稽古場より徒然なるままに

稽古場写真「公演終了後に放出・ネタバレ写真 3」
 
































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稽古場写真「公演終了後に放出・ネタバレ写真 2」
 

































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稽古場写真「公演終了後に放出・ネタバレ写真 1」
 













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稽古場写真「通し稽古+α その2」






















 
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稽古場写真「通し稽古+α その1」
 





















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6月15日(日)
 オス!!オラ七海!
いよいよしののね稽古、最後の練習日記となりました!
クハー!!!
ようやくここまでたどり着いたというか、まだまだ時間が足りないというか…どちらにしても、もう後は本番を残すのみ!
稽古場でもうこのしののねをこんなふうに演じることはないのかと思うと、やはりなんだか少し淋しいです。
思えば色んなことがありました…。
こんなに着物人数が多い芝居は初めてで、一生懸命着物での立ち振る舞いやら着かたなんかを練習したあの日。
通し回数が少なくて、一日三回に通ししなければ間に合わなかったあの日。
セットに使う竹を竹材店さんにウキウキしながら譲ってもらいに行ったあの日。
常世田さんが稽古場参加してくださったあの日や、佐藤さんが打ち合わせに来てくださったあの日。
沢山の方に支えられ、いよいよ22日に本番です!
今日も色んなことがありました。
それでは、しののね稽古最後の練習日記、綴らせていただきます…!!
 
 
【本番そのままのスケジュールに!メイクも!】
 
本日は本番そのままのスケジュールで通しを二回、それが全部。
メイクもバッチリ行って通しに臨むため、それぞれ鏡を開いて先日決めた手順でメイク開始。
「ふふふふ…白くなあれ…白くなあれ…」
不思議な呪文と共に、顔に紫色の液体を塗りたくる内山。
「ネェ、私白いよね?」
う…うん…だいぶ白くなったね。
「…ネェ、私、白過ぎるよね…?」
………………。
「顔だけ白いとアレだから、ちゃんと首まで塗ってね」
吉田よ、何故白い内山を前にそんなに冷静なコメントを繰り出すことが出来るのだ。
そんな吉田は、顔色の白さを消すために赤みのある下地を使う。
ぬりぬりぬりぬり。
「どう?赤くなった?」
…何故だろう。
ますます白くなったような気がするが…?
「そんなハズはない!!赤いやつを入れておるもの!」
結果、吉田の肌にはピンク程度の色合いでは太刀打ち出来ないと決定。
白くなりたい者と赤みさしたい者…なかなか難しい。
ナチュラルメイクながらも、着物の色にピッタリ合った色合いメイクをお楽しみに!
 
 
【吉田の飲むお茶】
 
吉田、稽古にあったかーいお茶が入った水筒を持参している。
中には喉によく効く漢方のお茶が入っているのだが、流石は漢方茶だけあってなかなか独特な匂いと味を持っている。
七海が言うに「匂いは、木の皮か段ボールの匂い」!
内山が試せば「後味が…!」と思わず悶える。
喉にジーンと効くこのお茶、なんと本日しののね舞台にババーンと登場した!
吉田演じる志枳が、内山演じる珈乃にお茶を勧めるシーン…。
木で出来た湯飲みに、稽古時には何も入れず練習していたのだが…、吉田ラスト稽古でちょいとイタズラ。
内山の使う湯飲みにこっそり、漢方茶を注ぎこんでいざ舞台へ!!
「さ、飲んで飲んで!」と湯飲みを差し出された内山、思わず絶句…。
(んぎゃー!!!お茶…お茶入っとるー!!!!)
しかし、役者たるもの物語を止めてはならぬ。
言われるままに一口。
(んぎゃー!!こりゃただの茶じゃねぇ!漢方茶じゃああああああああああああああああああああああ!!)
吉田、ニヤリ。
「じゃあ私もいただこうかなー。ささ、珈乃ちゃんも一緒にグイッと一気に…」
悪い!
悪いな吉田!!(爆)
ちなみに吉田の湯飲みには何も入っていないのだ…アンタ悪だよ!!
内山、涙目になりながら漢方茶をグイーッ!!
偉いぞ内山!アンタ男の中の男だぜ!!(女だけど)
「グアハアアア…あ、後味が…後味が、ね…ええ…」
舞台の上で小さく小さく、悶え苦しむ内山なのであった。
さて、本番は一体何茶が内山の湯飲みに潜むのか??
それはまだ、秘密です。
ニヤリ。
 
 
【汗だく】
 
今日の稽古場暑かった。
昨日よりも気温は低いハズだったのだが…何故だか役者は昨日以上に汗だくだ。
だくだくだ。
内山は言う。
「一番キレイでありたい場所に限って、一番汗だくなんだよ!!」
確かに今日の珈乃は、今までにないほどにだくだくだった…。
殺陣のある吉田や七海も、どうにもならんほどにだくだく。
だくだく夜光堂。
本番はさらにライトが当たり、グアーっと暑さが増す舞台上!!
着物の下は汗ビッチリで頑張ります!
…あせも予防のベビーパウダーでも用意するか…!
 
 
【やり直し】
 
一回目の通し、七海パリッと着物を着た。
「んふー!上手に着れましたでしょー?」
自慢げにクルクル回る七海。
ところがしばらく後。
「んぎゃー!!!」(絶叫の多い現場だ…)
一体七海に何があったと言うのか!?
吉田が「どしたのー」と見に行くと、そこにはふるふる震える七海の姿が…。
「き…き…着物下着を着忘れてシモタァー!!!ああああああああああああああああああああああ!!」(爆)
説明しよう!
着物下着とは、着物を着るにあたってベスト体形に補正してくれる和装用の下着だ!
コイツを身に着けるだけで、着崩れ防止にもなる、動き激しき夜光堂芝居ではもってこいなアイテムなのである!ババーン!
そんなステキ相方を装着するのをまるっと忘れた七海…下着というからには、本来一番最初に身に着けねばならなかったものなわけで…。
「ウギョホー!!着直しじゃあ!!着直し祭じゃコンチクショウー!!」
せっかくピシッと着れた着物を、涙ながらにブアッサブアッサ脱ぎ捨てていく七海を、吉田はただただ見守るしかなかったのだった…。
(その時内山は、裾合せに苦戦中。やはりお腰紐をべインと床に叩き付けていたのだった…)
 
 
【さて、最後!】
 
うらっかわにトッテダシでのせていた、二回目通し後の笑顔をご覧いただけましたでしょうか!?
課題はまだまだあれど、とにもかくにも後はもう本番に出し切るしかネェ!という気合いの笑顔です。
吉田が今回挑戦した役は、のほほんて穏やかながら場を仕切り、物語を引っ張る中心的役どころ。沢山しゃべり、沢山動き、物語が進むにつれ変化していく感情をフルに演じている吉田は、時に白い顔
を真っ赤にして志枳を表現しています。笑顔の影に見え隠れする小さな小さな脆さ…それが吉田志枳の魅力です。吉田よ、もうこれ以上痩せないように…ご飯いっぱい喰えよ!!
今回の練習でのダメ出し回数ナンバーワンはズバリ内山だった。勢いでは乗り切れないやわらか優しいキャラに初めてジックリ挑むことや、着物での立ち振る舞い、主要キャラであるが故に夜光堂では
逃れられない一曲音合わせの練習…。お客さんに見やすい芝居を、演出と共に繰り返し練習した稽古、その成果がお客さんに伝わりますように。内山、時には白飯喰ってチカラを蓄えるんだぞ!
今回諸事情で稽古時間があまりなかった竹原。仕事も大変で稽古日と掛け持ちしなければならない日もあったり…。お客さんが見るのはたった一度の葛、最後まで一緒にガンバロウ!麺喰ってモリモリ
、疲れを乗り切れ!

しののね版練習日記は本日で最後!
次回からはニュー演目での日記となります…が、その前に!!まずは22日のしののね本番が待受けております!!
門仲天井ホールにて、夜光堂一同ニコニコ笑顔で御待ちしております!!
6月22日、美しい光と優しい篠の音のなる場所で…お会いいたしましょう…!

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6月14日(土)
 オス!オラ七海!
いよいよ、しののね稽古最後の二日間となりました。
公演を想定した稽古スケジュールを組むようになってから、吉田の荷物は重くなる一方です…!
「これ…規定の重量限度越しちょるんよね…。階段なんかを上がる時に使う布の持ち手が取れねばよいが…」
過積載でスマン、よちさんのゴロゴロちゃんよ…!
あと少しだけ、頑張っておくれ!!
そんな荷物と共によち家(4階・階段)へと帰宅する吉田より、稽古後メールが届きました。
『いまから四階までのぼりまーす。がんばるぞぅ。』
うむ!がんばれ!!けっぱれ吉田ァ!!
…五分後。
『いま二階と三階のあいだー。ちょうど半分ー』
は、半分??
身一つならものの数秒で駆け上がれる吉田が…二階半のぼるのに五分も…!
なんとおいたわしや…。
さらに五分後。
『ついたー。…途中で壁にあたまぶつけました』
ぶつけまたしたー!?
後に詳しく話を聞いてみると、重いゴロゴロを引き上げながらのぼる際に、傾きすぎて壁に頭をコーン!とイッタらしい。
本人はうひひーと笑っていたが、さぞや痛かったに違いない!
皆がデッカイ荷物でヨイショヨイショと集まるのもあと少し…気合いで集合→芝居→帰宅だ!!
ヲー!!
 
 
【積み込み積み込みー】
 
本日は稽古場に照明の佐藤さんがいらっしゃるぞー!!
ということで、出来るだけ本番に近い形のセットを用意すべく、吉田家より工房で作られた格子たちを稽古場へ持ち込むのだ!!
「七時半に来いやウラー」という吉田のメールに、うえいと行けば…謎の灰色シートに梱包された様々な四角物体が…!?もしやこれが…!?
「ふふふ…格子だよ」
ウヲー!!
すげー!!中身全然見えないけど、このちょいとした雰囲気というか風貌がすげー!
いざ稽古場でどどんと現れたそいつらは、七海に「…公演が終わったら寿司屋に売ろう!!」と言い出すほどのステキ仕上がり!
今回は一つだけ、障子紙が張られた格子があるのだが、その障子紙もただの白紙ではない。
しののねに深ーく関係がある、とある絵が墨で風流に描かれたものが貼ってあるのだ。
初めて見る吉田以外の堂員たちは大興奮。
記念写メを撮るわ、実際に置かれる予定の場所に当ててみるわと落ち着きがない。
いいじゃないか。
この幸せそうな顔を見たら、車で乗り入れる時に一通地獄にハマって周囲をウロウログルグル回ったことなんか…。
「近いんだよなあー!」
「近いんだよ!」
という会話を10回くらい繰り返したことなんか…!!
(繰り返したのか…)
今日は佐藤さんへのお披露目だけのため、まだ舞台には立たないセットたち。
天井ホールで実際に立ったのを見たら、再びまたウットリするのだろうな…と思う夜光堂たちなのだった。
 
 
【佐藤さん登場!!】
 
さて本日は、音響の常世田さんに加え照明の佐藤さんが打ち合わせに来られる日!!
夜光堂の芝居を彩り、支えてくださる二大スタッフさんの集結であります!
うう〜緊張するぅ〜!
午前中に全てのアップと舞台準備を済ませて、佐藤さんがお見えになった後は演出吉田が、舞台セットの配置や暗転箇所などの事前打ち合わせに入る。
実は夜光堂、佐藤さんがいらした日に、佐藤さん・常世田さんと共に夕飯(何故かいつも肉)を食べに行くのを密やかな楽しみにしているのだが、今回は佐藤さんのご都合が合わず断念。次回もまた懲りずにお誘いしてみようと誓う我々なのでありました!
ところで本日の吉田は、腹具合が絶不調。
お腹が常にゴロゴロ言っているコンディションの中、頑張っておりました。
佐藤さんに芝居の流れを見ていただいた後、「ここってどんな感じでしたっけ??」「あー!ここはですねー…」という細部打ち合わせを終え、「うー…じゃちょとトイレー」と稽古場を出て行った。
わずかに出来た休み時間を、床に座って過ごす我々。
そんな時、台本を見つめていた佐藤さんが顔をあげて一言。
「あのー…ちょっと聞き忘れていたことがあったんですけど…」
「…………」
ヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
演出イネェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!(爆)
「わ…わたくしで解りますでせうか…」
焦りながら佐藤さんの元にニジニジ近寄る七海。
心の中では(吉田ぁ!早く帰って来てくれェ!)と叫ぶ。
どうにか七海でもわかる類のことだったのであらかた説明し終えたその時、スッキリした顔の吉田登場!
後に吉田は「帰ってきた時、あー七海が佐藤さんと楽しくお話してる思ただよー」と言っていたが、その実僕はかなり必死でありました…。
間違った説明をしていないといいが…。(今さら!?)
 
 
【吉田さん待ちです】
 
吉田が佐藤さんと事前打ち合わせをしている間、いそいそと着替えを行う我々。
元々作務衣である竹原はサッと着替えて座っている。
内山と七海もしゅしゅしゅーと着物に着替えて準備OK!
「じゃあ一度通して見ていただくので…」と振り返った吉田、既にスタンバッている人々を見て「んぎゃー!!!」。
打ち合わせをしていた吉田…「ワシだけジャージじゃあああああああああああああああああああ!!」(爆)
「エエ。吉田さんが着替えれば…始められます」
「うごあああああああああああああああ!!」
吉田はその後、わずか5分ほどで着物をするする着替え…打ち合わせ終了15分後には通しを開始することが出来たのだった。
早いな吉田!!
だが本人的には相当焦っていたようで、「帯…どやって結んでたっけ…」と呟いていた。
落ち着け吉田ァ!
 
 
【内山さんの忘れ物】
 
それはまだ夜光堂だけで準備をしていた午前中のこと…。
「んはあっ!!…ど、どうしよう…」
「どうした内山ァ!?」
「ザル(小道具)がない…」
「ナニィ?ザル…ザルかあ…」
ザルくらいなら、そこいら調達で何とかならんかなー…と思ったその時。
「ザルだけじゃないんだ…お茶セット(小道具)も…一緒に…」
「取っておいでなさい」
演出決断早ッ!
そして内山は「はわー!行って来ますー!」と稽古場を飛び出し、準備中の間に無事帰還したのであった。
出て行く時はチャイナな赤長袖だった内山、戻って来た時に赤半袖Tシャツになっていたので、アレー?と思っていたところ…「長袖なんかクソあちくて着てられっかー!と思って脱ぎ捨ててきたわい!!」。
ヲトコらしいな!内山!
 
 
【昆布劇団】
 
演出からのダメ出し・打ち合わせ中、何故か七海梅昆布を一本ずつ皆に配る。
演出モグモグ。
役者モグモグ。
常世田さんもモグモグ。
何故か皆モグモグしている不思議な現場になった。
嗚呼梅昆布…!!
 
 
【ラストだぞ、明日!!】
 
「明日は本番と同じスケジュールで、ガッツリ二回通します!!三回目は…やるかどうかわかりませんが、頑張りましょう!!」
はいっ!
これから本日のビデオをチェックしてくれる演出より、最後のダメ出しメールが飛ぶ予定ッ。
最後の最後まで諦めず、ひたすら改善しののね魂!!
沢山沢山疲れてるけど、気力を振り絞り、最後までステキ演技でガンバロウ!!
また明日!!
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6月8日(日)
 オス!オラ七海!
今の時期、とにかく欲しいのは睡眠時間であります。
明日の稽古も元気に行うために、僕は眠ります。
くかーと眠りに落ちてから数時間後…。
ガシャーン!!
「んあああああ!!ほにゃら!はにゅほにゃららら!」
外から聞こえた物音と、男性の叫び声でふと目を覚ます。
おそらくバイクですっコケたかなんかしたのだろう。
デカい声でグダグダ言いながら、そこいらをウロウロしている。
何を言ってるかは解らないが、感じからして「なんだよ!ふざけんじゃねぇよったくよお!!」みたいなことを言っているのだと思われる。
…ふざけんじゃねぇよはこっちの台詞だこのドアホウがあああああああああああああああああああああああああああああああ!!(爆)
何時だと思ってんだコンニャロウ!!(怒)事故んのは勝手だが、静かに事故れよ!!誰一人気付かんようにサイレントに事故って、ミュートで去れよ!!そして幻の事故と呼ばれろよ!!
…ようやく深い眠りについたところを起こされた僕。
脳が半分寝ている状態ながら怒り心頭だ!!
(あと五分続いたら、ケーサツ呼んでやる…)と、ケータイを握る僕。
バイクおっさんはテメェの失態を何かのせいにしてしこたま悪態をついた挙げ句、派手なエンジン音と共に去って行った…。
僕はその後再び眠りについたが、寝起きはやはりぐでーとマブタが重く、朝イチの一言がズバリ「ジジィ…彼岸へ行け…!」だったと言う…。
深夜にテメェの不注意ですっコケるのは自由だが、極力静かにして欲しいと思う僕であった。
 
 
【内山氏走る】
 
内山が来ない。
内山が来ないと何が困るかと言えば、施設使用許可証を持っているので内山が手続きしないと何人たりとも稽古場に入れないのだ。
「今日ここでいいんだよねぇー」
「いいんだよー…多分」
鍵の貸し出しは9時少し前から。受付が混んでいたりすると多少時間がかかったりすることもあるので、しばらく稽古場前で待つこととする。
五分…十分…。
お、遅すぎる…!
もしやこれは我々の稽古場間違いか、内山の寝坊としか考えられない…そう思った瞬間だった。
「ごめんよぉー」
ゴロゴロゴロゴロ。
ウヲー!内山来たあ!!
「どうしたんー?受付待たされたんー?」
「…うん…あのねぇ、私、稽古場間違えてた…」
オマエがかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!(爆)
何でも今日の稽古場より一駅先にある来週お借りする予定の稽古場に到着していたのだそうだ。
しかも、受付で「おはようございますー!!」と施設の方にガッチリ挨拶!!
カバンをガサガサして施設許可証を取り出そうとした瞬間に…内山気付いた。
そして…無言でガラガラを引き、施設を後にしたのだと言う…。
「いやしかし、よく10分で戻ってこれたねぇ」
「うん、こんななって歩いて来たからね!(鼻息フンガーでガラガラを引く)」
それを目の当たりにした人は、さぞや何事かと思ったであろうなと思う我々なのであった…。
 
 
【シバきます二連発】
 
内山、昨日本番舞台用格子のダミーとして立てていた衝立に接触し、カラーンという音をたてて見事倒す。
本日もまた衝立に突っ込み、叫びと共に衝立を倒した。
舞台美術としてある細工が施してある本番格子…もしそれを内山が倒すようなことがあったら…!!
「…シバきます」(しののね格子の産みの親・吉田談)
シバかれないように格子と距離を置いて!!内山ァ!!
 
「ハアー!暑いわあー!」
と、芝居後の竹原。
その衣装は、Tシャツに作務衣という至ってシンプルなもの…。
それを聞いていた常世田ネェさんが一言。
「その格好でそんなこと言ったらシバかれるよ」
「…シバきます」
竹原の背後には、今回着物等衣類を二枚以上羽織る吉田と七海の汗だく笑顔がそこにあったと言う…。
 
 
【演出より役者たちへ…】
 
本日はアップ後に、まず前日の通しビデオを見た吉田より、シーンに沿ってダメ出しが。
おそらく細かいことを言い出したらキリがないのだと思う。しかしながら、通し稽古のみのスケジュールの中で細かく直しが出来ない実情と、これから二日目の三回通しに挑む役者たちのテンションも考慮し、必要最低限これだけは何とかしてくれというポイントダメ出しをもらった気がする。
「通しが主流になって、皆さん台本を開いてチェックすることももうあまり無いと思います。だけど、通しをみてみると付けたはずの段取りが飛んでいたり、変更があっだものに関しては変更前に戻っていたり…と、色々出て来ます。もう一度、家で台本を開いて、メモを読み直して、きっちり確認してきてください」
演出の言葉のその意味は、「もう稽古場でいちいち細かく直せる時間はネェ!自分のキャラとしののねのために付けられた様々な意味を持つ段取りに責任もって、頼むから大切に大切に演じてくれよ…!!」というメッセージ。
段取りだってただ付けているのではない。お客さんにしののねをより深くステキな形で伝えるために、意味と気持ちを込めて演出が一つ一つつけたもの…。
まずは役者がそれを受け止め、理解して的確に表現しお客さんに伝えることが演出への返しだと思う。
確かに時間はもうあまりないが、ないからこそ最後の見直しを自らに課して、今よりももっと、もっともっと、しののねをステキにしていこうぜぃ!!
…ところで、そのダメ出しには当然、志枳を演じている吉田に対するものも含まれているわけだが、その時に吉田が、
「『エー、で、ここは吉田が声張って頑張りましょうねと…』『…ハイ』」
と、一人で演出吉田と役者吉田でやり取りしているのが、僕的には面白かった。
 
 
【お弁当セレクト】
 
本日は夕飯にお弁当を頼める稽古場!
以前、弁当を電話注文した時に売り切れの弁当があった悲しい経験から、第二希望まで募る。
「うーむ…よし!第一希望がサイコロステーキ弁当で…」
「おおー!チャレンジャー!絶対こんな写真みたいな大きさじゃないぞー!」
「それはあるよねぇー!」
サイコロステーキ弁当に挑戦する吉田。
「春巻ついてるから豆腐ハンバーグにようかなー…でもサイコロステーキと海老フライ弁当食べたい」
「なんで食事決めの基準が春巻なんだよ!!ステーキ弁当にして春巻は単品で買えばいいだろー!!」
春巻と肉の間に揺れる内山。
最後まで迷っていた内山が、電話予約をすることになったのだが、「よし…豆腐ハンバーグ弁当にしよ!ヘルシーだし!」と呟いて部屋を出て行った。(稽古場は電波が届かないのだ)
二回目の通し終わりに取りに行くということで予約し、稽古場に戻って来た内山。
微妙な顔のそのわけは…「サイコロステーキと海老フライ弁当に…した」。
したのかよ!!(爆)
ヘルシーはどうした!?いや…それよりも春巻へのこだわりはどうしたんだ!?
稽古場メンバーたちを揺るがした内山のメニュー変更だが、お弁当を取りに行って帰って来た内山に皆がこう聞くのだった。
「春巻買って来た?単品で…」
内山は悲しそうな瞳をしてそれに答える。
「…みんなそれを聞くんだね…。無かったよ(単品でお店に)」
チェック済みーーーー!!
 
 
【来週は忙しいぞ!】
 
来週の稽古には、つつついに、照明の佐藤さんがいらっしゃいますぞー!!!
演出吉田と舞台のセット配置や、しののね物語の暗転場所や照明希望などを打ち合わせ後、通しを見ていただく予定!
吉田が工房で一生懸命作った格子ちゃんたちも稽古場に初お目見えとなる…かも!!
夜光堂メンバーは吉田が作ったセットが大好き。ミニ机だけでも失神しそうになったのに、格子なんか見たら僕らどうなってしまうんでしょう…!
芝居については引き続き、本日分のビデオを見た演出より「もしかしたら個別でダメ出しが飛ぶかもよ、ふふふ」とのこと!
心して待て!!
来週の日曜でいよいよしののね稽古もお終い。
自分に出来る精一杯のチカラで、一度一度を大切に踏み締めよう!!
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6月7日(土)
 オス!オラ七海!
いよいよ6月でございますー!
平日の我々は会社員な我々ですが、この時期になると会社勤務時間以外、寝るまでのほぼ全ての時間
を夜光堂スタッフーとして過ごします。
ある者は物品調達に店をハシゴし、またある者はお針子作業に余念なし、さらにある者は我が家を工
房としてノミを振い、またある者は夜光堂文章作成のため通勤時間にメールを早打ちする…。
PCメールの出来ない七海は、この時期吉田に電話攻撃を仕掛けるのですが、とある日…雨の野外を歩
きながら通し稽古について話していた時のこと。
ザアザアザアザア。(雨音)
吉田「あ、そうだー。通しやるから(ザアアアアアアアアアアアアア←七海の居る場所の雨が急に強
くなる)…を持って行こうと思ったんだ」
七海「えっ!?なに?ウエストポーチ!?」
吉田「ストップウォッチだよ!!(爆)」
ウエストポーチとストップウォッチ…響きはなんとなくにていなくもないが、用途については完全に
異なっている。
「通し中にウエストポーチをどうするのさ!」と吉田に問われ、「色んなものを取り出して何か作っ
たり、飴をなめたり…」とわけのわからないことを言う七海なのでありました。
ああ、聞きまつがい…!
 
 
【通しだ通しだ3回だあー!】
 
今現在、通しの回数がとっても少ないしののね稽古!
裏の動きも様々あるので、本日からは気合いの通し稽古3連発だ!!
ウヲー!!
思えば昔は殺陣のある通し一回でへローっとなっていた我々…ビリーをやるようになってから体力が
グーンとついた気がする。(やちみずの時も本番日の朝に皆でビリーを一本やっていた!)
本日はそんなビリープラス通し3回のフル稼動ッ!
「通し一日2回は今まで経験がある…日頃のあれやそれやが出てくるのは3回目、だな」
演出吉田もニヤリと笑う。
いざ、通し!!
 
…とその前に。
本日は…メインイベントでありますところの、『内山前髪断髪セレモニー』をとり行うのだ!!ババ
ーン!
それというのも、珈乃の前髪は演出吉田の希望により、長めにしたものを横に流すこととなっていた
のだが、内山の髪質的にどうもそれが難しいと判断。
「じゃあー前髪パッツンしちまうかあー!!」という話が本人のおらぬところで衣装担当人と行われ
、本日の運びとなったのだ!!
吉田がよく切れるハサミを、カバンよりスラリと取り出す。
「内山くん、前髪切るからそこに座り給え」
「はいはい…髪をねって…髪ィ!?」(爆)
ナイスノリツッコミ内山!!
嗚呼僕たちは、君のそのまるーい瞳を忘れない。
「うん…珈乃にね、前髪を作ろうと…思いまして」
「は…あああ…そう…」
「……そう」
内山、ふらりふらりと椅子に腰をかける。
ハサミを握るは七海。
シャキーン!シャキーン!
今日の切りハサミは、真っ赤な血の色をしておるわい…(しちゃダメだろ!!)。
「内山さん、参りますよ!」
「は…はいっ!」
シャキシャキシャキシャキ。
内山が自ら持つ髪受けの紙の上に、真っ黒な前髪がハラハラと落つ…!
「お客さんはあーこれから何処かへお出かけなんですかあ??」
ハッ!美容院コント開始ッ!
「え…ああ、まぁ」
「何処行かれるんですかあ??」
「いや…まあ…ね」
「えー?何処行かれるんですかあ?」
「何処でもいいじゃろ!!(怒)」
「内山くん、んふーってしないで。切った髪が飛んで下に落ちるじゃないか!」
「くうっ…」
「ま、安心してこのナンデモ屋の水蜘に任せとけって!!」
「水蜘出たー!!」
「よし!八千、内山の後ろ髪を頼む!!」
「んんーこの毛の流れが…気になる…」
「八千出たー!プスー!」
「内山笑うなあ!!髪が飛び散るだろ!?」
「うぐっ…」
様々なキャラも飛び出し8分後、内山の前髪は見事というか無残にというか、オンザ眉毛に切り揃え
られていたのだ!
おおう!なんてスモックの似合うちっちゃい子前髪!
「いやあーかわいいー!」
「かわいいーかわいいー!」
「そ…そう!?なんか…見慣れない…」
「大丈夫!大丈夫だよ!」
「そうだよ!珈乃としてかわいいよ!!」
内山がパッツン前髪で、平日会社員をしなけるばならないことはこの際考えまい。
しかしながら、サイドの髪を後に流してまとめ、落ちてくる毛をピンで止めれば…なんと古風なお嬢
ヘアー!
表情も見やすく明るくなり、前の髪型よりも共演者評判がいい。
パツバツーンな前髪で頑張る珈乃はなんとなくやわらかくなった印象がある。
新前髪で、いざ通し!!
 
 
【さすが通し!!色んなことがありやがるぜ!】
 
通し一回目、久々な通しのせいか、台詞が走り気味!なかなかエンジンがかからず、台詞が噛み合わ
ない場所も…。なかなかの不出来!!最後まで行き着いたところが唯一の達成点か!?いやいやしか
し、しっかり振り返って落ち着けば、自分を取り戻す確かな材料と成り得るぞ!
失敗は、そのまま終わるも次に繋げるも己次第。しっかり見据えて次へ向かえ!
 
迎えた二回目。なかなかの出来!落ち着いて、場をしっかり押さえての芝居が出来た。この状態をい
ついかなる時でも場所でも発動出来るように…テンションキープが大切な大切なポイントと実感!
 
ラスト三回目。余裕が出て来て遊びも小ミスも多くなる。役者が乗りすぎてもお客さんを楽しませる
ことは出来ない。適度な緊張感と、芝居とはお客さんに見せるもの、という意識を持って演じるべし

 
演出の総評価としては、「回数によってムラがある!」と!!ドドーン!
本番は一日で二回、しかしお客さんはそれぞれ一回を見るだけだ。
一回目も二回目も最高のコンディションで、緊張感のあるいい芝居を!!
演出の言葉にうむ!と深く頷く我々…!
今回は広い稽古場だったため、舞台全体がギリギリ入る位置でビデオ撮影が出来た。
演出吉田も、役者として、志枳として、舞台に立っているため「初めて全場面を見れるゾォー!!」
とドキドキだそうだ!
吉田が本日ビデオをチェックして、明日の朝イチダメ出しが飛ぶハズ!!
ドキドキしながら明日を待て!!待ちつつ眠れ!!
 
 
【あせもできそう】
 
通しを一回終えて七海、帯の辺りを擦りながら一言。
「んぐあーっ!あせもできそうー!!」
着物で一時間半、上手に下手にセンターに!動き回ると汗だくぅー。
襟元や裾、袖口から抜ける場所はいいとして、腰紐やら帯やらでガッツリ密封されている腹部分は、
通し終了後10分で全員が着物をわたわた脱ぐほどの不快具合!
例えあと30分〜40分ほどでもう一度着込まねばならぬ身であれど、今は腹に風を通したいんじゃあー
!!うがあー!!
明日はベビーパウダーでもばふばふしたろうか…。
 
 
【夕ご飯買い出し行方不明事件!】
 
本日の稽古場は、同じ建物内に食品売り場があるので、通しの合間のわずかな時間を利用し、皆でえ
いさと出掛けて行った。
吉田と一緒に弁当売り場やデザート売り場などを回って会計を済ました僕。
ふと気付くと、内山と竹原と常世田ネェさんの姿が何処にもない…。
「弁当売り場にもいなかったよね…」
「うん。レジ周辺にもいないし…」
「通しまで時間ないから、もしかしたら先に帰って食べてるのかも!」
「よし!稽古場帰ってみるか」
買い物に出るときに皆ケータイを持って出ているのだが、悲しいことに稽古場も食品売り場も圏外。
電波が通じる場所から一応内山にメールを出してみたが、圏外らしく蓄積となってしまう…。
取り敢えずと稽古場に帰ってみると…!
「い、いなあーーーーーーーーーーーーーい!!(泣)」
「しまった…まだ地下食品売り場だったか」
「どうしよー!」
「取り敢えず…喰って待ってるか」
あぐあぐあぐあぐ。
しばらくして皆が戻ってくる。
お互い捜していたようで、涙の再会!!
「ああーいたあー!」
「内山くんにメール入れたんだけど、見てくれた?」
「み、見てない」
「皆何処におったと…?」
「お煎餅見て…あと店の人にトウモロコシの皮をむりむりと剥いてもらってた」
「お菓子売り場かあー!どうりで見つからんと思った」
「でも私、デザート売り場にいる二人を見たよ…」
「……………」
嗚呼すれ違い…!!
結論。
デカい食品売り場で全員を捜すのは大変!もう買った人から稽古場に戻って喰ってればいいじゃない
!!…で決定!!
 
 
【明日も同じスケジュールだぞ!!】
 
明日は通し3回練習の二日目!!
連日の夜光堂仕事で超寝不足、水で顔を洗って3回目の通しに臨んだ吉田も、稽古終りで会社に向か
った竹原も、前髪をパツーンとされた内山も、自宅最寄り駅から20分うんしょうんしょと歩いて帰宅
する七海も…。
多分眠りにつくのは日付を跨ぐだろうけど、目の下くまくまでいいから明日も元気で!!
しののねの物語を紡げるのもあと少し…。
演出の言葉通り、一回一回を大切に丁寧に演じて行こう!
じゃあまた明日!!
| 悠久の光と篠の音と | comments(0)
6月1日(日)
 オス!オラ七海!
は、は、は…晴れたあー!
昨日の雨は何処へやら、朝から気持ちのよい日曜日。
気温も昨日よりグッと上がっておりましたが、朝出会った吉田は昨日と同じスプリングコート姿…。
「よちさん暑くないの?」と尋ねれば、「あちーよ。昨日と同じ組み合わせの格好で出て来ちゃったからね…」。
そういえば昨日の格好もスプリングコートとロングTシャツの組み合わせだった。
「しかもだな…今日に限ってハイネックのTシャツなのだよ…」
ハアッ!!本当だ!!
一方内山は爽やかな空色のアディ○スワンピース。
夜ご飯を買いに出る時もサッと着れるお役立ち品だが、下に履いていたはずのジーンズ無しであぐらをかいてはいけませーん!!
「いや…もう…なんつうの…ホーム感覚で…」
稽古場ですよ!稽古場ですよ内山さんんん!!(爆)
厳重注意です!
 
 
【クーラーの入れられないその理由は…】
 
本日の稽古場はデッカイ業務用エアコンが二つついている部屋。
気温そのものが高かった上に、着物を隙間なく着込む我々に襲いかかるのは…そう、暑さ!!
「うう〜暑い〜」
「エアコンをかけましょー!」
というわけでエアコンスイッチをオンにしたのだが…。
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
グハァ!凄い音だあ!
少し煩いが暑いよりは全然幸せと、エアコンの吐き出す音と共に稽古はスタートしたのであった。
「じゃあまず○○のシーンからー!」
「はいー!」
ゴオオオオオオオオオ!
よし!エアコンよ、僕ら君に負けないように声出すから、君も頑張って我々を冷やしてくれぃ!!
ゴオオオオオオオオオ!
…しかし我々は忘れていた。
そのシーンが、しののね物語内で一二を争う静かなシーンであるということを…。
段取りとしてはこうだ。
内山の台詞キッカケで、常世田さんが小さめなところから音楽を優しく入れる…七海がその音楽のとある部分に差し掛かったところで次の台詞を入れる。
演出の手がパンと鳴ると同時にシーンスタート!
しばし内山と七海の会話芝居の後、いよいよ音が入るあの場所へ…。
内山、台詞。
よしいい調子だ。
そこで常世田さんが音楽をインして…僕が音楽のある部分を聞いたら…聞いたら…?聞いた…ら…。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
き、聞こえネェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!(爆)
異常事態に気付いた演出吉田が、ダッシュしてエアコンを止めに走る!!
一瞬にして部屋はもとの静けさを取り戻し、そこには常世田さんが規定通り入れてくれた音楽が流れていた…のだが、「ど、どこまで来たのかわかりませんんー!」。
しまったァ!!
最初は同じメロディの繰り返しが続くため、今流れている部分が何度目の繰り返しかわっからーん!!
一曲まるまる使っての音合わせがあるこのシーン、敢え無くそこで撃沈した。
舞台上の役者が、
「いやー!!すみませぬー!!音楽がエアコンで聞こえんくてー!」
と言えば、スピーカーに最も近い常世田ネェさん一言。
「うん。私も聞こえなかったもん!」
演出吉田は切ない顔をしながら、
「エアコンは…無しで行こうね」
と悲しげに笑うのだった…。
まさかエアコンの轟音が障害となるとは!その後夕飯に突入した我々は、今までの暑さを吹き飛ばすべく、心おきなくエアコンを稼動させたのだった。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ…いやほんとに凄い音だ。
 
 
【メイクアーップ!】
 
本日午前中はヲナゴたちによる本番メイク決定日。
舞台の時にしか使わないメイク用具を、家からンフーと引きずり出して集合だ!
夜光堂激務でちょっと頬肉が落ちてしまった吉田、肌色のついていない下地とお粉でメイクアーップしたところ、皆に泣かれる。
「うえーん!よちさんが病人の肌色だよう!どこいくのよちさん!?どこまでいっちゃうのー!?」
「…解ったよ…。肌色がついた下地にするよ…」
さらに頬に優しいピンクを入れれば、ほんわり血の気が通ってくる。
吉田のメイクの見どころは、透き通るような白い肌(自前)と目の上にうっすら入ったワンポイントの黄色(志枳の着物とお揃い色)です!
内山はまず剃刀をぷるぷるさせながら、額や眉の周りを産毛剃りから始まる。
「怖いよ!怖いようっちゃーん!」
「貸しなさいーーー!」
吉田、内山の顔をソリソリソリソリー。
内山メイクの特徴は、淡いピンクと紫の色合い、そして吉田がバッチリ整えた眉です!
七海は使用人という身分と、とある理由からメイクは素肌を活かした簡単メイク。
下地の上からお粉をぶわっさぶわっさはたくだけ。
当然ながら一番早く終わってしまい、皆の周りをウロウロして吉田の口紅を塗ったり、内山の肌に下地をはたきこんだりしていた。
「わしゃ準備楽じゃあー」などと言っていた七海に、この後思わぬ災難が…(いや、自業自得であろうて)!!
七海、何故か今日はうまく着物が着れぬ。
「んぬー!スッキリせんー!裾がバサバサするー!」
昨日うまく着れていた(本人評価)だけに、このバサバサ具合は気になって仕方ない。
稽古が始まり内山が舞台でシリアス芝居を繰り広げている間も、隅でブアッサ!ブアッサ!
ついには「いやにゃー!もうだめにゃー!」と着物開けっ広げで脱力し、常世田さんアンド内山のお姉さんズに、「大丈夫!まだ頑張れるわよ!」と励まされる一人っ子。
呆れた吉田がトコトコやってきて着直しを手伝ってくれる。
その後皆の励ましや手助けに導かれ、無事自分の良きところに着物がおさまった七海…自らの失敗を「絶対湿気のせいだ」と言い張っていた。
んなわきゃない。
 
 
【嬉しい差し入れ】
 
常世田ネェさんが愛飲しておられるという、コンニャクゼリー(ウィ○ー型容器でちゅうちゅう吸うやつ)を差し入れにいただきましたー!
ありがとうございますー!
冷たーくて飲みごろ(しかも低カロリー)なゼリーを、皆で早速いただく。
「にゃーさんはマンゴーでしょー」
「うむー!」
「じゃあ私りんごー」
「うーんとうーんと、グレープー!」
ちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅうちゅう…。
稽古場にゼリーを啜る音だけが響き渡る。
夜光堂、モノ喰ってる時だけほんとに静か…。
 
 
【審判現る】
 
吉田、本日ちょっと喉が痛かった。
昨日の稽古で喉を少し痛めてしまい、今日は今日で志枳が喋りっぱなしのシーン練習を繰り返したからだ。
吉田の喉がガラッとすると、どこからともなくフィニッシュ○ーワ部隊七海がやって来る。
有無をいわさず吉田を捕獲後、口をアーンとさせて喉にフィニッシュ○ーワを散布するのだ。
「はい、アーって言ってー」
「ア〜〜〜」
「はい吸って!」
「ヒュウー」
「今だァ!」
バシュウ!!!
「んごっ…」
うまく当たったかどうかを吉田に尋ねると、吉田は顔をむぎゃあ〜とさせながら何故かお年寄り口調で一言。
「す…すとらあぁぁぁぁいくぅうう」
ヨボヨボだ!!ヨボヨボ審判だ!
稽古後ちょっとハスキーボイスになった吉田、「にゅー!病院に行って炎症止めをもらってくるぞ!」と言っていたので皆様ご安心あれ。
本番には滑らかボイス志枳が登場致しますよ!
 
 
【来週計画】
 
本日は竹原が急遽お休みとなり、全通し叶わずの夜光堂。
後半だけの半通しを行いました!
来週は演出吉田より『一日につき通し三回』の指令が飛んだぞ!!
望むところでいっ。
色々なもののスタンバイ、出はけの移動に、小道具受け渡し…通しにならないと練習出来ない裏の仕事も一杯ある!
勿論各キャラたちの気持ちも、通すことで変化があったり…。
土曜は少し広い稽古場なのでビデオ撮りして、演出がチェックをするそうです!!
くはあ!緊張するー!しかし大変楽しみでもあります!
色々しんどいこともあるけれど、自分が楽しいと思わねば元気も湧かぬ。
また土曜に、にこにこ笑顔で会いましょう!
| 悠久の光と篠の音と | comments(0)
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