オス!オラ七海!
二回通し稽古を行っていると、大抵稽古中にご飯を食べるのを忘れます。
通し一回目の開始時間は大体午後一時半…その前に昼ご飯は食べるのですが、お腹いっぱいになると動けなくなってしまうので、腹八分目以下の量で終了。
あとは合間におむすびなどを食べに出たりするのですが、昨日は皆でわーわーやっていたらすっかり途中の栄養補給を忘れておりました。
気がつけば皆が「うっ…!せっかく買ったご飯食べてネェ!」という有り様に…!
「うにょー!今朝作ってきたカレー風味トリが…!」
と吉田。
うむ、そりゃいかんな!
冬とはいえ暖房の効いた部屋に置いて置いたのだから、早めに食べてしまわなければ!
「太巻きと焼きそばパンだったらどっちのが早く食べたほうがいいかなぁ」
と内山。
そうさな、やはり太巻きを優先させて食べたほうがいいんじゃないかな!
そして僕…。
「すぐに食べようと思っていたローストビーフがすっかり茶色くなっているんだがどうかな!?」
それを見た吉田…思わずおののく。
「それはちっと怖いかも…」
うむ…確かにな!!
しかし告白しよう…。
僕は食ってしまったよ!!一かけ残さずに茶色いローストビーフを!!
西洋わさびをしこたまつければ、殺菌作用も働くしまぁ大丈夫だろう!というワケのわからない意味づけを勝手に行ってな!!(爆)
しかし食べたかったんだ!
せっかく買ったお肉を、稽古終わりの体にジワジワと浸透させたかったんだー!
茶色くなっていても…ローストビーフはうまかった…。
チョーうまかった。
しかし何故だろう?
眠りにつこうとしたくらいから、ずっとお腹がゴロゴロしているのは…。
本日の通し中に、
「先生、留意は…留意は…しばしお暇をいただきます!!」
と叫んで稽古場を飛び出していく事になったらどうすればよいのだ!!
色が変わったローストビーフにはどうぞ皆様お気をつけください(気をつけてないのオマエくらいじゃろがいー!!)。
そして余談ではありますが、上野は昼ご飯に噂のパン一斤とカツを購入し、自家製カッサンドを作って食べておりました…!うまそうでしたよ!
【内山の苦悩】
昨日の稽古中の事でありました。
「じゃあ一旦昼飯を買いに行きましょうー!」
と言ったところ、内山がそろそろと手を上げました。
「あのね…私、昼ご飯マックが食べたいんだけど、マックに買いに行ってもいい…?」
「マック?うん、いいよ、近いから」
「うおおおおおおおお!登らせろー!」
内山、七海をよじよじ登る。
「き、急になんなんじゃー!?」
「マック行きにオッケーが出たのが嬉しかったの…!」
そんなに一大決心でマック行きの発言をしていたとは知らなんだ…!!
頭から食べ物話二連発となったが、公演月の忙しい時期、少しでも好きなものでパワーを得ようとしているという事か!
吉田は本日、あったか水筒にすっぱ優しいザクロの飲み物を用意。
自らの経験で、ナイス煮出し量とナイス砂糖調合量を生み出した吉田ザクロ茶は、ほっと和む味でありました…!
【稽古小話】
○踊る上野
ニャー物語のオープニング、二夜ノ先生と留意の元気なダンスがございます!
留意の代役をする事の多かった内山は、幕裏で留意パートをノリノリダンス。
本番でお客様に見えないのが残念なほどであります。
「ふふふふふふ、のっちも踊ってもよいのですよ!私は留意パートなので先生のパートをね…」
と内山に誘われていた上野が最近踊り始めた!
「上野さん、内山くんに乗せられて…」
「いや!吉田さん!のっちは自主的に始めたのです!」
「そうだったのか…」
上野、密かにダンスデビュー!
○ほめられた?
本日も吉田の縫い物を少しだけお手伝いした七海。
ついに吉田より、おほめらしき言葉をいただぎました!
「うーん、豪快な縫い目だねぇ〜!」
ほめ…られた!?よね!?
○ショック
吉田はよくイタズラをする。
本日も七海がトイレ中に他の個室に潜み、
「よちさんもう行ってしまったのー?」
という独り言に対して、
「ふははははは!いるよー!」
とバィン出て来るというお茶目をやらかす。
ある時の内山、トイレからちょっと神妙な顔で帰ってきた。
「あのね…トイレからの帰り道暗い廊下を歩いてたら、素の吉田さんに出会って素で「うおっ!!」って…驚いちゃった…。吉田さんすごいショックを受けていたよ…。「私、脅かそうとかしてないのに…」って…」
さすがの吉田も、脅かす気もないのに驚かれるとなると、ちょっぴりショック気味だった…。
○先生のお世話係
留意は古書コレクター二夜ノ先生の助手ですが、古書コレクター的な意味では全く役に立ちません。
仕事はというと、主に先生の身の回りのお世話です。
今日のお仕事は、
「開けっ放しの窓を閉める」
「おしぼりで先生の手などを拭く」
「先生のほどけた靴ひもを、立て結びで結び直す」
などなどのお仕事がありました。
実は実際についている段取りは一つだけなのですが…。
答えは劇場にてお確かめくださいませ!
○常世田さんと上野
上野は稽古場の出入り口付近に荷物を置くため、よく扉を開けたりしてくれます。
七海がティーセットを洗いに行く時など、パッと開けてくれるダンディーさん。
常世田さんがお帰りになる時にもドアを開けてくれる上野。
常世田さんの帰り支度が終了するとドアに向けダッシュ!
そして常世田さんも「負けない!」と上野の後を追ってダッシュ!
さらにその後を追って「ウヒョヒョヒョヒョー」とお見送り部隊のヲナゴ三人がダッシュ!
常世田さんの上がり時間には、何故か全員ドアに向かってダッシュの夜光堂稽古場なのであります。
○寒い!
稽古終わり、冷たい風がピープー吹く帰り道。
マフラーをしていなかった吉田の首もとがなんだか寒そうだ。
そこで七海、自分の荷物からテレレレッテテー!
「留意マフラー!」
吉田が編んでくれた留意の衣装マフラー、今こそ編み主に恩返しの時!
「これを巻くのです!」
「あ!どもです!」
首周りあったかな吉田に皆一安心となった。
【来週…の前に!】
今週はなんと水曜日に祝日練習が!
二日間平日仕事をこなしたら、稽古場再集結であります。
本日は吉田が、演出七海が留意を演じていて見えない二夜ノ先生の色んな演技の事を教えてくれました!
「うおー!先生、そんなステキな事をー!」
と、七海思わず興奮!
すごく嬉しかったのです。
内山は先生と留意が時折繰り出す悪ふざけにメゲずに、演歌な女を貫いていました!
上野は「あそこの感じ変じゃなかったですか?」と聞いてくれるようになりました!
水曜日には夜光堂魅惑のメイク決めがあります。
また水曜日に、元気に会おう!!
あ!衣装の洗濯…月曜に終わらせねば!乾かなーい!