やあ!最終稽古日だよ!
先週の日曜分を「おそらく今回が最後」と綴らせていただきました吉田がお届けしますよ!
うん、おそらくっていうのは100%ではないってことだな!
【ゲストさんがいらっしゃいました!】
本日、急遽連絡を頂きまして、素敵な女優さんが通しを見学にいらっしゃいました!
今回のメンバーのうち、3名が共演経験あり・1名は直接面識があり、という方ですので、きゃーきゃー言いながらお待ちしてました!
私、共演したことあるんです!
本当にね、綺麗な声で素敵な芝居をされる可愛い女優さんなんです。
それもそうなのですが、この方、「芝居」に対する敬意の払い方が素敵で。
本当に舞台への想いがある方なのだなぁと思います。
そんな方なので、そりゃあ緊張するよね!本番さながらどきどきしてしまいまして。
いやー、他の方はどうなのかなぁと思っていたのですが、皆様そうだったのかな?同じく過去に彼女と共演している吉野さんの芝居がちょっと変わっていたので、多分緊張していたな!と思ってます。(いやそんなことない、というのであれば無意識かなーニヤニヤ)
ご覧頂いたのが2回目の通しだったのですが、
「この後3回目を…」
と演出が言っているのを聞いて、
「千本ノック的な…?」
と仰っていました。それに近いですね!
【そんなわけで最終でもいつもと変わらず】
かわりません。何がというと、通しを行う回数です。
3回!ラスト稽古に通し練習3回やりましたよ!
そういえば、昨日の日記に演出が「これにてこの物語は完成だ!」って感じがしない、と書いていましたが。
あーそういうことかーと読みながら納得しておりました。
なんかね、やるたびに違うんですよ。
勿論芝居は生ものなので違うのは当然なんですが、いつもの芝居よりも「違う」ふり幅が激しいんです。
同じストーリー、同じ段取り、同じ台詞なのに(一部私の場合は台詞が変わる場合もありますが)、だいぶ違う。
なので「よっしゃー!びしぃっと決まるようになったぜ!」っていう感じがまるでしなくて、毎回毎回本当に初めてリアルタイムにそのストーリーを追ったように「今日はこんな感じだったのかー」と思っております。
不思議だニャー。
ただ、この間私が「今回のは酷かった。よくわからなけど酷かった」と思っていたときに、演出が「今回はみんな本当によくて」と言っていたので、自分の感覚がさっぱりわからなくなりました(笑)。
あるいは吉田はあのときくらいの方が「いい」ということなのだろうか…???むむむ???
【そういえば小話】
内山、電車内でキャリー(所謂ごろごろ)が手を離れてしまったそうです。
フリーになったごろごろは、名前の通りごろごろと車内を走り出し、「いやー!まってー!」と追いかける内山に追いつかれることなく、一両を走りきったとの事!
そして、追いかける際にとっさに手持ち荷物を座席に置いてきてしまった内山は、ごろごろをとっ捕まえた後、「すみません、すみません」ともとの席へと戻ったそうな。
ツイッターやフェイスブックに「電車内でキャリー追いかけてる女がいたw」みたいな書き込みがあったら、多分それ、内山です(笑)。
そういう書き込みを見つけた方は是非教えてください。
【打ち合わせはいつもよりも念入りに】
実は今回、夜光堂史上一番の大規模仕込みとなる予定でして。(あくまで夜光堂史上、です)
何度も打合せを重ね、いつもよりも仕込み日前の準備やら前日積み込み関係がハードになり、「とりあえず、誰かが体調不良になって動けなくなったらアウトだから!」が合言葉になりました。
健康には気をつけて!
そして仕込みでばりばり働いて!
沢山の方がヘルプに駆けつけていただけるということで、本当に嬉しい限りです。
頑張って仕込んで、怪事街の世界を皆様にお目に掛けます!
【一度しめたので…】
8日の練習日記で自分的には「今期ラスト」という形でしめたので、さて本日はどうしようかと思ったんですが。
今一度しめようかと、各々の見所とかを書いていたんですが…ま、いっか!
今回のお話は「人の手に取られて読まれることのない本」の物語です。
通常人の手にとられて読まれるための本が、そうではないとは。
そうそう、日本には古来から崇め奉られる存在であったり、逆に畏怖の対象として隔離される存在があったりしますよね。
私も過去の公演で「人柱」として長きに渡り隔離されたキャラをやったことがあります。
無の状態であればそれは特になにも「想わない」でしょう。
でも、理由がどうであれ崇め奉られる存在に気持ちがあったら。長い間に気持ちが生まれたら。
「人の手にとられることのない太陽の本」が出会ったのが怪事を見せる霧が立ち込めるという不思議な街に住む古書コレクターの先生です。
そういえば、古書も文字通り古い書、本です。
古いものにはただそれだけで神様が宿るとも日本では言われています。つくも神ってやつですね。
そうすると、古書コレクターの先生の家にある本たちは気持ちを持ちながらも自由に人に触れられて、時に先生とおしゃべりして。
そんな場所に来た、対照的な存在の太陽の本です。
さて。
その結末は。
生まれる想いとは。
このお話は現代のちょっとしたファンタジー。
……とか書いてますが、どこまでがちゃんとストーリーなんでしょうね!
あ、つくも神はでません。
是非、週末は北千住の「シアター1010ミニシアター」までお越しくださいませ!
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さて。
この後、この「練習日記」ブログにはおそらく仕込み現場等の様子がチラチラとアップされてまいります。
舞台装置なんかも事前にアップされる、かも!?
お楽しみに!!