| ツキノニジ | comments(1)
10月17日(土)
ダイエットしてたはずなのに最近太ってきた気がする…
ま、いっか!三度目の練習日記(確か)の片寄です。やっぱりご飯はおいしいね!モリモリ。

【五本指】
今回和ファンタジー(和ァンタジー)的な世界観のため、俺は雪駄をはく事に。
近所の「なんでつぶれないんだ」みたいな靴屋で購入し、先週からはいてるんだがこれが思いのほかキツい。
いきなり裸足だと指のまた擦れをおこしそうだったのでウッチーの真似して生涯初の五本指ソックスをはく。

俺の中で五本指ソックスは、ももひき腹巻きに並ぶ「おっさんの装備品」なので、最近は女の子とかが可愛いのはいてるの見て「へえ〜可愛いねー」と口だけは合わしつつ、

「絶対はかん。ダサいし。」

と心に決めてた。
でも指のまた擦れが嫌だったのであっという間に信念を覆す事に(俺の信念なんてそんなもん)。
そもそも五本指ソックスって、はくのに非常に時間がかかる。足の指なんて言う事聞かないから、一本ずつ

「はい君こっちね。おやおや、君の入るとこはそっちじゃないよこっちね。こら!そこ2人一緒に入ろうとしない!」

って保育園の保母さんみたいな事を10本分やらなくちゃいけない。疲れる。でも先週練習が終わったあと、指はバンバンに腫れてたけどまた擦れはおこしてなかったため、引き続き着用する事にする。

俺はタバコをたしなむ人なので、休憩中になると喫煙所に急ぐ。
その日使ってるシンフォニーヒルズはコンサートやイベントによく使われており、舞台監督さんやスタッフさんがよく喫煙所に来る。スタッフさんはだいたい雪駄着用で、俺も仲間に入ってるようでなんか嬉しい。
その日は宮島さん(なんでもできるスーパー舞監さん)が来たため「劇場入った時雪駄ってホントにいいですか?」みたいな話をする。やっぱ便利だそうだ。
「へえ〜こんな動きにくそうなものがねー」と、思いながら聞く。その後事件は起こった。

「宮島さんがトイレ行くから五分休憩〜」
の吉田さんの声を聞き、喫煙所にダッシュする俺。喫煙所は柵で囲われており、シズ(重し)でおさえられている。

「ガビシッ!」

嫌な音と共に足の指に激痛が走った。
シズに思いっきり足の指(薬指。まあ足で薬は塗らないが)をぶつけていたのだ。
「うおー痛え〜」と思いつつタバコは吸う。見たら絶対萎える、と思ったため見ずに稽古に戻る。
稽古終えてうち帰って、こわごわ五分指ぬいだら薬指が血まみれになってて爪が上向いてました。ヒーッ!でもそこまで痛くないので絆創膏で押さえてそのまんまにしてます。

あ!稽古の事書いてねえ!
通し稽古やったよ!七海さん内山さんとカリオストロの城と化物語の話したよ!楽しかったよ!
| ツキノニジ | comments(0)
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