稽古場より徒然なるままに

稽古場写真「扉」
 ずーっと家で地味に作っていた扉を稽古場で初披露。


えーと、今から組み立てマース
道具関係、全部吉田の私物(笑)。


組み立て中でーす


とりあえず、記念撮影。
ポーズ指示はカメラマン:七海


扉と一緒 : 松田


扉と一緒 : 霞


扉と一緒 : 史緒


内山、とりあえず開けてみた


竹原もとりあえず開けてみた


七海は、とりあえず一緒に記念撮影


通し練習の為に衣装に着替えます


扉の調整準備


鏡越しに、稽古場風景
…散らかってるなァ
| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
稽古場写真「公演後にネタバレ・後半」
 




























| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
稽古場写真「公演後にネタバレ・史緒」
 
OP。雷に怯える史緒。


史緒に飴を差し出す芹


飴を受け取る史緒


パンダで遊ぶ


霞の琥珀をじっと見る史緒


琥珀を光にすかすと、頭が割れるように痛んだ


思い出せない過去がある
| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
2月12日(月)
 
3連休ラストの練習日。体力的疲労と本番近づく精神的疲労が溜まりだす新人堂員竹原です。
ねむいですな。お布団からでたくありません。とはいえ、そんなことも言ってられませんので、えい、や〜、と
布団を蹴り飛ばして起床です。
そんな本日の練習日記スタートです。

ちょいと早めの・・・
2月12日。面白いくらいに縁が無いものですから忘れていましたが、14日ってバレンタインデーでしたね。
という事で
「はい、竹ちゃん」(女性陣)
「ありがとうございます。なんでしょう?がさごそがさごそ・・・おおーこれは」
清酒 澤乃井
「チョコよりも酒だろうと言う事で」(女性陣)
「じゃぁ、僕は今日はこれで・・・・」
「帰ったらだめでしょうがつっっっつ!!!!」(女性陣)
うん、誕生日のお祝い貰った時とおんなじやりとりでしたね。ありがとう、公演終了後の祝い酒(僕のみ)決定。

【いよいよオーラス】
いや、もう、来週ですよ本番。えっ、公演名がわからない?しょうがないなぁ〜。
夜光堂第十二階公演 「琥珀に伝う夢」 於:門仲天井ホール2007年2月18日(日)
ですよ。どうぞよろしくおねがいします。
てなわけで、もう、通すしかない。思い残すことなくとおすのだ!!。
以前から1回目の通しの具合がどうも良くないことが問題になっているわれら。しかしながら、皆がそのことを意識
できてきたのか気が乗っている感じがします。
そんなことに少し安心しながらラストの練習をむかえました。

【基本的には見えないわけで】
今は舞台の形状をビニールテープで形作った状態で稽古しています。なので、普段は見えない幕の裏の動きが丸見えです。
水分補給する者、ストレッチングする者、音にあわせて踊り狂う者。
見えないんですけどね。役者たちがそんな感じで裏にいることをたまに思ってみてください。面白いですよ。
あ、いや、本編も当然面白いですよ。

さ〜て次回の夜光堂は・・・
いよいよ、本番です。来週。8ヶ月の稽古を積んでやっと皆様に見ていただけるようになりました。
個人的な理由ではありましたが途中稽古に参加していないときもありました。皆が風邪をひいて苦しいときもありました。
でも、皆さんののご協力、お助けがあって乗り越えてきました。
そして最後はお客さんのご協力をいただきたい。
なんか、こう、もう、皆様と一緒の時間を過ごすことができれば幸いです。よろしくお願いします。
ぜひ、ぜひ、ぜひ、いらしてください。お待ちしております。
それでは。劇場で。
| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
2月11日(日)
 オス!オラ七海!
 本日でとうとう『琥珀〜』篇練習日記当番、最後の登板となります。
 最近最も驚いたことは、昨日「明日の入り時間は午前10時です!」と宣言していた演出・吉田が、今朝寝惚けながら「今日の練習は午後3時からです・・・」とワケのわからない一言を発したことです。
 それが本当ならば皆に連絡せねばなるまいとも思いましたが、どう見ても瞼が九割方閉じているし、枕の端を握りしめているので、これは戯言と判断し、容赦なくたたき起こした次第であります。
 布団から起きあがって第一声が「これから私は一体何をすればいいだろう」と云う吉田に、「とりあえずトイレ行け」と云ったら、地面を這って移動を始めました。
 エキセントリックな朝の風景と共に、本日の練習日記、綴らせていただきます・・・。

【父兄、現る!!】
 本日は、三日連続練習の中日。
 こうして『琥珀に伝う夢』に関わることが出来るのももう少しだけだと思うと、自然に現れる・・・そう、『思ひ出作り現象』である!!(ババ〜ン)
 吉田が取り出したデジカメ。
 通し稽古が始まると、舞台に出ていない手の空いた者がすかさずカメラを手にし、激写!!
 もう八ヶ月もこの演目とつき合ってるだけのことはあり、確実に「ステキ現場」を押さえに走る!!
 主が頭痛に苦しめば、パシャリ!!
 霞がガニマタで歩けば、パシャリ!!
 松田が携帯電話を手にすれば、パシャリ!!
 芹がボーッとしてても、パシャリ!!
 カメラを手にした者たちは、下手に上手に、おのおのが撮りたい場面や表情を押さえるために、舞台外を走り回る。
 しかし、そんな中、一人カメラを持ったまま舞台上へ上っていく者が居た・・・!!
 そう、それは俺!!(ババ〜ン)
 夜光堂の七海さんである!!
 舞台の前からノコノコと舞台に上っていき、役者の顔前直前でカメラのシャッターを押す!
 その姿はさながら我が子の運動会の様子を撮るのに夢中になって、ついつい校庭半ばまでカメラを構えて入っていってしまい、結果放送で「競技中のレーンには入らないでください!」という注意を受けてしまう・・・そんな情けないオヤジの様だ・・・!!
 七海、アップが撮りたいならズーム使え!!
 うるせぇ!!俺は臨場感のある写真が撮りテェんだよォ!!なんちゅうか、役者のブハアっちゅう鼻息まで感じられるような変な顔が撮りテェんだ!!
 無論、そんなパパラッチが横行する舞台上でも、役者はいつも通りの演技をせねばならず、多少目を泳がせつつも、人々は立派に物語を進めて行くのであった。
 これらのオモシロ写真は、そのうちHPにて公開される日がやってくるであろう。
 是非ともご期待いただきたい。

【吉田、足ツボ療法】
 吉田、休憩中に七海に左足のツボを押されて苦しんでいた。
 「グハァ!!痛ェ!!グホォ!!」
 稽古終了後、吉田は云った。
 「何故だろう。・・・左足だけ軽いんだ・・・」
 それはきっとツボ押し療法を受けたから。
 それを聞いた七海は思った。
 (では、右足も軽くしてやらねばなるまい・・・)
 「グハァ!!痛ェ!!グホォ!!」
 これで無事、左右のバランスが保たれた・・・。

【竹原ジャージの幻影に苦しむ】
 本日の竹ちゃんは、きちんと衣装のズボンを持参した。
 (昨日、竹原は衣装のズボンを忘れ、Yシャツ・ネクタイに赤ジャージをはいて練習に参加していたのだ。詳しくは2月10日の練習日記をご覧下さい。)
 ピンクのYシャツ・ネクタイ・白のカーディガンに紺色のズボンをはいて、準備完了だ。
 しかしそれを見ていた音響の常世田ねぇさんと、七海は「う〜む」と首をかしげる。
 「何故だろう。・・・なんか、地味に見えるんだよな・・・」
 「アレだよね。赤のジャージのほうが似合ってたよね?」
 「そうですねぇ・・・。なんか赤ジャージの印象が強くて・・・」
 「目に残ってるのよね!!赤ジャージが!!」
 しきりに地味だと云われ、とまどう竹ちゃん。
 よもや、昨日の赤ジャージが本物の衣装にまで影響してくるとは・・・もう二度と、ズボンは忘れるまいと竹ちゃんは思ったに違いあるまい。

【内山、押す】
 内山演じる霞、吉田演じる主にある物を手渡すシーンがある。
 本日の通し後、吉田が口を開いた。
 「今日さ・・・霞ちゃんに渡された時にさ、手のひらにのせた物をギュウギュウ押されたのですが」
 いつもはソッと乗せるだけの受け渡し風景。
 本日、芝居に力が入った内山はソッと渡すだけでは気持ちを抑えきれず、さらにそれを上から指でギュウギュウ押したようなのだ。
 「あの・・・下から力を入れて押されないようにするのが大変なのですが・・・」
 「・・・はい。す、すいません・・・」
 内山、うなだれた。
 しかし共演者の誰もが思った。
 きっと、前半のとあるシーンで吉田演じる主にド〜ンと突き飛ばされるアクションの際、強く押された仕返しを試みたに違いない・・・と。
 主の手のひらをギュウギュウ押してにやにやと笑っていたのだと・・・。
 内山、仕返し疑惑。
 実のところどうなのか・・・真実は闇の中である。

【いよいよ明日は最終日!】
 明日は本番と同じタイムテーブルで、二回の通しをこなし、全練習が終了致します!!
 皆、目の下にクマをこさえながら、八ヶ月走ってきた。
 明日の二回が、楽しい通しでありますように。
 そして、本番が、最高に楽しい一日でありますように。
 今日も、ゆっくり、お休みなさい・・・。

【夜光堂の業務連絡】
 合い言葉は『一割り増し!』だ!!ヲー!!

| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
稽古場写真「通し練習その2」
 






















とおしれんしゅうのその後で

竹原、中途半端な格好でまったり。


さらにまったり。


おします。押します。


気がつくと常世田姉さんの隣にいる内山


にっこりー
| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
稽古場写真「通し練習その1」
 




























| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
2月10日(土)
 はい、内山です。
先日、残業をしている私に、我が社の社長が声を掛けた。
「内山さん! 君は一体何をしてるんだ! もうすぐ本番だろう?! 早く帰りなさい!」
・・・社長・・・。
確かに私は、18日に本番を控えた身ですが・・・。夜光堂関係者ならともかく、何故にアナタが、そのような心配を・・・? 何をしてるって・・・そら、アータ、仕事ですがな! 決算書提出予定日と、本番開け休み日が被ってますんや!
有り難いんですが、ちょっとビックリ致しました(笑)。
多くの人に支えられ、助けられて、ここまで来たことを実感。
エエ話や!(自分で言ったら台無しです)
そんな、暖かい経験を心の支えに、“実は昨日まで『本番まであと2週間!』と方々で言い回っていました、本当は一週間前なのに・・・”な、現実逃避型人間の私が本日も綴らせて頂きます。

全員が記憶をお復習いした瞬間
本日の集合は『役者は10時に基礎練が始められる時間に、常世田ねーさんは、13時に』という回覧メールが木曜に演出より回ってきました。
稽古場の使用承認書を持っている私は、誰よりも早く着かなければならなかったんですが、やや寝坊でやや遅刻。
既に集合した3人に平謝りしながら、鍵を開け、早速基礎練をスタート。
発声、舞台バミリ、昼食買い出しなどを済ませて、本日の予定などを話し合ってるときに・・・。
「ごめ〜ん、遅れた!!」
と、言いながら、常世田ねーさんが現れた。
咄嗟に、壁の時計に目を走らせる面々。
・・・12時半前、だが。
「いやー、あの・・・ねぇ?」
「いいんですよ・・・、そのぉ・・・ねぇ?」
稽古場に流れる微妙〜な空気。
誰しも「アレ? トコヨダサンッテ、13ジ入リ・・・ジャナカッタッケ・・・?」と思いながら、確信が持てなかったのだ!!
回覧元の演出が、無言で走ってメール確認に向かい、告げる。
「遅れて・・・ません。常世田さんの入り時間は・・・13時ですから・・・」
「えええええ〜っ!?」(←ねーさん)
「そうだよね、そうだよね、13時だよねぇぇっ!!!」(←記憶を探っていた人たち)
ねーさん、遅れたのは私なんだ・・・。むしろ、私だったんですよ・・・。

【頭の中の消しゴム・・・とはちょっと違うが。】
今日、私は、吉田嬢を見ながら、「七ちゃ〜ん」と呼びかけてしまいした。
「みゅ〜。内山くん・・・。ひどいや、ひどいや、どうせ、私のことなんか・・・」
壁の隅まで行っていじける彼女を見、七海氏が、言う。
「そんなことでいじけるな! お前はなぁ、こないだの稽古の時に私に向かって“霞”っつったんだぞ!! ショックだったんだぞ!!(注:七海氏の役名は“芹”。“霞”は内山の役名)」
「“かっ”しか言ってないもん!! でも、あれは悪かったよ。ごめん・・・」
おお、吉田嬢は素直なイイコだ。因みに件のハプニングがあった同じ日に、やっぱり七海氏に向かって、『待って、霞さん!』と呼びかけるという、アホミス(自分の役名だろ、それ!)をやらかしているのだが、不問にされている。インパクトが弱かったからかな〜。うーん、でも、もうやらないように気をつけよう・・・。
と心に誓った、本日一回目の通しにて。
「芹さん! これって、芹さんの心が・・・違う、史緒さん・・・いや、主さん・・・」
もう、何言ってるんだか分かんネェよ!!!
ああ、思いっきり登場人物の名前が頭の中でこんがらがったよ!! 何故、今! 何故、この時期に!!!
これからは、稽古前に図を書くぞ!
『史緒=吉田美千子さん。 芹=七海明美ちゃん。 松田=竹原康仁くん』
うん、これできっと大丈夫♪

【・・・これは・・・っっ!!】
以前にも書きましたが、今回のお芝居には、所謂“消えモノ”として、『ティーカップに入った紅茶』が出る。
思えば前回公演、団子やら雑炊(味なし)やらを舞台上で食さねばならなかったときは、色々と大変だった。
それに比べれば、紅茶の一杯くらい飲み干すのは容易いことだ。
・・・中身が本当に紅茶ならば。
その紅茶を舞台上に持ち運ぶのは、芹役の七海氏だ。これまでも『本日のビックリ飲み物』と題し、炭酸飲料やらゼリー飲料やらを何食わぬ顔で舞台上に持ってきたものだった・・・。
そして、本日。
彼女が持ち運ぶティーカップには・・・スプーンが刺さっていた・・・。
・・・スプーン・・・?
まずは吉田嬢の元に、コトン。
中身を覗き込んだ、吉田嬢の目が一瞬剥かれた。
・・・だって、中身が、プリン。
それは、飲料じゃねぇぇぇぇぇ!!!
しかし、彼女は役者魂でもって、何食わぬ顔でそれを食し始めた。因みに、七海氏本人のカップは空(笑)。
芝居は進み、七海氏が問いかける。
『霞ちゃんも、紅茶飲む?』と。
「わぁ、頂きますぅ!」と答えながら、『え、飲みものだよね、飲み物持ってくるよね、悪戯は美千子さんだけに仕掛けたものなんだよね?! そうでしょ、ねぇ、七ちゃん!!!』と必死に目で訴えてみた。
「はいはい。待ってな(ニヤリ)」
・・・何だ、最後の笑みは・・・? 
いや、自己欺瞞はよそう。私はあの笑みの理由を、間違いなく正確に理解している・・・。
しかして。
「はい、どうぞ」
満面の笑みで渡されたティーカップには・・・。
スプーンが刺さっていた・・・。
因みに中身は、ヨーグルト(角切り林檎入り)。
・・・これも、飲料じゃねぇぇぇぇ!!!!
仕方ないので、鼻の頭にくっつけながら、頑張って食べました・・・。(そして、食べきれずに残しました。無理!)
本番は・・・やらないよ・・・ね?
(っつーか、意地でもカップに注いだ紅茶を事前に用意してやる!! と思う小道具係の私)

半衣装
公演間近ですから。今日から3日間は、全員衣装を身につけますよ。
そんな本日の稽古場に、悲痛な叫びがこだました。
『ず、ズボンを忘れてしまった・・・!!!』
坊ちゃん刑事こと、竹原くんだ。
「あら、まぁ。仕方ないね、今日は上だけ衣装でやれば?」
「・・・そうします・・・」
そして、彼は・・・。
“ジャージズボンに上衣装”という格好で我々の前に現れたのだった・・・。
竹原くんのジャージは赤ジャージ。赤ジャージにピンクのシャツ+ネクタイ+白カーディガン・・・。
・・・えーと。近所の方、ですか? 出勤前の身支度を整えてるときに・・・何かあって飛び出してきたんですか・・・?
僕たちは思った。
な、何故、ジャージ?! 今日、稽古場に来るのに来てきた私服のズボンがあるでしょうに!!
しかし、余りにその姿が堂々としていたので、誰も声に出して突っ込むことが出来なかった・・・。
できなかったのですよ・・・。(軽い敗北感)
因みに今日、改めて気付いたのですが、今回、全員どっかしらに“白”いものを身に付けておるんですな。汚すと大変、ってことで、通しが一回終わるごとに『脱げェ!! 白いモノを脱げェ!! ぜってー汚すな!!』と衣装さんに追いかけ回されております。
今んとこ、全員無事です。

さて、そんなワケで稽古場でのあれやこれやも、残すところあと2回。
今日は3連続稽古の初日ということで、早めの上がりでしたが、明日は“みっちり・きっちり”稽古の予定です。
えーと、私が今公演の練習日記を書きますのも、本日が最後・・・とのことですので。
ここで綴った涙も笑いも。宜しければ劇場にてその成果をご確認頂ければと思っております。
8ヶ月間、お読み頂き有り難う御座いました。
また、お会いしましょう!!
| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
2月4日(日)
 内山でーす。
明後日(6日)、成人病検診に行きマース。バリウム初体験でーす。明日の午後8時からモノ食っちゃいけませーん。
・・・すっげぇ、やだ。
大手を振って会社を休めるのにちっとも嬉しくない。私の勤める会社は12月末決算なので、割と今の時期忙しく、『何なら午後から出社・・・』と思っていたのですが、既にバリウム経験済みの七海氏や竹原くんに拠りますと・・・『悪いことは言わない。家に帰って休め!』とのことなので・・・一体、どんなあれでそれな経験をすることになるのかな〜と今から戦々恐々としております。
救いは・・・・吉田嬢と一緒に行くので・・・苦しいのは自分だけじゃないということだ・・・。
健康だよ、あたし! 今、生きて動いてるんだからそれでいいじゃないか!
そんな、刹那主義の私が、本日の稽古の模様をお伝えさせて頂きます。

用途は何だろう、と考えた
昨日、七海氏の誕生日だったんですよ。で、吉田嬢が誕生日プレゼントに、健康スリッパみたいなの贈ったんですね。足の裏のツボ押しができる奴なんですけど、本体と一緒に、ツボの効く位置を図解した紙が一緒に入ってまして。
七海氏がそれを見ながら、みんなの足ツボを素手で押し始めたんですよ・・・。
「ふーん、ここが胃か」 → 内山、『ぐぉぉぉっぉ!!!!』絶叫。
「で、ここが・・・腸ね」 → 吉田嬢、『にゃー!!! にゃー!!!!」悶絶。
右手に内山、左手に吉田嬢。七海氏両手に花(?)。
不敵な笑みを浮かべながら、暴れる花たちを押さえ込む七海氏。
竹原くんはそれを携帯のカメラでパシャパシャと撮っていた・・・。
鈍く痛む足裏を涙目で撫でながら私は思った。
「・・・竹原くん、その写真、何をどうするの・・・?」
そして、思った。
『女の子が多い劇団なんでしょ? ハーレム状態じゃない?』
などと会社で言われたときに、『イイエ! 彼女たちは稽古場でこんな顔しかしてませんし、平気で床を転げ回る猛者共なんです! 色気の欠片もありません!!』と訴える為に違いない! と。
ああ、彼に『女の中に男が一人・・・幸せ・・・』と思える日が来るのはいつなのか。ああ、いつなのか。

【黒布裁断ショー!!】
先月の、稽古休みの時に、今回舞台で使う黒布をしこたま買い込んできた。
それら黒布を当日の使用に際して、サイズを測り、使いいいサイズに裁断する、という作業を本日稽古場で実施致しました。
ほら、僕らみんな一人暮らしですから。そんな大量の布を拡げるスペース、稽古場以外にないですから。
バッサバッサと布を拡げ、裁ちばさみを手にするは、夜光堂一『手先が器用で仕事が美しい女』、吉田美千子嬢だッ!!
『黒布、さ〜い〜だ〜ん、ショ〜〜〜〜ッ!!!』
ヒューヒュー!!!
盛り上がる稽古場。
「いきまーす!!」
ジョキジョキジョキジョキ・・・。
・・・シーン・・・。
ショウは・・・とっても地味でした。
何だったんだろう、鋏を入れる前のあの、異様に高い我らのテンション・・・。
お陰様で、布は無事、美しく裁断を終えることが出来ました。
(有り難いことに、“ミシンを持っているから”という理由で、音響担当の常世田ねーさんが、これらを縫い合わせたり、裾の始末をしたり、してくれるそうです・・・。んも〜、ねーさんラヴ!!)

【1時間10分の壁】
夜光堂芝居は、毎回1時間20分前後です。
ギリギリ・・・パイプ椅子での鑑賞に耐える(1時間30分を越えると、誰しも芝居の内容よりお尻の痛さに気をとられ始める・・・と思います、個人的に) 長さだと思うのですが、今回の“琥珀に伝う夢”は、何と1時間10分です!! お尻に優しい!!
これが、もう、正確無比で。毎回、実に正確に1時間10分。収まる、んじゃない。1時間10分なんです。動かないんです!!
誰かがちょっと引き延ばすと、どこかで誰かが“巻き”を入れている。そうとしか思えない正確さ。
『あと、10分遊べる!! ネタとか入れられる!!』
とか何とか冗談交じりに語り合っていたのですが、昨日までは「と、言っても、ネタが入るような場面もないしな」と言う感じだったんですが・・・。
ついに本日、会話のテンポアップのために、ネタ、入りました。
さて、1時間10分の壁はどうなったのか?!
・・・諸事情(下に書きますけど)により、本日の通し時に計測したタイムを見られなかったので、分かりませんが・・・。
やっぱり1時間10分だったんじゃないかって気がして仕方ない・・・。
何かね。感覚がね・・・。

本日のMVP
ま、ね。
自分で言うのも何だけど、今日のMVPは私、内山良子だと思うのよね。
え? 【Most Valuable Player】の略じゃないよ。
【Mottomo(もっとも) Vaka(馬鹿) Pooi(ぽい)】だよ。
いやぁ、やっちゃったね。何つーか、やったね。公演2週間前のこの、大事な時期に。本日唯一の通し稽古時に。
どかーん! と3発程カマしたね。

その1。
お腹が鳴った。
生理現象だから仕方ないとは思うんだけどさ。共演者にもバッチリ聞こえる位の派手な音で“グル〜キュルル〜”ってさ。
下手したら、あれ、最前列のお客様には聞こえるね。
お腹が減ってたわけじゃないんです・・・。30分ほどに食べた夕食を消化すべく・・・何か身体が頑張ってくれちゃったみたいなんだよね・・・。
いやぁ、参った参った。

その2。
クライマックスだったの。も、すんげぇ、いいシーンだったの。私は直前までの出番を終えて、『良し、泣かずに頑張れたぞ!!』と自分で自分を誉めてやりながら、次の場面のために、移動してたの。
そしたら、手がね・・・丁度そこにあったストップウォッチにぶつかっちゃってね・・・。折悪しく、そこは台詞のない場面で。
カツーン!! カラン、カランカラ〜ン!!!
床に落ちたストップウォッチが・・・大音量を・・・!!

ああああ! もう! なんで! よりによって・・・こんな場面で! ごめんなさい、ごめんなさい!! ああ、いいシーンなのに!!! ごめんなさーい・・・・! もーう、ヒドイよ、ああ、最悪だよ!!!!!

って・・・思うだけじゃなく・・・全部、発語してた。まるきり無意識で。
舞台では、真面目でいい芝居が展開されていたのに、動揺と悔しさの余り、「ああああ!」から「最悪だよ!」結構な大声で口から全〜部ベラベラ述べてた。ココロの中ダダ漏れ。
当然、舞台の役者陣にも丸聞こえで。
さっきまで難しい顔で、しっとりした芝居をしていた二人が・・・・ふと見ると、真っ赤な顔で・・・笑い崩れていた・・・。
「・・・ごめん、無理・・・・」
「・・・黙ってりゃいいのに・・・何故・・・」
・・・うん。まったくだね・・・。・・・何で発語してしまったんだろうね・・・。

その3。
汚名返上! とばかりに次の場面で、照明係を買って出る。
つっても、暗転代わりにいくつか消した蛍光灯を、音響キッカケで明転代わりにスイッチオンして全点灯するだけなんですが。
足音が・・・消えた。今だ!! とりゃ!!!
そして稽古場は・・・。

暗闇に包まれた。

ああああああ! 蛍光灯を全部消してしまった!!!! スイッチ間違えた!!!!
慌てて点けたら・・・。
みんなが真っ赤になって・・・。笑い崩れていた・・・。常世田ねーさんまで・・・。
嗚呼、嗚呼、嗚呼!!!

その1はともかく、その2,3は『何をやってるんだ貴様はぁぁぁぁ!!!!』と死ぬほど怒られても仕方のないような行動なんですが、私が余りにも動転していたその様子がおかしかったのか、みんな、笑って許してくれマシタ・・・。

本日得た教訓!
通し(本番)前30分は、飯を食わない!
思ったことを何でも口に出さない!!
買って出るならちゃんと段取りを確認してから!!

・・・本番2週間前に何を言ってるんだろう、私は・・・。

ってなワケで、来週で最終稽古です。
劇場に優しく暖かい春の訪れを招くべく、誠心誠意勤めさせて頂きますので、18日(日)は、是非とも天井ホールにお越し下さいませ!!
それでは、また、来週、“ドキッ、あとは劇場入りしかないぜ、緊張だらけの練習日記?!”でお会い致しましょう・・・!!
| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
稽古場写真「2月3〜4日」
 ばめんれんしゅう(お、あんまり写真がないっ)

松田何か楽しいことを考えてるところ


松田、力強く何かにツッこむ!


松田と芹


七海がいっぱい


遠くの方から


結膜炎中のため、メガネ。
せっかくメガネなのだから、とばかりにこの日はメガネをネタに遊んでました。


自分撮り
ほら、右目が少しおかしいでしょう???…結膜炎ですよ…。


ちょっと疲れてみた。


時間が余ったので携帯をいじる。


内山といっしょ。
なぜ微妙な空気なのかはしりません。


内山が食べる


カリーどら焼きを手にうれしそう
一応、衣装が汚れないように涎掛けを…(笑)。


無駄に凛々しいです。
絶対に何かを食べようと企んでるんです。


おにぎりをしゃがんで食べてる。
気がつくと何かを食べてますねぇ。


思いっきり睨まれました。
君の食べ物を取ったりしませんよ…。


…食べてないときの内山はおとなしいです。


なんかしてるひとたち


竹原、カバのマッサージ器で肩をほぐす
君が七海にあげたんだよね、ソレ…。


常世田さんもカバといっしょ。
このかばの名前は「マル」です


変なコミュニケーションを取り合うという吉田と竹原。
ふたりとも射手座。


顎、亜脱臼中吉田。
ほっかいろが手放せません
| 琥珀に伝う夢 | comments(0)
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