7月23日(日)
内山良子 何故か突然、訛り出す。ある台詞のある部分を、何回か訛る。その度周囲に『訛ってる!』と指摘を受けるのだが、本人は自覚がないため、『そんなの嘘だ』と巌として譲らない。何故、今!? 何故、突然!? すごく切迫した場面なのに、本番で訛ってしまったら、どうすんだろう・・・・・? 七海明美 華麗に蹴りを繰り出す彼女。『よくあんなに足が上がるなぁ』と周囲を感心させていたが、昨日今日の練習で、股関節にちょっとした異常を。と、言いつつも、その場面になると、ちゃんと足を振りまわしてたけれど。大事にしてくれ。そして、その良く回る足でライトを蹴倒さぬよう用心してくれ。 吉田美千子 今日も彼女は大忙し。昼休憩もまともにとらず、駄目だしをしながらサンドイッチを頬張る始末。『ほげではでふね(それではですね)』・・・・演出、何言ってるか分かりません(笑)。昨日撮った通しビデオを見て、心配は色々あるのだろうけど、その辺り上手く調節して演出してくれた。ありがとう。 高山宇英 彼は夜光堂の車両担当。前日、そして当日、照明器具をレンタル及び返却のために走りまわることが決定されている。仕事入ってたのにね、ごめんよ。でも、本番の次の日、器具を返却したその足でサッカーの練習に行くという。パワフル過ぎるぜ。他の皆は恐らく、昼過ぎまでダウンだろうに。すげぇ。 仲上みなみ 30日は彼女の初舞台となるわけで。初めは発声練習で声も出せなかった彼女が日を追う毎に練習に慣れ始め、演技を覚え、我々と気軽に雑談を交すようになり。この半年を考えると、とても感慨深いものがあります。30日、みんなで素敵なスタートにしようね。 さて。ペッパーレイディ、最後の練習日記です。 あっという間に月日は過ぎ、来週の今頃はもう、本番を終え、打ち上げに近所の公園で花火なんかをやってる計算になるわけです。 早いですね。まだまだ先だと思ってたのはついこの間のような気がするのに。 特に、私は自分の役というものを掴んだ、という実感が得られ始めたのは本当に最近で。 まだ完成したとは思っていないし、折角馴染んだのにあと一週間で(役と)別れてしまうなんて淋しいような気もします。 そう、きっと永遠に完成はしないんです、芝居というメディアは。 やればその数だけ違うものが出来上がるんです。そこがいいんです。 沢山の人のご好意に甘え、私達は芝居をやっています。 でも、その好意に報いるだけのものをきっとお観せすることができると思います。 今の私達にできる最大限のモノを。もうこれは、自信というよりは祈りのようなもの。 最後の練習。だからといって、白熱するわけでもなく、どちらかと言えば比較的、淡々と進み淡々と終わったような気がします。 個々の気持ちは分かりませんけれども。少なくとも、雰囲気的には静かに、静かに、すごく穏やかに。 それが逆に、公演を前にした緊張感を表していたのかもしれません。 前日・当日はきっと慌しくて、感慨に浸るヒマはきっとないでしょう。 目の前のことをこなすのが精一杯で、余裕もきっとないでしょう。 だから、最後の練習が、こうやって静かに終わったというのは、私にとってはとても有り難い事でした。 変な気負いが取れたような気がするのです。 今、ものすごく自分の役を愛おしく感じています。 一週間、この気持を暖めながら、一週間後の本番を迎えたいと思います。 7月30日(日)。夜光堂第二回公演・ペッパーレイディ。観に来てください。 追記 今日は通しを2回やりましたが、うち1回は1時間50分を越えました。あり〜?
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