稽古場より徒然なるままに

10月18日(日)
 

オス!オラ七海!
昨日の佐藤さんに続き、本日は前回公演より仕込みなどなど多方面に渡りお世話になっている宮島さんがいらっしゃってくださいました!
実は宮島さん、僕らと同じ日に他お芝居の音響さんの本番を控えていらっしゃいます。
お忙しい中、仕込み日も手伝っていただけるという事で…、本当に夜光堂一堂感謝しきりです…!
本日もパソコンや図面を沢山ご用意いただき、今回の舞台装置についてのアドバイスもいただきました。
日程さえ重ならなければ、是非とも公演を見に行きたかったのですが…!
本当に残念です。
門前仲町より、舞台の成功をお祈りしております!
さて、そんなこんなでいよいよ最後の稽古日となりました。
通しが始まる前に、
「泣いても笑ってもあと一回!」
と発言したところ、
吉田はふみゃふみゃと泣き、
内山はゲラゲラと笑い、
常世田さんは
「そういうことを言わないの!!」
そして上野は…下手側をほてほてと歩いておりましたな。
今回の公演は、役者各自に様々なチャレンジがあり、実に今日の通しまでダメ出しと確認がみっちり。
最後の最後のダメ出しで「ハッ!」と気づく事あり。
最後まで調整をする段取りあり。
なかなかスリリングな最終練習でありました。
では、いよいよ『朧ーおぼろー』最後の練習日記、綴らせていただきます。
 
 
【メイクアーップ】
 
最終日という事で、本日はメイクの打ち合わせも行いました。
各自がキャラのコンセプトに合わせて、顔を塗り塗り塗り塗り…!
夜光堂のヲナゴ連中は、日頃キッチリメイクをしない人々。
しかしながら、やはりダンシである上野の慣れない手付きメイクにはツッコミを入れるぞ!
「のっち!もっと厚くらねばいかんぞ!ほれ」
チューブをむにー!
「この量を使い切るのだ!」
「…多くないですか?」
「多くない!」
鏡を見ながら一生懸命塗り込む上野。
そこに内山が一言。
「とりあえず…メガネを外したらいいんじゃなかろうか?」
うむ!!
確かに!
目の回り塗れなくてパンダになるからな…!
メガネを取ると視力ガタ落ちの上野は、鏡前ギリギリまで寄って裸眼で塗るしか手がないのでありました。
一方内山、韓国旅行で入手したBBクリームを塗るも、
「内山くん、それキャラにしては白くないか?」
「そ、そう?」
というわけでパウダーに変更してみる…と、
「私…パウダーが…パウダーがノらない!!」
なかなか苦戦する人々の姿がそこにありました。
一方七海は、顔の色を模索中。
見かねた吉田が、
「にゃーさん、顔の半分にコレを。もう半分にコレをお塗りなさい」
試し塗りならでは、顔色が半分で違う仮面○イダーW並みの七海が誕生!
いやしかし、Wと違うのは片一方の顔色が病弱チックな事か…。
夜光堂協議の末、無事、ステキ顔色が決定いたしました!
めでたし!
そして吉田は…目にクレンジングのオイルが入ってしまったようで、
「あのねー、目を開いたら霧がかかっちょるんよー」
と訴え、七海と内山に、
「そりゃあ怪事街の霧じゃよー」
と宥められながら、目の周辺を拭かれておりました。
毎日バッチリメイクをされる女性の皆さまをただただ尊敬する夜光堂であります…。
 
 
【味噌汁の誘惑】
 
本日、稽古場に味噌汁が登場いたしました。
いやいや、メンバーが昼飯に飲む味噌汁ではありません。
『朧ーおぼろー』に登場する大事な大事な味噌汁さまです。
スタンバイ時、味噌汁さまは日本人なら誰でもクラリとする、あのステキかほりを放出しております。
おお…味噌汁さま。
みなが入れ替わり立ち替わりやって来て、
「ふむ〜ん…これは…」
「うまそうですなあ〜…」
稽古場に突如現れた汁物の誘惑に、思わずクラリ。
出番が終了した後は、既にさめているにも関わらず、人々は味噌汁を回し飲みするのでありました。
稽古中の僅かな時間で食べられるものを用意するため、いつもみんなのメシはパンや揚げ物やサラダやおむすび…。
なかなか汁物にありつけないため、食べ物の会話は専ら、
「○○屋のラーメン食べたい…」
「お鍋もいいねぇ…」
などなど、稽古場では到底ありつけないものへの憧れに…!
そんな中現れた湯気のたつ食べ物。
出来れば温かいうちにぐいっといきたかったですが、冷めてても十分癒されました。
ありがとう!味噌汁!
 
 
【稽古場小小話】
 
●吉田が七海の昼飯チキンが入った袋を見て言った!
「にゃーさんのチキン、どうしてこんなに大きいの!?」
それはね…。
2つ入っているからさ…。
ふふふ。
 
●本日吉田は受けたダメ出しの内容に悩んでいた。
そして解決した。
良かった。
 
●吉田がプリンを食っていた。
それはいい。
が!!
480グラムは流石にでかすぎないか!?
とはいえ完食!
見事!
 
●内山がメイクをしていた。
頭にはめていたバンドを取り外したその時…周囲の予想通り…前髪が…立っていた。
そしてしばらく…戻ってこなかった…。
空中浮遊前髪。
 
 
【いよいよ…】
 
本日こそはみんな早く帰宅させてあげたいなあと目論んでいたのですが、やはり最終日ともなると芝居にしろ各々の役割にしろ、色々な確認が様々あって結局いつも通りとなってしまいました。
なんせじっくり確認や打ち合わせが出来るのも今日が最後!
にっこり笑って別れた帰り道、僕だけ別ルートでちょいとアンニュイ。
『朧ーおぼろー』と関わっていられる残り一週間、忙しいながらに大切に大切に過ごしていきたいです。
『朧ーおぼろー』チケットは、16時30分の回に余裕がございます!
ワイルドな内山、営業な七海、丁寧な上野、仄かな吉田を、どうぞ劇場にてお楽しみください!
では皆さま…10月25日、門仲天井ホールにて、お会いいたしましょう…!

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10月17日(土)
 

オス!オラ七海!
いよいよ残すところ、練習もあと2日!
本日は照明の佐藤さんが打ち合わせにいらっしゃいます!
ふおー!
こりゃ気合い入れて、ステキ芝居をお見せしなければ!
公演間近となったつい最近、夜光堂は新しいビデオカメラを購入いたしました。
購入するにあたり、夜光堂の機械隊長吉田の命を受け、僕も市場調査に派遣されました!
「じゃあにゃーさん!今から私は店員さんをとっつかまえて、舞台を録画するのに一番いいのを聞くから、にゃーさんもそっちで店員さんをとっつかまえて!!」
「い…イーッ!」
お互いの居住区にある電気屋さんにて、それぞれ聞き込み開始!
「あのう〜予算○万円くらいで、暗い場所をうつすのに一番いいやつどれですか!?」
おお…我ながら小学生のような質問…!
店員さんが説明してくださるのに、「ははあなるほど」などとひたすら相づちを打って、タイムアップ。
隊長に、
「店員さん○○の○○は○○とか言ってなかった?」
と聞かれて、
「すみません隊長…僕はそんな質問は思いもよりませんで…」
おう…!!
吉田とお約束した3つな聞く事お約束以外、僕に聞けることなど何一つなかった…!!
結局吉田が店員さんと詰めて、舞台録画に最も適した機種を購入。
「ち…小さい!」
「軽い…!!」
「映像がキレイ!!」
と、皆を舞い上がらせていたのでありました。
素晴らしい!
 
 
【ねぇさん、事件です】
 
本日は佐藤さんがいらっしゃるという事で、色合いなどのチェックをしていただくため、舞台装置を持ち込みます。
あまり大きいものがないので、いつも公演などでお借りする大きな車ではなく、本当に普通の乗用車をレンタルして行きました。
通しも見ていただき、打ち合わせも終わり、佐藤さんと音響の常世田さんを上野が最寄り駅までお送りすることに。
上野が出て行って数十分。
本来ならもう帰ってきているはずの時間に戻ってこない!
事故か!?
道に迷ったのか!?
何があったんだ上野よ!?
ケータイを忘れており、連絡をとる手段ナシ!!
「ちょっと見てくるわ!」
吉田が飛び出していく!
内山と七海はひたすら稽古場の片付けを…!
「いやあ駅まで行ってみたけど見つからんね!」
という吉田の電話を受けてしばらく…。
ギィ…!!
上野が…。
上野が帰ってきおったーああああああああああああああ!!
「どうした!?何があった!?」
「どうやって帰ってきた!どこまで行ってたんだ?」
「わ…わかりません…!!」
一通などが多かったり、細かい車線変更などが必要な都内の道。
曲がる場所なんかを逃して、ドンドン離れて行ってしまったようだ。
何はともあれご苦労さま!
稽古終わりに思わぬハプニングにみまわれた上野なのであった。
無事で良かった!
 
 
【落とし穴】
 
吉田の口には穴がある。
抜いたばかりの親不知。
まだぽっかりとあいている。
稽古場に向かう道すがら、吉田が言った。
「なんか親不知の穴に、朝食べたおいしいやつがはいっちょる」
吉田、只今運転中。
水を一生懸命飲んだがとれず、やきもきするも、薬をごくんと飲んだ際に脱出!
そして時は流れ、稽古場にて…。
簡単な昼飯を食った後、吉田が言った。
「あのなー、親不知の穴にセロリが入った」
またかーああああああああ!!
吉田の口の中の落とし穴。
なかなかどうしてやっかいだ。
早いところ肉が盛り上がって塞がればよいのだが。
…セロリはすぐさま救出されました…。
 
 
【内山家にて】
 
一番の大荷物を抱える内山は、自宅へ車でお迎え。
訪れた吉田と七海、玄関に置かれた荷物を無視して奥の部屋へ…。
「いつむくーん!」
「むぅくーん!」
「おおーいたいた!」
「いやあ!!でかいな!でかいな!いつむくん!」
「抱っこすべー」
「そうすべー」
いつむくんとは、内山家のちょいと大きなホーランドロップイヤーのうさぎくん。
吉田に抱っこされ、七海に抱っこされ、朝から大忙し!
わしゃわしゃと撫でられて、大活躍だった。
「に…荷物は?トイレに寄るんじゃないの?」
「寄るよーふふふー」
すっかり癒やされる早起きな人々だった。
ちなみに吉田は帰りに七海家に立ち寄り、白うさ・オレンジと対面。
「ふふふー。ハナすんごい動いちょるよ!目飛び出てるよ!」
と、笑っていた。
図らずもペット巡りともなった各自宅巡りであった。
 
 
【稽古場小話】
 
●佐藤さんと照明の打ち合わせを行うのは、演出を担当する七海。
今回は舞台装置が今までの夜光堂にはない感じだったため、時に話は舞台装置や舞台の形などに及ぶ。
「○○は○○?」
と、佐藤さんに尋ねられ、
「えー…○○だと思います!!が、確認します!よちさーん!」
度々召喚される吉田なのであった…。
 
●内山が髪型を変えました!
すっきりボーイッシュなサラサラヘア!
「後ろ髪がないよう」
「後ろ髪がないよう」
はわはわと首筋を見上げる吉田と七海。
ある時内山が言った。
「もしかして…サラサラにするだけで…長さは変えなくて良かったの…か?」
「……こくり」
「おおう!!やはりな!!」
悶える内山。
まあしかし、短いは短いでなかなか格好いいのではないか。
「和田ア○子みたいだよ。それでもいい?」
…そう言われると…なんかそう見えてきた…!(爆)
 
●今回吉田と七海の衣装は、あまり一般的には着ないようなもの。
稽古場の公共トイレにて他利用者の方とお会いすると…やはりギョッとされます…。
はふう。
 
●本日は吉田がうまいプリンやケーキやクッキーを、内山が豪華なチョコを差し入れてくれました!
う…うまー!!
いつもありがとう!!
甘いもの、癒やされます。
 
 
【明日でラスト!】
 
実のところ今日は、演出の立場からなかなか全体的によい出来だったと思うのです。
役割がしっかりなされていて、全体のバランスが今までで一番良かった気がします。
それを吉田と内山に言ったところ、二人ともなんか変な顔…。
「自分が思うのと、周りの評価ってのは違うもんだねぇ」
としみじみ。
そ、そうかのか!!
「やっぱり勢いだけじゃなくて、丁寧さも必要なんやね」
と、さらにしみじみ。
一つの芝居をみんなで作る、その奥深さを感じた我々でありました。
明日はいよいよ最後の練習!
進めるところまで、とことん突き詰めていきましょう!!
また明日!

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10月12日(月)
 こんにちは、日付をまたいでの練習日記更新、吉田です。
本日は3日連続の最終日です。
もう残りの練習は来週の2回のみです!
あとは天井ホールに行って…おお、本当にあと少しだ!
ということで、10月12日の日記です。
 
 
【アタマからしっぽまでー!】
 
いつもは「はじめまーす!」で通し練習を開始するのですが、本日からは「客入れ曲」といわれる、開場してから開演まで流れている音楽も入り始めました。
開場と同時にいらっしゃる方は、これを全て聞けるということですね!
…勿論、関係者は全員全て聞くのですが。
特に役者は裏でどきどきしながら聞いているわけですが!
本編に関連のある曲たちが約30分流れますので、パンフも読み終わった、ヒマだーという方は是非是非、静かに流れる音楽に耳を傾けてくださいませ。
で。
開演前の曲が流れるということは、勿論本編が終了した後、お客様がお帰りになる際に流れている曲も稽古場に流れます…ダメ出しの最中に!
ここまでが一連で流れ始めると、「あー、もうすぐ本番だなー」と思うのであります。
そして、開演直前の曲を聞いて無意味に緊張してみたりするのです!
 
 
【ダメ、出し出し出し!】
 
2回の通し練習を終えて、みんなぐったり。
そんなところで演出のひとこと。「今のは吉田がダメダメだったので、一通りシーンを返します!」
ひぃ!私だけ!私だけダメダメ!
そう言ったら内山が「そんなことないよー」と言ってくれたのですが、やっぱり返したシーンは私のところでした(笑)。
このグロッキー状態で私のシーンだけ返していくのは大変だー!と思ったので逃亡!…出来なかったので、しこたま練習しました。
はひー。
まあ、何が大変かって言えばそれに付き合う他のメンバーです。
稽古最終週までにそれを消化しないといけないのですが…うん、いけないのですね。
とりあえず、暇な時に台本をみつつ脳内で返して、体力回復のために「そうだ、マッサージに行こう」と思ったのでありました。(時間ないんで頑張りますー)
 
 
【広い稽古場】
 
本日の稽古場は、暫く改装中にて使用できなかった広いところ。
今までのところよりも奥行きがとれるので、舞台がほぼ原寸で再現できます。
昨日の稽古場では丁度ではけ口にでーんとあったピアノをよけながら舞台に飛び出したりしたものですが、本日は規定の場所からでOK。
しかし…弊害もあったのです。
狭い稽古場に慣れていたために、「そこには何もありませんよ?」という場所で裏の作業をする人がいたり、上野がウッカリ柱があって通れないところから舞台に飛び出してきたり!
舞台にいてそれを迎えた七海は「ソコデラレナイヨー!」と目をまるくしておりました。
もう一度、舞台図をアタマに叩き込もうと思った次第です。
 
 
【いろいろ】
 
○ぎりぎりにおわりました
通し練習期間に入ると、9時〜22時の練習日程でも早めに終わることが多々あります。
休憩や細かい確認をしつつ通しを2回行って、20時には解散っていう感じで。
ただ、本日は通し練習をいつも通り2回やって、その後に場面を返して、大道具を作って…久しぶりの22時ぎりぎりの退出でした。
でもそのかいありまして、昨日上野が骨組みを持ち込んだ大道具が、本日全員でよってたかって完成直前まで作り終わりました!
残りは着色のみ!
内山が自宅で作業をしてくれるとのこと、ありがとー!
 
○にかいめ
上野は今回二回目の舞台。
初舞台の時には気にする余裕もなかった事が、ここにきて色々と気がついているようです。
「津久野」として舞台に自然にいるには…?という事にからむ質問を、時々しています。
分からないことが把握できたり、疑問が出てくるのはとっても素敵なこと。
前回よりも格段に成長した役者・上野です。
 
○見えないところで大活躍
内山は舞台に出ていない時も大活躍です。
舞台に内山がいないときに何かあったら…それはきっと、内山が頑張っている時です。
本日の通しでは、どうしてもホールに行かないと分からない想像するしかないとある舞台装置の仕掛けを、簡易とはいえ、見える状態にしてくれました。
たすかるー!
 
○こわれます
七海の衣装、少々繊細な作り。
本日の通し中にホックの片方がはずれ、ボタンに掛かっていた布がちぎれ…大変そうでした。
個人的には、小さな飾り石がいつ取れるかと毎回数を確認しているんですが、それは未だに全て無事です。
不思議です。
そして稽古場には、七海の衣装からとれたんじゃないの?という小さな石が落ちていたのですが、衣装の石は全てそろっている…いったい誰の歯なのかと大騒ぎなのでした。
(衣装は頑張って家で直すそうです!)
 
○Tシャツ!!
時々作っている夜光堂グッズ!
今までTシャツ、パーカーと作ってきましたが、今回は一番使いでのあるTシャツをつくりました!
10thアニバーサリーTシャツ!
しかも、今回は自分が好きな色を選べます。
夜光堂といえば黒い地に白い文字だったのが、カラフルな地。
本日稽古場に登場!!
ただ、文字の色は全員一緒なので、どの地が一番あっているかという話になり…結果、常世田姉さんの選択した色がいちばんあうようです。
確かに、しっくりくるっ!
ナイスチョイスです、姉さん!
公演当日はスタッフさんがこのおそろいTシャツを着てお客様をお出迎えです。
役者たちは…バラシの時なんかに着てると思います。
そうか、これを着てお客様の前にはでないんだ…。
 
 
【残り1週!】
 
ゲネプロや本番をいれても、きっとあと通してこのお芝居が出来る数は多くて8回です。
ワタクシ、そいじゃーいつもより気ぃ入れてみようかーとやってみたら、裏目に出てダメダメだった本日なわけですが、懲りずに来週も気力込めてみようと思います(笑)。
込め方がまずかっただけです、きっと!
来週は新しい稽古場!
気分も一新、ついでに全力でラスト2回いってみましょうー!
| 朧−おぼろ− | comments(0)
10月11日(日)
 

オス!オラ七海!
通しが始まると、細かい練習が抜きになるだけに、お借りしている稽古場の22時前に稽古を終える夜光堂。
しかし前日は、舞台装置の作成作業をギリギリまで行っていたので、22時までみっちりの時間となりました!
そんな帰り道…。
乗り継ぎ駅で僕と内山が久々に目にしたものは…!!
駅の時刻表示『22:22』!
22時ギリギリまで行った練習の帰り道にのみ、電車時間の都合上必ず目にする事の出来る「ニャーニャーニャーニャー」表示です!!
「うおはー!久々に見たぞおー!!伝説のニャーニャーニャーニャー時間!」
「しばらくこの時間終わりなかったもんねー!」
ゲラゲラゲラゲラ!
うっかり忘れていたものを目にして、思わず笑いが零れました。
そういえば、いつだったか別路線で帰宅する吉田も、乗り換え駅でニャーニャーニャーニャー時間を目にしたという話をしていたような気がしたけれど、昨日は果たして同じ時間に同じ表示を見れたのでしょうか?
気になるところです。
 
 
【忍者】
 
本日は通しの前に、昨日軽く段取り合わせをしたカーテンコールを、初めて段取りを聞いた上野を交えて練習!
これで正式に最後まで段取りがつきました…。
ふーと一息ついて、上野はトイレへ。
吉田と七海は音の打ち合わせを行っておりました。
ギィ〜と扉が開いて…ああ上野が帰ってきたのかな〜くらいに思っていたところ、突如内山が叫びました!
「常世田ねぇさん!どうしてのっちの後ろに隠れて入ってきてるの!?」
えっ?
あっ!本当だ!
上野の後ろで小さく身をかがめながら、忍者のように潜んで常世田さんが入室していたではありませんか!!
気づかなかった…!
「ねぇさん、ど、どうして潜んで入って来たんです!?」
内山の問いに、ふふふとニヒルに笑う常世田さん…。
もしや、本当に忍者!?
 
 
【大会】
 
それは基礎練中…各々が床に座ってストレッチやら発声やらを行っている時の事だった…。
本日も舞台装置作成のために、木材が持ち込まれていたのだが、それで吉田がちょいちょいと遊び始めた。
さらに棒は内山や七海にも渡り、ストレッチ中の人をつついてみたり、太鼓のバチとして使われたり、ぶんぶん振り回して如意棒にしてみたり…と、基礎練のお供となっていた。
それが一体何のきっかけで始まったかは分からない。
棒を手にした我々は、いつしかとある大会を開催していた。
そう…リンボーダンス大会を…!!(爆)
「よし!まだいける!10センチ下げろーい!」
「いやいやいやもう無理!もう無理ぃー!」
ズンドコズンドコ。
吉田が言う。
「はい、内山くんは95センチまでいけたから、次回はここから挑戦ねー」
次回??
次回があるのか!
この棒、今日これから切断しちゃうのにか!?
結果一番の記録は吉田の75センチ。
「いや、これ靴下脱いで踏ん張ったらもっといけるやも知れない…」
皆で攻略を考える。
その時、演出七海が言った。
「ところでみんな、発声時間終了まであと7分だが…」
「……!!」
「あーあーあー」
「あいうえおいうえおあ…」
危うくリンボーダンス集団夜光堂と化すところだった我々。
目が覚めて良かった…!
 
 
【通し小話】
 
本日のメイン練習は、通しを一回行い、その後通しを繰り返しているだけでは見落としがちになる細かい点を洗い出して、きっちりケリをつけていく事に時間を使いました。
そんな中、ポロリと飛び出した小話をご紹介いたします。
 
●七海が台詞を間違えた。
「○○…もとい!!○○を…」
デカい声で響き渡った「もとい!!」に、共演者であり、間近でシリアス演技をしていた吉田の顔は思わずくにゃりと歪むのでありました。
「もとい!!」て…!
 
●大変だ!
吉田が扱っている長〜い小道具が、舞台の大きさを仕切っているロープの下に挟まっております!
吉田は芝居をしていてまだ気が付いていない!
あっ!今気づいた!
がんばれ!がんばれ吉田!
「本番舞台では…ロープはないから大丈夫だ…!」
吉田は後に凛々しい顔をしてこう語ったと申します。
 
●本日は最後まで保留になっていた上野の衣装ジャケットが決定しました。
「あれー」
と吉田。
「楓の衣装ジャケットの襟元チェックと、津久野の襟元チェック柄がお揃いでかわいいー!」
おお!
意識して探していたわけではないが、結果、ご主人様とお付きの者の衣装が襟元チェック柄お揃いになる事に。
それを見つけてきた七海、自慢げに言う。
「ふふふ…意識せずに津久野衣装を選んできた僕はえらかろう!」
「ふふふ…こうなることを見越して先に衣装を決めていた私のほうがすごかろう」
う…内山!!
 
●通し終了後、先に常世田さんに上がっていただくために、七海が言う。
「じゃあ音楽と合わせて稽古をつけたい場所があったら、常世田さんがいるうちに申告してくださいー」
みんな台本を見直す!
しばらくして、内山が悲しげに言った。
「私…実はあんまり音響さんと関わりがある稽古場所…ないかも…」
そ、そうだったか…!!
 
●本日は上野が作成した、でっかい舞台美術が登場!!
こりゃ凄い!
「実は持ってくる途中に、自動改札に引っかかりまして…」
でっかすぎて、人二人がくっついて通り抜けようとしたように、自動改札機は判断したようです…。
凄い!
 
 
【今日のおやつは】
 
本日もまたまた吉田から差し入れが!
ロールケーキやチーズケーキがズラリ並びました!
うまそー!うほうほ!
そういえば吉田はここんとこ毎日、稽古の時におやつを差し入れてくれています。
ありがとう!!
疲れた時には甘いもの!
体力がガリガリ削られる役どころの吉田は、栄養ドリンクを飲んでおりましたよ。
内山は立ったまま、トリゴボウ丼を食べていましたよ。
上野は吉田差し入れのケーキで疲れを癒やしていましたよ。
僕は通し開始4分前まで、弁当をはなしませんでしたよ。
今日は細かい見直しで、有耶無耶になっていた場所を見つけて直しが出来ました。
貴重なひととき。
明日は今日よりも広い稽古場です。
体力と気力を使い切って、使い切って、存分に『朧ーおぼろー』物語を面白く進化させていきましょう!
疲れるけれど、通しの一回一回が、大切なチャレンジと進化の場となりますように。
まだまだ使えるものが、残っているような気がします。
出し切りましょう!
ではまた明日!

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10月10日(土)
 こんばんは!吉田です。
本日は2009年10月10日。
夜光堂は1999年10月10日に旗揚げ公演を行ったので、本日で満10歳です!
おめでとーおめでとー!
という練習日は、旗揚げ公演からずっと音響オペレーションを担当してくださっている常世田姉さんと、結成メンバー3人の4人の練習でした。
上野は…今週台風がやってきたために減ってしまった就業時間の埋め合わせで出勤でした。
ご苦労様です!
4人で芋菓子とチョコクッキーを喰らいました!
満10歳から15日後には公演当日です!
15日くらいだったらまだまだ祝える範囲内。
もし、旗揚げ公演も見たんだよねぇという方がいらっしゃいましたら是非是非「ほほぅ、もう10歳ですか!」とアンケートに一筆書いてくださいませ(いやいやいや…)。
 
 
【最後の最後までいきましたよ!】
 
エンディングまでいって、通し練習をしたとはいっても、いままでは「本編終了!」までだったのです。
なので、エンディング曲がかかったら「はーい、おわりー!」だったのですが…本日、曲のラストまで、つまりお客様へのご挨拶までの段取りがつきました。
ご挨拶の順番は順不同ですが!
とりあえず、適当に挨拶をしました…常世田姉さんに!!!
そしてもちろん自ら拍手をしてました・・・!
明日、上野が出勤…いやいや、練習に来ましたらおそらくきっちりと段取られることと思います。
 
 
【芋菓子それぞれ】
 
本日持ち込まれた芋菓子は芋菓子専門店的なところの和菓子のような洋菓子のような…まあ、そんなもの。
6個つめあわせだったので、まずはそれぞれ好きなものをチョイス。
七海!一番でかい、みんながちょっぴり気になっていたスイートポテトっぽいもの。
内山!パイ生地に芋餡みたいなものがつつまれたもの。
吉田!サツマイモの輪切りみたいな感じのもの。
姉さん!抹茶餡を芋でまいた…ちいさいロールケーキみたいなもの。
さて、残るはふたつ!
どうみてもおはぎにみえるものと、内山のたべたものと同じ形、ただし透けてみる中が黒っぽい紫っぽい感じのもの。
おはぎ(仮)はまるでわからない。
しかし割ってたべてみると…おお!
サツマイモ!
蒸かしたイモ!
シンプルでとっても美味しゅうございました。
コイツは四等分してみんなでたべました。
さて、パイ生地中身違い。これは多分サツマイモ餡だろうと、内山が手を伸ばした!
めりっと割ってたべてみる。
…ん!?こ…これは…つぶあん!!
芋菓子の店で買った詰め合わせに何故かつぶあんのお菓子が!
「つぶあんはちょっと…」
「あんこはちょっと…」
七海と吉田が脱落。
「うん、あんこだね」
「…なんであんこなんだろうね」
と、釈然としない思いで、内山&常世田姉さんが完食。
不思議菓子も入っておりましたが、なかなかに美味しかったので、また機会がありましたら持ち込んでやろうと
思いますっ!
 
 
【楓と津久野】
 
本日、とあるシーンにて津久野の代役をした七海。
そのシーンの終わりでは暗転…舞台がまっくらになって、次のシーンに転換されます。
舞台上には津久野と楓。
きっかけにて『暗転ですー』という状態になるやいなや…津久野(七海)が、楓様に膝枕!
いや、鼻水を拭こうとすりよる!
逃げる楓様!
さらにすりよる津久野(七海)!
まだまだ逃げる楓様!
…暗転中ですよ、あなたたち?
お客様にはビタイチみえてないところですよ?
というか、早く舞台袖に戻って来てください!!
「チガウよ、涙を拭こうと」
「襲いかかってきた!津久野が!」
…次のシーンがはじまりますよ…。
 
 
【まだまだちくちくしますよ】
 
通し二本でちょっぴりグロッキーになっているところに、まだまだ舞台美術製作でございます。
ボンドでぺたぺたしたり、針と糸でちくちくとやったり…私(吉田)はまずは自分の衣装をなおしておりました。
襟がね!喉を圧迫しまくっていて苦しかったので!ちょっとひらきました。でも布が足りなかったので持ち帰りです。
その後、内山&七海が一生懸命ちくちくやっている横で舞台図を「ふんふふ〜ん♪」と書き、さらにこの練習日記を打っております。
舞台美術製作不参加!
舞台美術担当者なのに!
わっふー!!!
 
 
【えーと、残りは】
 
確か稽古のこり回数は4回ですか。
ノーミスでラストまでいったことがなかったり(主に吉田)、体力がもたなかったり(主に吉田)の芝居ですが、上演時間は1時間15分ほどです。
いつもより少々短めです。
うーむ、残り、頑張っていってみようと思います。
明日はおそらく全員集合。
小道具も大道具も衣装もあと少し。
芝居もあと少し、かな。
多分このお芝居、ほんのすこーし気を抜いただけでとってもつまんなくなっちゃいます。
あと気を抜いたら出トチリます…出トチリました!
でもがっつりいくと、終わったときに立ち上がれないくらいにはなりますが、なんだかいつもの夜光堂とは違う路線のオハナシがとっても見応えがあって面白いです。
一人でばてているのがなんだか癪なので、他の誰かもばてないかなーと企んでます。
そんなところでまた明日!
| 朧−おぼろ− | comments(0)
10月4日(日)
 

オス!オラ七海!
昨日の練習でも、通し終了後に舞台美術作成作業をみんなでぐわっと行いましたよ!
今回の作業では、ポンドを操るポンド隊と、糸と針を操る裁縫隊にまずは分かれて作業します。
裁縫が中学以来という上野と、ヲナゴながら最強の指先不器用さを誇る僕が、ポンド隊!
吉田と内山の指先ヲナゴ組が裁縫隊に属しての開始です!
作業内容としてはポンド隊が先発で作業を…次いで裁縫隊が出動するため、必然的にポンド隊はポンド仕事が終わったら、裁縫隊に転身することになります。
「ふおおー…針に、針に糸が通らーん!!」
まずは糸通しに苦戦する七海。
僅かに通った糸を、ぶっとい指先で一生懸命引っ張り出す!
「チク…チク…」
上野は前回覚えた玉結びをモノにすべく、針に集中する!
その間にも、吉田と内山はちくちくと順調に針仕事を進めているのでありました…。
おおぅ。
 
 
【ナイスタイミング!】
 
本日は、夜光堂恒例となりました公演の前説を録音いたしました!
今回は…内山と上野がコンビで前説を担当致しますよ!
上野は実に初めての前説録音…、
「緊張しますね…!」
と内山に言っておりました。
特に練習期間があるわけではなく、当日にざっくりつけた流れでいきなりの録音。
無論ハプニングも満載です!
上野が噛む!
内山が言い間違える!
そして、
「もー!一旦間違えるとダメなんだよなー!」
と悶える!
そして何度目かの録音時、内山がハマってしまい、録音ストップ。
まさにその時でありました。
「トントン…ギィー…おはようございまーす」
常世田ねぇさん登場!!
「今、録音していたんですぜ!」
と報告したら、
「えっ!?私のトントンとか入っちゃった!?」
いえいえとんでもない!!
ナイスタイミングでスルー致しました!
思い返せば、内山がハマらなければ常世田さんの「トントン」も録音されてペケになっていたわけであり…まさに内山と常世田さんのナイスコラボレーションであると言えましょう。
「何回やっても録音ボタン押す時には緊張しますね」
「自分不器用だからね」
と言いながらも、なかなかノリノリで録音出来た前説…。
内山と上野の力がこもった前説を、是非劇場にてお聞きくださいませ!
 
 
【またまた食べ物の話】
 
昨日予告した通り、吉田がまた新たな味のバームクーヘンを差し入れてくれました。
早速みんなで味当てタイム!
「この茶色いのは…チョコか??」
「いや…ココアじゃないか?」
「むしろコーヒー味では!?」
「じゃあこっちの一見プレーンのようなのはどうだ!?」
「分からん…なんとなく食べたことのあるような後味がするのだが…」
「ふふふ…発想を色々変えてみたほうがよいよ」
「発想を…変える!?まさかのみたらし団子味!?いや、いっそカレーではどうだ!?そんな味は無論一切せんがな!」
茶色いバームクーヘンは、ココア味とのことで、無事に内山が正解。
しかしもう片方は全く正解が出ませんでした。
正解は、スィートポテト味!
おう!言われてみて初めて実感する芋の風味…!
表のソファに仲良く座って美味しくいただきました。
吉田よ、二日に渡って優しい味をありがとう!!
さらに本日は上野からも差し入れが…。
それは昨日の事、何かの拍子に吉田と七海が
「餃子が食いたい。餃子が食いたい」
と繰り返していたところ、上野が有名餃子を買ってきてくれたのです!
デカイ!!
うまそう!!
生餃子のため、稽古場で食べることは叶わず…それぞれが家に持ち帰って調理する事に!
「どうしよう!?今日の夜食はやはり餃子にラーメンか??」
「いや、僕は断然白メシがいい!!」
「チャーハンもいいぞ!」
本日の夜には、夜光堂メンバーたちの食卓には、ほっくほくの餃子がのる事となりましょう。
上野、テンションの上がる差し入れありがとう!
 
 
【稽古場小話】
 
本日は通しをガッツリ二回というシンプルな稽古。
そんな中に生まれた様々な小話をお届けいたします。
 
●それは一度目の通しが終わった後、七海が口を開いた。
「吉田に言いたい事があるぞ!」
すると吉田、てこてこ走りながら、
「いや〜。言わないで〜」
いやいやしかし、これは言わねばなるまいて。
吉田が…一番いいシーンで、お腹を鳴らした事を!!(爆)
「何故だ!何故今なんだ吉田ァ!?」
と、問いかけたくなるような一番のシリアス盛り上がりシーンでお腹を鳴らした事を!!
音楽でも流れていれば目だたぬほどの音だが、タイミングの悪い事に音楽もなく、ちょうど台詞と台詞の間の部分だったため、
「むきゃるるる〜」
…向かい側にいた七海に、聞こえてしまった…。
その後吉田は、二回目の通し前までにお昼ご飯をガッツリ食べて、腹鳴りを押さえていたのだった。
 
●今回の稽古場は舞台の縦サイズギリギリ。
よって裏を移動する者たちは、舞台上の役者の邪魔にならないように、スキを見計らって舞台にはみ出しながらヒョイヒョイと移動する事となる。
ある者は小さく背中を丸めてこっそりと…。
またある者は両手をあげて横を向きながらカニ走りで…。
さらにある者は、ぴよーいぴよーいと軽やかにジャンプしながら、芝居をしている役者の後ろを移動していく。
とあるシーンで、七海が芝居をしている時、背後をまずは内山がずささささ〜と移動。
その後ろをぴたりとくっついて上野がずささささ〜と移動していく気配を感じ、
「津久野、こっちだよ!」
「ハッ!楓さま!」
というやり取りを一瞬思い浮かべてしまったのだった。
 
●公演直前になって七海は気づいた…。
今回、自分の台詞に、
「え??」
が多い事を…。
 
●吉田は袖でのスタンバイ中、なんだかウキウキしながら小声で歌を歌っている。
近くに寄って聞いてみたら、
「これは〜私の〜余所行き〜なのよ〜♪」
と歌いながら、ショールをヒラヒラと揺らしていた。
そうか…余所行きなのかー!
 
●今回の物語に挑むに当たり、吉田の筋肉がアチコチ痛くなり、足に大きな痣が出来たそうです。
動きを得意とする吉田があちこち痛む役どころとは一体…!?
ひとまずバンテリンをぬりぬりしてください…!
 
 
【来週は3日間練習】
 
いよいよ稽古も佳境となって参りました。
通して修正して…通して修正して…の繰り返しで、一歩でも前に進めるように!
体力と気力を沢山使って、今週もガッツリ疲れました。
バームクーヘンと餃子を食べて、来週も元気に集合しましょー!

| 朧−おぼろ− | comments(0)
10月3日(土)
 

オス!オラ七海!
最近我が家では、あちこちに障子張りグッズが散乱いたしております。
ハケにノリに障子紙…。
あとはデッカいダンボール。
障子紙がベタベタ貼られたダンボール…。
これは一体何なのか!?
それはまだお教え出来ません。
一方本日の内山は、
『100幕三本下棒ナシ!金具付き』
と書かれたながーいビニール(中身入り)を担いでおります…。
何事なのか!?
…それもまだお教えする事は出来ません。
『朧ーおぼろー』の舞台美術であることは間違いないのでございます。
そして吉田は…何故か…犬を…抱えているではないか!?
一体何故!?
『朧ーおぼろー』に登場か!?(んなわきゃない)
稽古場から出てきたら、トテトテと首輪のない犬が一匹、道を闊歩しているではないか…!
明らかに飼い犬な雰囲気だが、周りには探している飼い主さんらしき方もいない…。
吉田が試しに呼んでみたらトテトテトテー。
抱っこしてみたら見事に大人しく抱っこされています…。
どうやら、お家から脱走してきた模様。
「おまえはどっから来たんだー??」
問いかけながら、とりあえず彼が歩いてきた方向に抱っこして歩く我々。
しばらく歩いたところで、
「おお!ここは見覚えがある!」
という反応をしめしたので、地面に下ろしてみたところ、一点目指してスタタタターと小走りで去って行きました。
どうやら家路を見いだした模様…よかった!!
しかし稽古帰りに、よもや犬を抱きながら帰宅することになろうとは…!!
心和む帰り道でした…。
 
 
【吉田にマジックを渡すな】
 
本日は前回未完成のまま終わった図に、最終的な色合いをつけて完成に持ち込む事に。
七海が油性マジックでキュッキュッと仕上げを行い、マジックペンをそのまま放置していたところ…。
キュッキュッキュッキュッ!
ああっ!
吉田が明らかに悪巧みな顔をして、何かに落書きをしている…!!
何かとは一体何か?
わ…わ…わ…、わしの弁当じゃあああああああ〜い!!(爆)
マル○ツで購入した298円弁当の値札が…勝手に値引きされている。
ふむふむ、値引き後値段50円。
おおこりゃなかなかお得じゃわい…と思ったらついている割り箸が1000円!!
マイ箸を持ち歩かなかった報いがこんなところに…!
何故か弁当フタにはニコニコ笑顔が書いてあるし…一体我が弁当をどうしたいのだ吉田よ。
その後も吉田は、一定時間が経つと消えるチャコペンを手にして、皆がちくちくと地道に裁縫を施している布に、リスやら顔やらを落書きしているのであった。
どうやら絵を書く楽しみに目覚めたらしき吉田、次回公演のチラシデザインなど挑戦してみては如何だろうか!?
 
 
【常世田さんに謝罪】
 
本日は、夜光堂だけでシーンを詰めた後、常世田さんに音響を入れていただいて二回通しを予定。
それはシーン詰めをしている最中の事、演出七海が思い詰めた顔をしながら口を開く。
「ここの音響タイミング変えたいんだけど…常世田さん怒るかな!?」
音響常世田さんの台本には、細かい細かい音響メモが沢山記入してある。
一度稽古場で打ち合わせしながらぐわっと書いて、後で家で清書してくださっている丁寧なメモ。
それを元にして、これまた丁寧に行ってくださる音響操作!
ああ、それを僕は変更していただこうとしているのだ…!
「コラ!って言われるよ!」
「七海さん!って言われるよ!」
と、脅す吉田と内山の言葉に怯えながら、恐る恐る切り出してみたところ…。
「はーい。どこ?」
ねえさああああああああああああん!!(感涙)
何事もなく優しくOKをくださる常世田さんなのでありました。
ありがとうございます…!
 
 
【二回通しの余波】
 
一回目の通しを終えて、ふと吉田を見たところ、コテンと壁にもたれて目を閉じておりました。
「吉田よ…どうした!?」
と、問えば、
「一回目で…全部…使い果たした…」
使い果たしたのか!!
今回は皆それぞれが新しいキャラクターに挑戦しています。
吉田は自らが常に流動的に変化する見せ方を意識して、自分の中で流れを見いだす役どころを。
内山は周りの事象に引きずられる事なく、自分の中で常に活力を湧き出させる役どころを。
上野は初めて、他の役者やシーンの雰囲気に合わせた芝居を経験中。
七海は周りで起きる様々な出来事を受けて動いていく受動的役どころを…。
それぞれが慣れぬポジションで、今までにないチカラを使っています。
だから倍疲れる…。
けれど、今日思うことによれば、沢山沢山ありったけのチカラを使ったほうが『朧ーおぼろー』は確実に面白くなっている、という事。
実はまだ役者には言っておりませんが、本日は全員の沢山のチカラを感じた『朧ーおぼろー』芝居、今までで一番良い出来でした。
勿論まだまだ改善点はあるし、やはりうっかり気を抜いてだれていた場所もあります。
しかし演出から見て、今日の芝居が今までで一番好きです。
ここまで出来るとわかってしまったので、もうこれ以下の『朧ーおぼろー』は見られないという事に…!
自分を含め、気をつけろ!役者たち!
 
 
【稽古場小話】
 
●今回の物語では、役者たちが表も裏も動きっぱなしなので、なかなか通し中の写真が撮れていませんでした。
本日はズバリ…、
『うらっかわに載せられる通し写真を撮ろう!』
と!!
ピロリロリーンピロリロリーン♪
吉田が…内山が…!
合間をぬって写真を撮影!
そのうち通し写真がうらっかわにアップされますので、どうぞご覧くださいませ!
 
●今回吉田より、バームクーヘンの差し入れがありました。
これがまたプリン味とメープル味という不思議味!
やわらかくて、味が染み込んでいて、とにかく美味い!
なんだか明日は新しい味がまた稽古場登場するとの事…。
楽しみです!!
 
●内山が…衣装を…後ろ前に…着ていました…。
ポッケがね…背中にありましたよ…ええ。
あとはね…内山の前髪が面白い感じで、一筋はらりと額にかかっておりましたよ…。
何ちゅうか…出来損なったリーゼントみたいで…思わずみんな、プスーと笑ってしまいましたよ…。
 
 
【明日は10時から!】
 
今日ガッツリ朝一がら始めたので、明日はちょいゆっくりの10時から開始です。
うまい夜食をガッツリ食って、明日もガッツリ頑張ろー!!
今、(いつもだが)僕は肉気分。
いつか夜光堂で焼き肉食べ放題に行きたいものです。

| 朧−おぼろ− | comments(0)
9月27日(日)
 

オス!オラ七海!
仕事で本日稽古お休みの上野の代打でございます。
あらかた衣装が揃ってきた本日は、
『ドキッ!女だらけの大!衣装披露大会ー!』
を敢行!!
「七海さん!!タンクトップはえなり!!(ズボンに上着を入れる事)えなりよ!」
「あと、下の黒いスバッツがすけてる!!すけてるのよ!下にはくならベージュにするのよ!!」
「なるほど…!」
「吉田よ、このひらひらしたものを身に纏うのだ!」
「あーい。ひらひらひらひら〜」
「そのシワがええ感じじゃあ〜。ええ感じじゃあ〜」
「そうー?ひらひらひらひら〜」
「ええ感じじゃが…タグが目立っておる…」
「ひらひらひらひら〜」
ところで『朧ーおぼろー』物語は、何故か裸足や靴下の登場人物が多いのです。
なので、トイレなどでちょいと稽古場から出るときに、本日は僕が履いてきたクロックスが活躍となりました。
吉田が履いてトイレにスタタタター!
吉田が履いて小道具を洗いにスタタタター!
あっ…と、一個洗い忘れてた…スタタタター!
おやおやまだあった…スタタタター!
そして吉田は言うのです。
「このクロックス、足指がギュッと詰まって痛いんだよ!」
吉田さま、それは僕のサイズのクロックスですから…!
ご自分に合うサイズのクロックスを持ち込みしてくださいませ…!
そしてわたくしが履いてトイレに行きとうございますから、用が済んだら返してくださいませ…!
かくして僕がトイレに行きたくなってから、ゆうに八分は経過するのでありました。
いやしかし、お役立ちで何より。
 
 
【代役をする人たち】
 
本日は上野がお休み。
だけれども、勿論ガスンガスン通しを行います!
上野の出番は、その場にでていない者や、台詞のない者が代役で補う事に。
あるシーン。
内山が代役として飛び込んでくる…!
「千里さーん!!千里さーん!!」
おお!勇ましい!!
台本ナシでやって来たぞー!
「…え…楓さまが…えーと…」
正確な台詞が出てこないぞー!
「楓さまがほにゃらら〜ほにゃらら〜」
おっとー!?
後ろから声だけが飛んできて、正確な台詞を紡いでいるぞー!!
これは…バトル漫画でいうところの、
「あいつら…二体で一つということか!?」
という展開によく似ている。
ザ!!協力!!
さらに別のシーン。
代役七海、いっきまーす!!
ゴロン!ゴロゴロン!!
「楓さま…楓さむああああー!!」
シリアス場面に場違いな感じで出てきおった!!
さらに別のシーン。
代役をこなしていた吉田。
この後すぐに出番があるのに、一体どするのか…と見つめていたら…、
(ちょいとばかり、お手洗いに失礼いたしますよ…)
みたいな感じでさり気なく、中腰ではけていきおったー!!
逆に面白くて、うっかり台詞を忘れてしまったではないか!
こうしてそれぞれがまんべんなく楽しんだ上野の代役でありますが、なんだか楓さま(内山)が一人では調子が出ないみたいなので、お付きの者津久野が早いところ復帰して欲しいなぁと思う、一同なのでありました…。
 
 
【ザ!!お絵かき!】
 
本日、通しが始まる前に、七海が稽古場で小道具を作成しておりました。
大きな布に、とあるイラストを書く…という仕事なのですが、メインの絵柄を書いたところで、吉田を呼び、
「なあなあ。ここにクマ書いてー」
「へ??」
実は、七海が書いているイラストは、吉田が大元をデザインしたもので、そこにオマケで吉田が書いたクマがのっていたのです。
七海はどうやらそれを書いて欲しいようで、吉田にマッキーを握らせようとしています。
「下書きしちゃいかんの!?」
と叫びながら、それでも吉田、フリーハンドでキュキュキュキュー!
見事クマを書き上げました。
続けて七海、内山のもとへ行き、
「なあなあ、ここにうさぎ書いてー」
「はっ!?」
震えながら内山、いつむくん(内山家うさぎ)を飼い始めてから練習していたうさぎを書き上げました。
思えば…ここまでは…順調でした…。
内山が吉田に言います。
「じゃあここに小鳥書いてよー」
「ああん!?鳥ぃ!?」
吉田、クマの倍の時間を要しながら、鳥を書く!
クケー!
「じゃあ内山くんはタヌキを書いてよ!」
「た…タヌキ?タヌキって…(自分の手帳にカキカキ)こう!?」
「それパンダ…」
「えっ?こう?」
「それクマ…」
「待って!今ネットで参考画像を…!」
「ああ!内山くん、目のところにこういう模様があるんだよ!それが足りないんだ!」
「それならば…こうか!?」
「それサル…」(爆)
その後20分ほどかけてタヌキを習得した内山。
しかし彼女は、実際本小道具の布にタヌキを書く際に、とんでもない裏技を繰り出したのであります…!
「ああっ!日数が経つと消えるチャコペンで下書きを書いている…!」
…その手があったか…。
こうして七海、吉田、内山の画力が合体して出来た小道具。
残念ながら一回しか登場はありませんが、是非とも劇場にてご確認くださいませ!
ちなみに、公演終了後は、内山が持ち帰り、家のタペストリーにする予定…だそうです。
 
 
【稽古場小話】
 
●基礎練習のビリー時、内山が急に動きを止めて、口を気にし出したのでどうしたのかと思えば…、
「なんか口の周りにおいしいのがついてた…」
だ、そうです…。
 
●本日も行った舞台美術作業。
今日は吉田が用意してきた曲を、ランダムでかけながら作業を行う事に。
しんみりからインストからアップテンポまで、様々な曲が入っているはずなのですが、何故かのほほん系が続くランダム演奏に、
「キミぃ!次はもっとダンサナブルな音楽をかけてくれたまえよ!!」
と、持ち主の吉田が紳士的にキレていた…。
 
●本日、初めて衣装のズボンを持ち込んだ七海。
みんなの評価は、
「悪くはないが、裾をゴムでギュッとしたらよりいいんじゃないか」
との事。
大好評につき吉田が差し入れてくれた雪たい焼きについていた輪ゴムを、ひとまず足にはめて雰囲気を出してみる。
「おーそんな感じ!」
ひとまず通しにも挑戦してはみるが、所詮は輪ゴム…あっという間に外れて行方不明になってしまうのだろう…そう思った…。
二回の通し後。
輪ゴムは…まだ我が足にきっちりはまっていた…!
恐るべし!輪ゴム!
 
 
【大詰めです】
 
本日の稽古、内山が「きゃあー」と悲鳴をあげたので何事かと思えば…、
「台本忘れたあー!」
ウチで広げて忘れてきてしまったようです。
表の出番以外に、裏での段取りもこなす内山。
「よし!こうなったら今日は、ちゃんと台本ナシで動けるかシミュレーションだ!」
前向きで何より!
ここ一週間、喉を温存してきた吉田。
二回通しをガッツリこなした吉田は、なんと明日は噂の親不知抜歯に挑むそうです!
噛み合わせのバランスが変わるからどうかな…と心配しておりましたが、抜いてしまえば炎症の心配もないし、絶対にいい方向へ向かうと思います!
夕飯はプリンやらウイダーやらになるけれど…頑張れ!!
今週お仕事を頑張った上野。
お疲れさま!
来週、津久野に会えるのを楽しみにしていますー。
いよいよ10月がやって来ます。
みんなでもりもり頑張ってます!
吉田は帰り道、冷たいジュースを飲んでひといきついていました。
僕も帰りに冷たいココアを買おう…!
月末月初は会社仕事も色々忙しいけれど、また来週、元気に稽古場で!
お疲れさまでした!

| 朧−おぼろ− | comments(0)
9月23日(水)
 

オス!オラ七海!
本日、連休練習最終日であります!
連休稽古初日の段階では、まだまだ音合わせやら打ち合わせやらでてんてこ舞いしておりましたが、通し稽古もバシバシこなし、全体図が把握出来るところまでこぎつけましてございます…!
えがった!
通しをしてみて、初めて分かる真実…。
「私…なんか…全体通してよく動いてるみたいで、足がダルーなるわー!」
「私はねぇ、よく表に出てるけど、結構床にケツをついてるから、足は大丈夫だよー!」
「しまったあ!この衣装、手洗いしかダメなやつだー!地道に洗わなきゃー」
「あれ?このシーン、靴はくんですっけ??」
「ここはねぇ…もうバンドはいらない場面だったのに…付けて出でしまった…」
「暴れるから背中が見えてるよ…」
「そうかー、ここは音量を変えなきゃいけないんだねー」
「ハッ!この小道具移動しとかなきゃいけないじゃないか!」
…などなど。
さらに通しを始めて気が付く現象。
「飲み物が今までと同じ量じゃ足りない!!」
「腹がよく減る!!」
流石に場面練習とは、運動量が段違いのようです。
消費カロリーも恐らくハンパありません!(その分ハンパなく食ってます)
昨日は吉田差し入れによるドーナツとポテチが登場。
通しの合間に、人々が貪り食っておりました!
ところで僕は家に投函されていたピザ屋さんのチラシを見てからというもの、ピザ屋さんのピザが食べたくて仕方ありません…。
稽古終わりで帰ると夜…。
そこからピザを頼んで深夜に貪り食ってよいものかどうか…!
悩みます。
 
 
【森林浴のかほり】
 
今回僕は段取り上、人とひっつく事が多いです。
芝居をしていると何かと汗だくになるため、異臭を発してはならんと、除菌消臭スプレーを買ってきて、汗が染み込んだ衣装にしゅこしゅこすることにしました。(連続稽古だと洗濯が叶いません…)
それを買いに出た時に吉田が近くにいたので、
「なあなあ、無香料とかほり付きのやつはどちらがよいじゃろか??」
と尋ねると、
「じゃあこの森林浴のかほりで…」
リクエストにより入手した消臭スプレーを、一回通しが終わる度にしゃばっ!しゃばばばっ!とふりかける僕。
辺りにはぷうんと森林浴のかほりが漂います…。
その後の通しで、僕の肩口にひっついた吉田は、後に、
「んふ〜ん。森林浴のかほりぃ〜」
と呟いておりました。
しかしながら、翌日もある稽古のために最後には全員が自らの衣装にしゃばっ!しゃばっ!
…今日は誰にひっついても、森林浴のかほりです!
 
 
【内山を送り出したの会】
 
本日は内山が夜光堂のお仕事で稽古を中抜けしました。
その間残りの三人は、時間を有効に使うべく舞台で使用する舞台美術作成をうんしょうんしょと作ります。
「うっちゃん〜ちゃんとトイレ行って、ちゃんと着替えていきなよーぉ」
「えっ?この服じゃ駄目!?(普通にジーンズあんどTシャツ)」
などと絡みながら、内山を送り出し、作業開始!
七海はポンドとヘラを手に、ポンド職人と化し、吉田は糸と針を手にしてチクチク職人に、そして上野は…中学以来の裁縫にふるふると震えるのでありました。
吉田お姉ちゃんにたま結びを教わる様は、大変微笑ましい光景となりました。
自分たちの好きなアーティストの音楽を聞きながら作業をすすめる様は、なんだか学生時代、遅くまで残って学園祭の準備をしていた事を思い出します…。
作業に集中すること一時間半、本日の作業は完了となりました!!
万歳ー!
内山が帰る前にと、他のお使いに出ていたところ、内山はなにげにその間に稽古場に戻ってきており、自分の作業を行っていたのでした…!
おかえりー。
 
 
【稽古場小話】
 
●お使い中、吉田がでかい蚊に刺されました。
 
●吉田は手作りの焼きそばパンを皆に配り歩いておりました。
うまかったです。
 
●内山は、本日の通し稽古中、音響を入れていて衣装替えをすっかり忘れておりました。
急いで脱ぎ捨てられ、まるくなったままぽつんと置かれた靴下が、何とも悲しげでした…。
 
●七海の髪が増えております。
1ヶ月に一回はすかないといけない七海髪…美容院に行くのを忙しさにかまけてサボってしまったところ、恐るべき膨らみと化してしまったのです。
公演は10月25日…もういっそここまで来たら、10月20日くらいに切ったほうが確実ではないのか!?
悩み中です…。
 
●七海は「下の木」を指したかったのだと思います。
しかし七海の口から出てきたのは…、
「シタギを?シタギをくっつけるのかい?」
ふと浮かんでくるのは、「下着」の二文字でございます…。
どこにくっつける気なのでしょう…下着。
 
●上野がここんところはいているジャージは、おしゃれなワインレッドです。
夜光堂一、ジャージカラーがおしゃれな子に決定しました。
 
●今回の針仕事に使った糸は太め。
不器用全開な七海は、針に糸を通す時点で虫の息であります。
吉田が、
「また通すのめんどいなら、長めに糸をとっとけばいいよ」
とアドバイスをくれたので、しこたま長く糸をキープ。
びっよーんとまるで長いうどんを食べる人の如く糸を引っ張りながら塗っていたら、吉田が目を丸くして、
「長ッ!!」
…そうか…流石に長すぎたか…。
 
 
【お疲れさまーでーしたー】
 
なんやかんやで5日間。
誰一人休むことなく乗り切りました…!
流石に疲れどっぷりです。
僕は足にサロンパスを貼り、首と肩をマッサージ機でほぐしてから眠りにつこうと思います…。
ピザを食べたい気持ちは変わらないけれど、どうしたものか。
明日からはまた、社会人としてそれぞれ仕事に向かう日々。
せめて今夜は、のんびりと体と心と脳みそを休めてください…!
芝居は、通しが出来た事に安心せずに、完成度を高めるべく、まだまだ進んでいきたいと思います。
次回稽古、元気で会いましょう!
本当にお疲れさま!

| 朧−おぼろ− | comments(0)
9月22日(火)
 こんばんは、吉田です!
連休3日目…いや、4日目の稽古日です!
すでに曜日感覚はおろか、日数の感覚もなくなっています。
5日連続、といえば平日の日数で、会社にいって仕事をするのと同じ日数を会社に行くよりもゆっくりの時間に家を出るのだから、特に大変じゃないんじゃないー?と思ったんですが…そんなことありませんでしたよ。
なんだか毎日布団からべりべりと体を引っぺがして稽古場へ向かっております。
そして家に帰るとしばらく座椅子にすわったままぼけーっとしております。
ところで、昨夜私は大学時代の演劇部でやった演目を、当時と同じ場所で私以外は(多分)同じキャスティングで上演する…という夢を見ました。
…これは、どういう意味だったのでしょう???
 
 
【通し3本!】
 
いやあ、今日書くべきは、もうこれでしょう。
午後2時から通して、確認して、通して、確認して、通して、確認して。
今日の午後のスケジュールはこんな感じです。
今回の演目は少々短めの1時間10〜15分ほど。
前回の演目では「よっしゃー、後半の山場だ!これからラストスパート!!」という位の時間に、終わっています(笑)。
なのに、すごい疲労感。
今回はなんとメンバー4名、上演時間中に休める時間がほぼありません。
舞台に出ていなくても色々やっております。
なんだかんだと1時間10分ほど、ずっと全部を絞り出していると…こうなるみたいです。
 
ですが、3本通していくと、心身は疲れてもなにやらシャープになっていってイイ感じです。1本目に失敗してもすぐに次に修正出来て、色々な事が連続で試せますのでね!
…まあ、通しの合間におそってくるもの凄い睡魔が一番やっかいなのですが。
あー、眠かった…。
 
 
【特筆すべきは】
 
みんな当然の事ながらとっても頑張っておりますが。
今日はなんだか上野の調子がいい様な気がしてならないのです。
声が出ている。
芝居がナチュラルになってきている。
前回のほぼ定位置で台詞を言うだけ、という形から、今回は喋る!動く!
それだけに色々な課題が満載で、これをやればこれができず、という状態が結構続いておりました。
上野はかなりの努力家で、気がつくと一人で稽古場の端っこで自主連をしていたりしていたのですが、それが一気に実を結んだなーという感じです。
ですが、昨日の稽古場でコッソリ階段のマイムの練習をしていた意味は全く分かりません…。
 
  
【通し中におこるアレコレ】
 
如何に有意義に通しを進めても、音響の常世田姉さんを迎えての初通し。
みんなガツガツと失敗を致します。
 
[ぱしっ] 
内山、お付きの者役の上野と共に舞台に。
おそらく、かるーく膝をぱしっと叩くつもりだったらしいのですが、予想外にガッツリの平手打ち。
稽古場に響き渡るぱしっ!という音。
芝居中なのに笑うしかない上野と、焦る内山。
もう1時間以上気をはって芝居をしてきた全員が崩れ落ちた瞬間でした。
 
[台詞が出てこない1]
エンディング直前の台詞。
七海はどうしても覚えられない。
内山もどうしても覚えられない。
しかし、内山は休憩時間に覚えきった!
結果、七海ひとりがエンディング直前で挙動不審になるのでありました。
「そのー!だからー!」
とにかく間をつなぐ叫ぶ声が響いておりました。

[台詞が出てこない2]
吉田が後ろを向いていて、七海が前を向いていて、そんなシーンでの事。
ふと、吉田の台詞が遅れました。
通しが終了し、確認作業中にもちろん七海から台詞を忘れたのかと問われました。
「いや、後ろ向いてると(稽古場の)カーテンしか見るのがなくて、なんかしわがきになるなーと思ってたら、台詞言い忘れて」
エヘヘヘ、と答えてみたら、当然の様に「集中してーーーー!」と怒られました。
イヒ。

[詳細かけないダメだし]
通し後には確認作業という名の、「自己申告・チクリ作業」があります。
「このヒト、ここ間違ってましたー!」
とか
「台詞飛びました」
なんていう事があるのですが。
時々、ただのリクエスト大会になる事があります。
曰く
「ここの○○さんのネタは好きだから、もっと全力でやって下さいっ!」
「あのネタは入れようよ。見たい!」
「いやあ、さっきのここはよかったね。好きだね」
…そんな感じです。
詳細が書けないのがもどかしいのですが、多分、お客様にも「面白い!」と思って頂ける箇所かと。
 
 
【結論は、とにかくネムイです】
 
明日が5日連続稽古の最終日です。
今まで3日連続までしかやった事がないので、既にグロッキーですが…明日も頑張って布団から起きあがろうと思います。
なんとか、頑張れるといいのですが!
と言っている私。
実は稽古場まで一番近いのです。
一番眠そうにしててごめんなさい!明日もがんばりましょー!

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